今回は東京都大田区西蒲田に2024年8月27日にオープンした【中華そば きくたに】さんへ。
きくたにさんは、【きたかた食堂】【鴨to葱】【綾川】などを手掛ける株式会社FF Diningの方が独立店開業をした模様。FF Diningの新ブランド店となる訳だが、企業系のラーメン店でありながら、個人店のような繊細で美味しいラーメンを作るので毎度新規出店には強い期待を寄せています。
お店は『出汁を味わう、新中華そば』と謳い、このラーメンの完成までにかなりの歳月を費やしたようです。その歳月に比例して食べる側の期待値もきっと上がっているだろうし、今後の繁栄も大いに楽しみなお店です。
日本らしい、ノスっぽさもある新中華そばやな!
店名:中華そば きくたに
最寄駅:蒲田駅西口より徒歩3分
電話番号:不明
営業時間:11:00~14:45 17:00~21:45
定休日:無休
SNS:Instagram
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
お店の場所は東京都大田区西蒲田。
蒲田駅西口からは徒歩3分ほどで到着。蒲田駅を出たらサンロード蒲田の商店街アーケードを進み右側にお店があります。
お店には暖簾がなく、小さな看板のみお店を示す案内となっています。周囲にはアジアンな料理店も多く、異国情緒が漂うエリアですが、中華そばを扱う『きくたに』もなんだか屋台っぽくて台湾料理店のような外観にも見える。
店内の回転は悪く無いが、お客さんの飛びつきも良く17席ある座席も比較的すぐ埋まってしまう模様。
入店前に店前にタッチパネル式券売機があるので食券購入してから店内へ。
ラインナップは中華そばとチャーシューメ麺。味付けとしては中華そばの醤油の1択となります。この日はオープン期間ということもあり、無料でチャーシューメンにランクアップしてもらえました。支払いはキャッシュレス決済となります。
店内はコの字のカウンター席で17席収容可能となっている。外観も店内もカウンターも全て白色基調となっており、真っ白すぎる店内に不思議な気持ちになる。
調味料類は唐辛子と醤油が置かれている。醤油は鮪チラシに使えるみたいですね。
お店の従業員さんは白衣を纏い、活気よく店を切り盛り。店内外・お客さんのラーメンなどを見ていると、そこはかとなく『ちゃん系ラーメン』のようなエッセンスを感じました。どこかしらオールドタイプな店内とか雰囲気が好きです。
着丼です。
コチラはスタンダードな一杯となる中華そば。オープニング期間ということもあり無料でチャーシュー麺にしてもらえました。中華そばの価格ですが、見た目はチャーシュー麺となります。
トッピングはチャーシュー・刻みネギ・メンマとシンプル。
スープは色濃くファーストコンタクトで節三昧!魚介の恵みである節感が先頭に立ち、程よい適度な塩みで形成される。
スープの驚いた点は、この手の節系ラーメンにしては後味・余韻が恐ろしく良い点。経験上多くは先頭に立つ節の美味しさで終始楽しめるのだが、きくたにのスープは口に含む序盤と終盤で味わいの印象が変わり、特に中盤から後味にかけて抜群の厚みを感じさせてくれるのです!
新中華そばとは言っていますが、ありそうで中々ない和の深い味わいに感激!2024シーズンの新店舗ラーメンの中でもトップクラスに驚いた美味しさのスープです。
麺は丸みのあるモチっとストレート麺。気持ちスープに対して太いかなと思いきや、厚みあるスープゆえに麺もスープも力負けしないバランス感。
麺自体も食感よく美味しくて最高。スープと麺のバランスを見てもどこかオールドスタイル感があり、ご当地ラーメンでもありそうな感じ。スープ&麺構成としては名店の【べんてん】【としおか】にも遠からずといった印象。
チャーシューはボリュームタップリの柔らか煮豚。昔ながらの味染みチャーシューが再現され、そのままでも美味しいが、スープに浸す事で柔らかさが際立ちジューシーさ増幅!
スープと麺だけで幸せだけど、チャーシューで更なる幸福感が増す一杯。
メンマも飴色で柔らかく美味しい!トータル的にも抜群に美味しく記憶に残る一杯でした。ごちそうさまでした。