今回は東京都千代田区神田東松下町にある知る人ぞ知る人気ラーメン店。
その名も『 』(無銘)。お店の屋号が無いので通称「無銘」と呼ばれている。メディアでも時折取り上げられたりもするが、コアなラーメン好きが結構通う店のようです。
お店の店主さんは元々イタリアンの料理人。その前職の技術を活かした創作系のラーメンを提供しています。
そのラーメンは一般的なラーメンスタイルとは大きく異なる一杯で、女性ウケも良いため店内はおひとりさまの女性も時折おられるほど。
小さな店内だけど、女性もひとりで行きたくなっちゃうラーメンとは?実際に足を運んで食べに行くことにします。
店内の雰囲気はイタリアの要素皆無で、小さなラーメン屋さん感満載やで!
簡単に『 』(無銘)の紹介
店名:『 』(無銘)
最寄駅:神田駅東口より徒歩3分・岩本町駅A1出口より徒歩3分
電話番号:03-3255-8595
営業時間:11:00~21:00
定休日:日曜
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
場所は神田駅東口から徒歩3分
お店の場所は東京都千代田区神田東松下町。
神田駅東口から徒歩3分ほど。駅のガード下にあり、「神田ふれあい通り」沿いとなっています。
外観では無銘と言うだけあり、看板や店を示す案内は一切無く、「麺」と書かれた紫色の暖簾が出ているのみ。
店頭にメニュー表等の掲示も無いため、初見さん泣かせのお店で、知る人ぞ知るお店となります。
敢えて案内を出さないのも、オモロいブランディングやな
店内はカウンターの6席のみの小さな店内です。
店の外から店内を覗いて満席時には、そのまま外で待っているルール。準備ができれば店主さんからお呼びが掛かるので、それまでは店内を意識しながら待ちましょう。
メニューは基本的に創作系の醤油と塩
店内に入るとまずは大型の券売機があるので食券を購入します。
メニュー構成は基本的には「熟成練り醤油らーめん」と「塩らーめん〜トリュフオイル掛け〜」の2品がベース。
共に創作心あふれるメニューとなっており、醤油の方は麺の上に固形の練り醤油が乗っていてそれが味を形成する要。それを溶かしながら食べていく斬新スタイル。塩らーめんはスープにトリュフオイルが掛けられており、華やかで洋食のようなラーメンとなっています。
上述した通り店内はたった6席の小さな店内。厨房とお客さん側の距離感も近く、店主さんは常に見られながらの調理を実施。
これを昼から夜までの通し営業でやるもんだから本当に大した物で尊敬です。そんな店主さんは元イタリアンで運営も独特なリズム感を持っている。忙しい中でもドアの開け閉めをしてあげたりと接客の概念はしっかり持っておられる。
卓上には胡椒・唐辛子・胡麻・刻みにんにく。水はセルフサービスで後ろにサーバーがあり、紙エプロンの用意も隣にある。
調理も適度なスピードで着丼となります。
塩らーめん 〜トリュフオイル掛け〜
着丼です。
塩らーめんチョイスしました。トッピングはレタス・ベビーリーフ・紫キャベツ・フライドオニオン・トマトネギらが麺上に乗りサラダのよう。
チャーシューも乗っていて、見た目は独創的。
温かいラーメンの上にサラダとなるような冷たい野菜が乗るのがまず独創的だが、こちらの野菜らにはトリュフオイルと恐らくオリーブオイルもかけられており、着丼時からフワッとトリュフオイルの鋭い香りが立ち込める。
サラダとして食べ進めるような感覚になると思うが、普通にサラダとして美味しく華やかな旨みがある。野菜らはスープに浸して食べると、不思議と苦味に近い成分が味覚に残る印象。
スープは濃度の強いベジタブルポタージュ系を彷彿とさせるクリーミーな味わい。
和を感じさせる中華そばとは真逆の構成で、完全に「洋食」を感じさせる甘ウマで華やかな美味しさです。粘度もあり旨みが濃縮されている印象。
勿論美味いが、スープだけ飲んでみるとラーメンのスープとは思えない異次元の出来栄え。
麺は平打ちの中太麺。ツルツル感というよりはスープにしっかり馴染むようなザラつきを残してあるように感じて強めの食感も特徴。
風味や食感からもしかしてパスタで使用する小麦を使ってるのではないかな?とも思える麺のふっくら感や舌触りだった。
スープも麺も独立することなく、支え合うような美味しさで一体感を形成していた。美味しい!
チャーシューは1枚やや厚めの豚が入っていたが、コレがトロトロ柔らかく美味しかった。
トータル的に見ても唯一無二で、類似する店が思い浮かばないほどオリジナリティある美味しいラーメン店だったし、女性がおひとりでも訪れたくなる気持ちが分かるような美味しいラーメンでした。ごちそうさまでした。