今回は2024年6月30日にオープンした南アルプス市の体験型複合施設【フモット(fumotto)南アルプス】内にできた【麺 あかざわ】さんへ。
麺あかざわさんは、2023年にたった3ヶ月で閉店した伝説の【出汁LAB 不二】と同様、甲府市宝の完全予約制の和食料理店【和食あかざわ】がまたしても母体。出汁LAB 不二は不本意ながらも人手が足りなくなり閉店となったが、今回のお店は【和食あかざわ】の大将の御子息が店主を務める形となります。
2023年のオープン時には大フィーバーで高人気間違いなしと踏んでいた【出汁LAB 不二】のメニュー構成も踏襲しているので、間違いなく山梨県2024年オープンの中でも頭抜けるような美味しさになる事は間違いなさそうです。
ふらっと遊びに来たついでにラーメンも食べておきたいな!
店名:麺 あかざわ
最寄駅:なし
電話番号:不明
営業時間:11:00〜16:00
定休日:月曜
SNS:Instagram
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
お店の場所は2024年6月30日に開業した体験型複合施設のフモット南アルプスの施設内となります。
先ずはフモット南アルプスの場所など詳細を解説します。フモット南アルプスは、中部横断自動車道「南アルプスIC 直結」で2025年4月開業予定の【コストコ】の敷地の隣に広がるエリア一帯を指します。「山と暮らす街」をコンセプトに、飲食店・物販・農産物直売所など様々なストアが広がる商業施設となっており、南アルプス市の新たな地域活性化に期待が持てます。
上の全体地図の写真のように、フモットには駐車場が勿論完備。駐車可能台数は施設内に230台・臨時駐車場としてに200台の計430台が駐車できるようになっていますが、特に週末などの混雑時は満車になり駐車スペースが空くまでは車の渋滞が起こるので、待つのが嫌いな人は平日や自動車以外の来場がベストだと思います。
なお、駐車場は毎日開放時間が8:30なので、フモットオープン前に到着しておくのも良い策かもしれません。フモットはペットと共に入れるので、散歩がてらワンチャン連れている人も何人かいました。
そしてフモット内の専用駐車場からは一番奥側に麺 あかざわがあります。
遠目にも分かる2階立ての建物『LOCAL BASE』の2階に麺 あかざわはあります。(上の写真の2の場所)因みにさらにその上の3階に上がると富士山展望テラスがあります。
LOCAL BASEの2階の左側に麺 あかざわがあります。オープン期間は店内満席で外にも行列があり、この状態が暫くは続きそうです。看板は手書き状のスタイルで書かれています。本当に手書きかもしれないタッチです。
店内満席時には店前の扉からMINAMI ALPS STANDの方へ列が伸びていきます。食券購入タイミングは店内入店時でOKのようです。
店内外には祝いの花がたくさん。同行となる山梨県内の人気ラーメン店【三角屋 暖】【一福 澪】からも届いていました。
店内に入ったら先ずは大型の券売機で食券購入。
メニュー構成は和の出汁を生かしたラーメン・和えそばがメインとなる麺商品。『鰹一番ダシそば』『淡麗煮干しそば』『醤油そば』『冷し煮干しそば』『まぐろの酒盗アイスクリーム和えそば』『煮干し100%の和えそば』『追い鰹生クリームと明太子の和えそば』『自家製からすみの和えそば』など、メニュー名だけでも惹かれるものばかり。
出汁LAB時代のベースメニューも幾つかあり、出汁LABとあかざわの新旧厳選メニューを楽しめる内容となっています。券売機の上にはその他情報が掲載。
店内は、カウンター4席・2名テーブル・4名テーブル・6名テーブルとあり、混雑度合いにより6名テーブルでは相席もあったり。店内はそれほど広くはないので相席も仕方ないかな。
システムは食券購入したら厨房側受付へ食券を持って行き、半券を受け取り着席し待機。食券に記載のある番号を呼ばれたら受付に取りに行き、食後は食器を返却口に返すフードコートスタイル。
店員さんは活気があり一生懸命!
券売機の一番左上。鰹一番ダシそば。特製トッピング仕様で別皿提供されます。特製トッピングは、味玉・鶏チャー・豚チャー・メンマ・三つ葉・スライス玉ねぎ・アーリーレッド。
小鉢にばら海苔も入ります。
スープは名の通り鰹の一番ダシスープ。口当たりは優しいんだけど、優しく繊細さのある中で魚介出汁の旨みがフワリと立ち込めしみじみ美味い。結構な空腹だった事もあり、優しいくせに旨み濃度が強く適度な塩味も感じて最高に美味い。
和食料理人の出汁を引き出す技量に感服せざるを得ない「あかざわ」の腕を感じる口当たり。
麺は和田製麺の中細ストレート麺。丸みがありつるりとした質感。適度な水分量でスープに調和するように一体感持ち泳いでいます。
コシはほどほどに柔らかさ滑らかさを感じる食感でコチラも美味しい。
チャーシューはレア仕様。鶏も豚も全く臭みがなく、丁寧な仕事で作り上げているのがよく分かる。コリっとした食感も相まって、やはり豚の方が旨みを感じやすく記憶に残る美味しさです。
ラーメンとしては優しく繊細なんだけどしっかり美味しい!券売機の一番目立つところに掲げる理由がよく分かるバランス感に秀でた一杯でした。
コチラは出汁LAB 不二時代から存在する煮干しなる一杯。恐らくさらに美味しくするためのブラッシュアップもされているはず。特製仕様のトッピングは鰹の一杯と同様。
スープは平戸産極上煮干し100%との事で、一口飲んだ瞬間から鮮烈な煮干しの風味と旨み。鰹の一杯と見た目は似ているが全く異なる味わい。
魚介スープでここまでインパクトを持たせるのは流石!都内でもこだわり抜いた煮干しの名店がいくつかあるが、それらとも似て非なるもので、同じ美味い煮干しでも美味さのアプローチが違うように感じ、ココのは癖になりそう。
麺の感じ方は鰹と遜色ありません。
コチラは自家製からすみの和えそば。ネーミングだけに惹かれでオーダー。たっぷりのからすみと小ネギ・ばら海苔・一口大の鶏レアチャーシューが乗り、底にあるタレと混ぜ合わせて啜る。
和えそばの麺は中太の平打ち状。モチモチの麺に変化します。塩気感じるタップリのからすみが麺に猛烈に絡みつきスーパー美味い!
からすみのパスタって美味いじゃん?同じように和え麺スタイルになっても甘さと美味さと塩みが見事に融合し一番直感的に美味い!と感じました。
ほのかに香ってくる柚子の風味も華やかな旨みを増幅させ、完膚なきまでに旨みにやられた最高の一杯でした。全てのメニューが美味しく、是非全メニュー制覇したい!と思わせる素晴らしいオープンでした。ごちそうさまでした。