今回は甲府市朝気の人気店「つけそば 一福 澪 Rei(いちふく れい)」さん。
その名の通り、系譜を辿ると甲府市伊勢にある「つけそば 一福」さんに行きつきます。
一福で修行をした女性店主さんが独自のエッセンスを加えたメニュー構成での新規オープン。
一福の味を受け継ぎ、そして新たな歴史を刻むことになるでしょう。
営業時間も一福同様ランチタイムのみなので、会社員の方など行けない方が多いかも。
一福の伝統と新たなメニューを提げて2019年10月24日オープン。
オープンから時間経過し、通常メニューや限定メニューの組み合わせで人気店に成長しました。
山梨屈指の女性店主の名店や!
簡単に一福 澪の店舗紹介
店名:つけそば 一福 澪 Rei
最寄駅:善光寺駅から徒歩13分
電話番号:055-244-6505
営業時間:11:30~15:00
定休日:日曜・第3木曜
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
場所は甲府市城東バイパス沿い
場所は山梨県甲府市朝気。近年新たに開発された城東バイパス沿いに店を構えます。
最寄りの学生さんたちもアクセスしやすい立地。
何よりもコチラのお店は、一般的なラーメン屋さんと比較して女性客の比率の多いお店。
駐車スペースは店横に9台ほど。
オープン時や混雑時は店前にある「ウェイティングリスト」に名前を記載して待つスタイル。
メリットは整列待ちしなくても良いこと。
デメリットは代表待ちができてしまう可能性があるということ。
営業時間は昼オンリー15時までだが、日によってはラストオーダーの時間が早い日もあるようです。
14:00ラストオーダーの日もありました。
遅めのランチの方は頭に入れておきましょう。
回転はあまり早くなく、混雑時はある程度待つ可能性があります。
支那そばめちゃ早いで
女子力上げたきゃココ行くといいんです!
店内は女性も入りやすく清潔感あり
入店すると木の温かみを感じるモダンな空間。
カウンター7席・テーブル席3グループ分程度。
しっとりとしたBGMが流れる店内で、店主さんをはじめ店員さんは全員女性。
清潔感も感じ、女性客比率も非常に多い印象。
券売機はなく、席からメニューを見てオーダーするスタイル。
店主さんは「一福」にて一福の味を受け継ぎ、さらには独自のスープもメニューに入れ運営。
- 澪オリジナルの煮干し効いた「おさかなつけそば」
- 澪オリジナルの煮干し効いた「おさかな煮干しらーめん」
- 一福伝統の味「お醤油 つけそば」
- スタンダードな旨みの「お醤油 支那そば」
- 期間限定メニュー
以上がメニュー構成。
【つけそば】は「太麺」「細麺」が選択可能。【支那そば】は「ちぢれ麺」「ストレート麺」を選択可能。本家一福同様にスープを濃いめにすることも可能です。
一福の味を知っていて、一福のスープがややライトだなぁ〜と感じる人はお試しください。(塩気が強くなります)
卓上には胡椒・唐辛子・醤油・お酢。
混雑してなければ調理は早く回転も早い!
特製おさかなつけそば
着丼です。
大盛は1.5玉増しで太さは当然太麺をチョイス。
トッピングには厚めのチャーシュー5枚・味玉・メンマ・なると・海苔・かいわれ。
つけ汁側にはネギ・玉ねぎ。
つけ汁は一福同様に粘度は無し。
麺は冷水でシメられた太麺。
もっちり・むっちりとしたふくよかな麺です。
つけ汁に浸して食すと、煮干しの旨味・風味・柔らかな酸味・辛さが一つの味の構成となり味覚にアピール。
濃いめでオーダーしたので、塩分濃度が強い分しょっぱさと旨さが丁度良く共存します。
濃いめは結構味が強くなるから、スープをゴクリと飲むのはオススメせんで。初めての時は通常の味付けがいいかもしれんで。
味濃い目にした分、それがインパクトとなりリズムよく麺を啜っていける。うん、美味しい!
特に後半は唐辛子の辛さが際立ってくるので、辛いのが苦手な人はピリリと舌にくるかも。
チャーシューは2種の豚チャーシュー。
一福で入れられるような刻みチャーシューではなく、現代のトレンドである低温調理でのレアな豚であるのは意外!
オールドスタイルに現代トレンドを加えた構成。
味玉はつけそばだからこそ!の固めの調整。
一福さんも独自の美味しさがありますが、澪さんもお見事。
「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」→正に温故知新のつけそばです。
特製つけそば ダブル
こちらは、一福の味を受け継いだオーソドックス醤油スープVer。
簡潔に説明すると、「おさかな」よりも酸味の強度が増しているように感じます。
普通のつけそばと、おさかなのつけそばは、似ているようで味は明確な違いがあります。
酸味やストレートな美味しさを求めたい人は「通常のつけそば」
煮干しの風味・辛味を感じたい人は「おさかなつけそば」という所になるかと。
特製支那そば
スタンダードなラーメン系メニュー「支那そば」です。
見る限り極めてオーソドックスな昔ながらの支那そばで全体の色合いも綺麗。
調理時間も短く、サッと出てきます。
スープは澄んだ鶏ガラ醤油。
デフォルトで若干塩気が感じるが適正濃度。
あっさりながらも出汁の美味しさと醤油の香ばしさを感じてグビグビ飲んでしまいうそう。
支那そばと言うからにはちぢれ麺。(ストレート麺に変更も可能)
特に大きな特徴はないのですが、すすり心地は最高で音を豪快に立てて啜るならこれが一番!
【限定】特製からえびつけそば
こちらは「期間限定」の「からえびつけそば」に大盛り(100円)とレベル2(40円)を追加してあります。
からえびのつけ汁はその名の通り、デフォでまぁまぁの辛さです。
一福特有の酸味がベースですが、今回レベル2の辛さ(辣油)が合わさりしっかり辛く旨味も感じる味わいです。
辛いのに自信のある人はレベル2でも問題ないですが、辛いのは少し好きレベルの人は結構辛いかと思います。
麺にも重量感があり、美味しいつけ麺でした。
【限定】おさかな煮干しそば
こちらは2021年3月時の期間限定メニュー【おさかな煮干しそば 醤油 800円】です。隣には低温チャーシュー丼の【赤ワインの洋風ダレ ミニ 350円】です。
ラーメンのトッピングにはチャーシュー・かいわれ・刻み玉ねぎ・メンマ。
スープは濁りがあり九十九里産の鯵干し・片口鰯・平子鰯らをブレンドした煮干しに香ばしい醤油ダレを合わせたもの。
魚介由来のザラ付きがあるが、海の恵みと旨みを存分に感じるスープで、経費掛けてるっぽいなぁと感じさせる味わい。
限定とは言えどしっかりハイクオリティな一杯を提供する「一福澪」さんに天晴れ!
麺のチャーシューも一定の味わいを見せ、トータル的にも大満足!
特にスープはレンゲが止まらず、麺より先にスープを飲み干してしまう珍事発生!
【限定】特製恋々おさかなつけそば
こちらの限定は2022年4月1日スタートの【恋々おさかなつけそば】。
相変わらずメニュー表の作り方にセンスあるなぁ。鯵の「あじ子ちゃん」も色っぽい。
実は私「ゆきはん」も強く希望して店側にも要望した同商品ですが、現在カムバックして一般商品化されています!嬉しい。
パプワくんの世界観やん!
コチラは2022年4月から期間限定発売されている「恋々おさかなつけそば」。
普段より一層炊き出しを長くして、ドロドロになるまで煮詰めたつけ汁が特徴。
あじ子ちゃんからも想定できるが、鯵などの魚介がドロドロつけ汁スープに入っている構成。
時間経過を重ねて一福澪さんのビジュアルも華やかになってきました。
上述した通りつけ汁は魚介エキスがふんだんに入ったドロドロ仕様。
ツルモチ太麺に猛烈に絡むつけ汁で、その味はクリーミーマイルド路線にありながら、魚介の力強さも共存。甘み・旨みが抜群に味覚に広がるが塩辛さは皆無でめちゃ美味い!
完全に中華蕎麦うゑず路線にある抜群に美味いつけそばで、うゑずがフルボディ魚介つけ麺とするならば、一福澪はミディアムボディとなり、比較するとやや軽めの口当たりの魚介つけ麺であると言える。
レアチャーシューや味玉も十分美味く、枕木状メンマはゴリゴリの食感で存在感が凄い。
流石にうゑずのチャーシューや、麺一本一本のクオリティは県内でも頭ひとつ抜けるほどの美味さだと捉えているが、このつけ汁はそんな不動の名店にも対抗できるほどの美味しさだと思う。
個人的には完食後しばらく放心状態。そして脱力。そしてため息。。。
なんでやねん!
ちょっと衝撃だったし、お店の方もこの一杯を開発するなんてよく頑張ったなぁ…と言う感じ。
2022年の山梨県のラーメンシーンを賑わす存在になるかもしれないつけそばでした。
帰り際、この期間限定はいつまでやるか聞いた所、まだ期間は決まってないとの事。なので「この一杯は標準メニュー化して続けた方が絶対良いよ!」と強く強く念押して退店しました。
続いてくれると良いな。ごちそうさまでした。