今回は山梨県甲斐市の「麺屋 しん道」さん。系譜は「さんぷく」にあります。2019年12月3日にオープンして、甲斐市の中でも確固たる人気店の地位を築き上げてきた名店です。
元気で活気ある接客と調理をするのは安藤店主。ホントにこの店は温かい。
甲斐市のエリアではトップクラスにお客さんが集う店に成長しており、他の店の追随を許さないほどの名店に育ちました。個人的には立地・厨房共に同業者が羨む環境に身を置いていると思います。

めっちゃ居心地の良い店やから外さへんでぇ!
店名:麺屋 しん道
最寄駅:竜王駅から徒歩38分
電話番号:090-1694-9522
営業時間:[月~金]11:30~15:00 17:30~21:00 [土・祝]11:00~15:00LO
定休日:日曜
SNS:インスタ
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。


場所は甲斐市下今井。
赤坂台総合公園(ドラゴンパーク)からも近めの旧甲州街道沿い、変則交差点の脇にあるテナント群の中の一角。
店の佇まいもかなり雰囲気があり、高貴な出立です。

双竜橋近くで道向かいにはセブンイレブン、ほぐし堂の敷地内にあり店舗前には駐車場もあります。他テナントとの共用駐車場のため、他店の混雑具合で駐車できない可能性もありますが、基本的には問題なさそう。

店の外観、出で立ちもなんだかカッコ良くておしゃれ。
看板の文字も行書系のフォントで、さんぷくのポップな感じとは違う。

店内が満席時には外待ちの順序のルールがあります。
上記写真の通り、店の入り口左のベンチに4名・以降はほぐし堂の壁面から並ぶ形となります。オープン前であっても店内ドアが空いていれば、食券購入が可能です。

店内に入るとすぐに大型券売機があります。水はセルフサービス。
ベースとなるメニューは…
- 鰹昆布出汁つけそば
- 醤油らぁ麺
- 白醤油らぁ麺
- スープ無し辛麺
- スーラータンメン
となっており、店を長きに渡り支えてきたベースメニューである『つけそば』『淡麗昆布水つけ麺』は2025年2月に廃止。代わりのつけ麺メニューは『鰹昆布出汁つけそば』を販売開始しました。オープン当初から人気ナンバーワンの昆布水つけ麺を廃止するのは勇気要る決断だと思われるが、新設メニューの発展を期待したい!
他メニューでは、炙りチャーシューご飯もめっちゃ人気!なお、ご飯物は人気のため営業終盤では売り切れも結構あります。

店内はオシャレで明るくてめっちゃキレイ!コンクリート打放しに木の温かみがプラス。
座席レイアウトは全てカウンターのみ8席で快適な環境。調理工程が目の前で見れるライブキッチンです。


カウンターテーブルはコンクリートテーブル。モダンなBARみたい!
なお、麺は地元山梨県の製麺所の和田製麺。地元のブランド地鶏の甲州地どりも使うなど、地産地消にも大いに貢献しているラーメン店であります。厨房を見ているとつけそばはテボでの湯切り、らぁ麺は鍋茹でからの平ざる2段階湯切り。

らぁ麺の表記や湯切りなど「支那そばや」リスペクトみたいな感じや
店内は終始、店主さんの明るく優しい声が響いています。特に安藤店主は腰が低く上品な言葉使いで接客も素晴らしい。きっと丁寧にラーメンを作るんだろうなぁ。というお人柄を感じます。

こちらは主軸のラーメンです。
トッピングはチャーシュー・九条ネギ・メンマとシンプルで彩り鮮やかな一杯。オープンの頃からだいぶブラッシュアップで見た目も変わってきまして、上の写真が一番洗練された感が漂っています。

醤油らぁ麺のスープは、県内産の地鶏である甲州地どりを使用した醤油仕様。口に含んだ瞬間に厚みある鶏の風味。以前よりこの鶏感は感じていたが、現段階では口に含んだ初動でクッと『魚』を感じる口当たりに。全体的にも動物と魚介のバランスが良好で、以前よりも良い部分として、味の引き方が改良された印象。
是非ともこのラーメンでは、初動から後半にかけての味の移り変わりを堪能してもらいたい。魚が強くなる分鶏が抑えられた印象だが、それにより品が上がって雑味が削ぎ落とされた印象で美味い!

麺はテボ&平ザルで丁寧に2段階湯切りされた和田製麺の中細麺。
水分中のアルカリ濃度を麺に残さない丁寧な湯切りは、風味を持たせる一杯を作る上で非常に重要だったりします。おかげでスープの風味を崩さず適度な歯ごたえのもと美味しいラーメンを啜れます。


チャーシューは以前より旨いと言うことは承知していたが、改めて食べても最高に旨い!かなりジューシーで柔らかく、香り・風味がかなり際立っていて肉本来の上質な旨味を感じることできる。
吊るし焼きの長所が前面に出た絶品の美味さです。
個人的には色々好みが移り変わったが、しん道においては『らぁ麺』がナンバーワンの美味しさと言える!

これはめちゃくちゃオススメしたい「炙りチャーシューご飯」。
ラーメン屋さんではラーメンを頼むのは勿論ですが、名店はご飯物が超美味い!
麺屋しん道さんは、細切りにしたチャーシューを炙って檸檬をあしらった一杯。

やっぱり肉丼は炙りが一番美味いんじゃ!
- はじめはそのまま食べる
- レモンをかけて食べる
- 唐辛子をかけて食べる
- 最後はらぁ麺のスープをかけて食べる
肉の美味しさは勿論のこと、らぁ麺スープを合わせることで、肉とスープの旨味成分が重なりまくってこの上ない旨さに昇華します!「BIGINとハンチングぐらい合う〜」。ただラーメンスープがあまり多くないのが少々ネガティブな点。もっと飲みたいっ!!
麺屋しん道さんに行ったら、「炙りチャーシューご飯」お試しあれ!

売り切れも多いから早めにな
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2020年9月から販売している「淡麗昆布水つけ麺」を廃止して「鰹昆布出汁つけそば」を新設。『昆布水』を銘打たなくなった理由は麺に敷かれている液体は『昆布水』ではなく『鰹昆布出汁』だからだ。

麺に敷かれる見慣れぬ液体は鰹昆布出汁のジュレである。一般的には昆布水に麺を浸すのが通例となっているが、昆布水つけ麺において店主さんの考えるデメリットな部分を改善した形がこのジュレスタイルとの事。名古屋で圧倒的支持のある名店『らぁ麺 紫陽花』と同様のスタイルは、間違いなく同店にインスピレーションを受けているものと見える。


これまでの昆布水つけ麺の麺は中細スタイルだったが、今回のジュレつけそばからは中太の平打ちスタイルに変更した模様。
ジュレに浸った麺は綺麗に麺線が整えられ、その美しき麺線は芸術的。ジュレと麺の組み合わせとしては、これまでの昆布水とは違って魚介の旨みが詰まったプルッとジュレが新感覚!つけ麺の新境地を感じさせる口当たりで麺だけで頂いても美味しさがある。


そしてしん道さんと言えば、県内屈指のチャーシューの旨さが自慢。
吊るし焼きで専用窯で焼き上げたチャーシューは、余計な油を落としながら肉本来の旨みを閉じ込めて提供されるので、直感的に肉の素晴らしい旨みを感じることができるでしょう。特にチャーシュー盛りの豚が半端なく美味い!!山梨県トップレベルと言って相違ないだろうと言う豚です。つけ汁のバラも甘くて美味い!!
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コチラは麺屋 しん道の原点の一杯となるつけそば。『つけそば』。
コチラも日に日にブラッシュアップが図られています。トッピングはスープ側にチャーシュー等乗るシンプルな構成。

ビジュアル的には洗練され、大人っぽい一杯に仕上がっています。甲州地どりの出汁と醤油の旨みが重なったスープに麺を浸して啜ります。麺の口当たりはかなり弾力性が強く、表面は多少のざらつきのある中太のストレートタイプで、オリジナリティに富んだ麺タイプ。
つけ汁は醤油の際立ちが強く、一口目では出汁感より醤油感が力強い印象のつけ汁となっています。デフォのチャーシューは相変わらず超美味い!美味しく頂きました。ごちそうさまでした。