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【蛤麺 しちり@荻窪】下北沢の「貝麺 みかわ」のネクストブランドラーメン

今回は東京都杉並区荻窪に2022年11月24日にオープンした【蛤麺(はまぐりめん) しちり】さんへ。

「しちり」は距離を表す「七里」なのか、鎌倉の「七里ヶ浜」なのか、はたまた何なのか…ここは未確認。

コチラのお店は下北沢の【貝麺 みかわ】系列で2店舗目となるようです。故にコチラの店主さんは、日本料理店で料理長をしていた経歴を持ちます。

近年乱立する「貝系」のお店ですが、「貝麺 みかわ」さんはかなりレベルの高いラーメンを出すイメージのあった店。なので自然と今回の出店には期待値が上がるばかりです。

また「みかわ」さんに訪れた際は【貝(浅利・帆立等)・牛】主体だったが、「しちり」さんは蛤にスポットを当てたラーメンを提供するので、それぞれ違った美味しさを堪能できるはずです。形態はみかわさんに似ているが、言うなれば「ネクストブランド」と言ったところか。

麺じい
麺じい

スープまで飲み干すのがあたりまえや!

簡単にしちりの店舗紹介

店名:蛤麺 しちり

住所:東京都杉並区荻窪5丁目28-10

最寄駅:荻窪駅南口b出口より徒歩1分

電話番号:03-5335-7280

営業時間:[月曜〜金曜]11:30〜15:30 17:00〜翌2:30 [土曜・日曜]12:00〜15:30 17:00〜20:30

定休日:不定休

SNS:X

※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。

蛤麺 しちりの場所

蛤麺 しちりは地下にある
蛤麺 しちりは地下にある
提灯
夜は提灯にあかりが灯る

蛤麺 しちりの場所は東京都杉並区荻窪。最寄駅は荻窪駅でb1出口から徒歩1分とかなりの好立地。名代富士そばの隣の店舗の地下、階段を下った扉の先にお店はあります。

駅からのアクセス性もよく営業時間も比較的長いのは嬉しい。

営業案内と並び方
営業案内と並び方
店内へ
いざ店内へ!

入り口の扉に入るまでのアプローチでメニュー案内・営業案内・並び方の案内が親切に掲示してあります。ちなみに下り階段はやや急で安定感に欠けるので上り下りは気をつけよう。

メニューの主役は蛤!

券売機
券売機
写真付きイメージ商品
写真付きイメージ商品

入店して直ぐに小型の券売機が設置してあります。

メニュー構成はすべてのメニューが「蛤」が主役で、醤油中華そば・塩中華そば・蛤麺(蛤オンリー)というラインナップ。ラインナップ的には「貝麺 みかわ」に似てはいるが、主役の貝が蛤なのは大きな違い。

屋号の蛤にどっぷり浸かりたい人はアニマルオフの「蛤麺」を選択しよう!

本日の日替わりご飯
本日の日替わりご飯

本日の日替わりご飯もあり、券売機付近やカウンター上のホワイトボードに記されています。貝系のスープの出汁とご飯は間違いなく合うので、胃袋に余裕のある人はご飯物も是非オーダーすることをオススメします。

本日のミニチャーシューご飯は150円と破格の値段だった!

こだわり
こだわり
ネクストブランド
貝麺みかわのネクストブランドとしての自己紹介

各座席にお店のこだわり・自己紹介が記載されたPOPが掲示されています。

こだわりについてはとても丁寧に記載されていて、着丼までドキドキワクワクが止まらない

カウンター席
カウンター席

座席はカウンター席・ミニテーブル席など10名ほど収容できるコンパクトな店内。テーブル席は木造りで清潔感あって居心地が良いが電波が悪いww。女性客も結構居たので利用しやすいのでしょう。

卓上には調味料一切なし。ラーメン作りは店主さんと女性の2オペ。

特製蛤麺

特製蛤麺
特製蛤麺

着丼です。

特製蛤麺のトッピングは3種のチャーシュー各2枚ずつ・九条ネギ・紫玉ねぎ・味玉。

蛤スープ
体の隅々までしみじみ染み渡る蛤スープ

スープは上述した通り「蛤」を主役としたスープ。元和食料理人が作るスープの味は熱々ながらも、蛤の猛烈な風味・旨み・鋭さを感じる。そして動物不使用とは思えない程のバランスの良さは素晴らしすぎる!

インパクトがありながらも滋味深さも感じる味わいで、体の隅々まで染み渡り体が踊る様に喜んでいるのが分かる美味さ!

中太いの平打ち

麺は中太サイズの平打ち麺。

事前予測よりは太めだなぁと思ったが、思い返せば「貝麺 みかわ」の時にも同様の事を感じていた。

恐らく同じ麺なのかな。国産の小麦を使ったモチっと麺で水分を含んで膨らんでいく感があり滑らか。麺としての存在感はしっかりしている。

豚肩ロースの低温調理
鶏むね肉の低温調理
豚煮バラ

特製のチャーシューは3種・各2枚ずつ。豚肩ロース・鶏むね・豚バラを用意してあり、ロースと鶏むねは低温調理で仕上げてある。低温調理の肉は、全般的にしっとりしており癖なく優しい旨みが広がる。豚バラは薄切りではあるがジューシー感はある。

味玉は絶妙な茹で加減

味玉は黄身の茹で加減が絶妙。優しい味付けで美味しい。

気に入ったポイントは、チャーシューよりも味玉よりも「九条ネギ」の存在はスープにかなり合うといった点。またスープが冷めてもクオリティが下がらず旨みが引き立つ点も素晴らしかった。

きっと冷やしたスープを使って「冷製茶漬け」風にしてもご飯にめちゃ合いそうで、あらゆる可能性を見出した。

この蛤麺のスープ完飲しない人いるの?と思えるハイクオリティなスープはマジ素晴らしくて美味かった。

特製中華そば 塩

特製中華そば 塩
特製中華そば 塩

コチラは中華そばとなっており、蛤麺との違いは動物の出汁が投入されています。

トッピングは基本的に同じ構成。

中華そばのスープ
中華そばのスープ

中華そば塩のスープは蛤麺とは違って、蛤・牛・鶏のトリプルスープ。よってコチラはアニマルオフにはならなく、動物と魚介の良い所を合わせたスープとなります。

お店のメニュー表にも表記されているが、中華そばは動物が合わさっていることで、貝の印象が優しく穏やかになる。個人的にも貝出出汁について研究をした事があるが、『貝オンリーの出汁』と『貝と動物の出汁』の掛け合わせだと前者が圧倒的に貝の印象が強まり、後者は動物の力強さに貝の印象が弱まる傾向になる。コチラの貝×動物スープも厚みがあってしっかり美味しいが、より貝を感じたいなら蛤麺を推したい。

中華そばの麺
中華そばの麺

麺は中太の丸みある平打ちスタイル。スープとの協調性もよく美味しい。トッピングもバランスよく麺と合わせる事で美味しく頂けます。

相変わらず安価で美味しい一杯に感激です。ごちそうさまでした。