今回は2020年5月末にオープンした「無垢 ツヴァイテ Kofu」さんへ。
ラーメンマニアの方は分かる人が多いかと思いますが、新横浜のラーメン博物館に2014年位から出店しているドイツ・フランクフルトの逆輸入ラーメン店「無垢–ツヴァイテ–」。
そちらの店主さんが、ラー博休館中にこちらの立ち上げに尽力されオープンしました。
店主さんはドイツ本店の立ち上げに関わった方でありますが、山梨県出身と言う事もあり、ラー博の「無垢-ツヴァイテ-」では山梨県産の素材を扱ったり高級食材なども使用し独自の一杯を作り上げてきた天才的経歴の持ち主。
個人的にはラー博でのオープン当初、「無垢-ツヴァイテ-」と和歌山の「井出商店」が一番美味しい記憶にあったので、ハードルをグンと上げてお店に伺いました。
今回の出店では、基本ラー博の無垢ツヴァイテとは別のコンセプトを持ったラーメンが食せます。
ラーメン好きの方は、山梨県ではあまり前例を見ないタイプのラーメンに舌鼓を打っては如何でしょうか?
ラーメン博物館の無垢ツヴァイテは2020年6月26日に卒業になったで
簡単に店舗紹介
店名:無垢 ツヴァイテ Kofu
最寄駅:甲府駅から徒歩38分
電話番号:055-267-8693
営業時間:11:00~14:00LO 17:00〜20:00(最終入店)
定休日:月曜・火曜
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
無垢の場所は甲府市貢川のノジマ電気の向かい
無垢の場所は甲府市貢川本町、悠紀田通り沿いにありノジマ電機の向かいです。
店専用の駐車場はありませんが、ノジマ電気に駐車可能とのことです。
こちらのお店は、夜営業の22tableというBARでの間借り営業でしたが、店主さんの独立?を契機に無垢ツヴァイテが夜営業も始めることになりました。
店内には引き戸を開けて入ります。
メニューは醤油・塩と新メニューの白湯系
2020年よりメニューが新たに刷新。
「しょうゆ」「SHIO」に加え「無垢」が登場。
過去にラーメン博物館で商品化されていた白湯に非常に近い一品となります。
ごはん物も2021年より商品追加で「燻製ローストポークごはん」が仲間入りです。
営業時間は2021年より夜営業も開始したが、定休日は月曜・火曜に変更。
昼間来れなかった客層にとっては嬉しい人が多いでしょう。
上記は夜専用メニューですが以前の物なので、現在も使用しているかは不明です。
これらのおつまみ&アルコール類に勿論ラーメンメニューのオーダーも可能となるようです。
店内はカウンター席・テーブル席・ソファー席の構成でBARっぽいオシャレ感を感じることができます。
価格は一般的なラーメンよりは割高ですが、一流の素材と手間や技術を鑑みれば当然の物かもしれません。
美味けりゃ高くてもめっちゃ払うで〜!
卓上はオシャレな容器のペッパー。ラー博の無垢ツヴァイテもこのような容器だったかと。
熱伝導率高めなステンレスレンゲもオシャレ。
BGMは海外R&B楽曲。
2021年からの新商品ご飯「燻製ローストポークご飯のハーフ」。
ワンプレートでサラダと、滑らかな低温調理の豚や辛味のアクセントかんずりが乗るご飯です。
無垢
着丼です。(2021年12月)
トッピングにチャーシュー・ネギ・海苔・穂先めんま・かんずり。
ラーメン博物館で提供されていたラーメンに近い一杯となります。
スープは鶏・豚の動物系から抽出した出汁を主軸とした白湯スープ。
ラーメン博物館時代に提供した2層スープに限りなく近い構造。
上澄みはエスプーマ状でソフトな口当たりの旨み成分。俗に言う泡系。
スープの下層は醤油を軸にした後引く味わい。
白湯でありながら上層・下層共に粘度はなく、ラーメンスープとして非常に飲みやすい味わい。
相変わらず天才的なラーメンを作りますわ。
無垢の麺は従来の麺とは違い、中太サイズの緩ウェーブ麺。
小麦に関してはパスタ等に使用するデュラム粉を使用した自家製麺。
ややスープよりも強い小麦の風味が漂うが、スープとの絡みは悪くない。
しょうゆラーメン
着丼です。(2021年12月)
特製のトッピングは、鶏チャーシュー・豚バラロール・牛ロースト・小松菜・穂先メンマ・有明産海苔・九条ネギ。
見た目も美しい一杯です。
スープは和の素材を駆使しています。
甲州地鶏や国産豚を中心とした動物系出汁と、羅臼昆布や帆立干しらの構成の魚介系の恵みの出汁を掛け合わせたWスープ。
そこに3種類の醤油をブレンドしたこだわりのスープ。
味わいは出汁の美味しさと、醤油の力強さのバランスがちょうど良く美味しい。
以前はスープを飲んだ瞬間、「国産牛のロースト」を作り上げる過程の味付けで使用しているトリュフオイルの華やかな風味に気付いたが、今回はちょっと分からなかった。
スープの構成を変えたか、トリュフオイルを抑えめにしたかもしれない。
麺は中細のストレート。
麺自体の製法も独自性があり、ピザやパスタに使用される小麦(デュラム粉)を使用した全粒粉麺。
適度な食感でスッキリとコクあるスープにマッチしています。
特製は、チャーシューもグレードアップ。
鶏チャーシューは、甲州地鶏のオイルコンフィ(オイル煮)でしっとりとした食感と深みある味わいが特徴。
中でも甲州牛は華やかな美味しさで、特製仕様ならではの特別感がある。
チャーシューめっちゃ美味い!
特製しおらーめん
(↑の写真だけ2021年12月)
こちらも2枚看板の一角「塩」。
トッピングには、鶏チャーシュー・豚チャーシュー・牛チャーシュー・ネギ・穂先メンマ・有明産海苔。
スープは、芳醇な高貴なかりが漂う複雑性ある物。
インパクトもあり、香り・深み・後味と素晴らしい出来栄え。
誠か否か…帆立か蛤系のオイルも入っているのではないか?と思えるエッジの効いた構成のスープだった。
他素材はほぼ醤油と同じなので割愛。
美味しく頂きました。
他にも高級ネギの九条ネギ、丁寧な仕事を感じる小松菜のお浸し、竹の子のお高い部分の穂先メンマなど、素材のこだわりや色味・味の構成、食感の感じ方にも戦略を感じる一杯です。
山梨県のラーメンシーンではあまり馴染みのない味わいですが、一食の価値ある一杯です。
ごちそうさまでした。
以下は山梨観光推進機構において「当ブログ執筆」のリールカフェの記事の掲載がされました。