今回は甲府市丸の内で甲府駅南口から近く。
【鶏そばAkari】さんは【焼鳥 燈】からの業態変更で2021年7月26日オープン。『甲州地どり』を扱う焼き鳥屋出身のため、鶏の知識・扱いには間違いなく自信を持っているお店。
開業は山梨県のラーメン店では恐らく初の「クラウドファンディング」でのオープンとなり、現代特有のツールや資源を効果的に使ってラーメン専門店のオープンに漕ぎ着けた情報強者!オープンからしばらくしてじわりじわりと名を上げていっており、その確かな腕がお客さんの舌を満足させているようです。
駅チカやし、有料パーキング駐車でも店内でサービスあるんやで!
店名:鶏そばAkari
最寄駅:甲府駅南口から徒歩3分
電話番号:055-268-2455
営業時間:[月〜木]11:30〜15:00 17:00〜23:00[金・土]11:30〜15:00 17:00〜24:00
定休日:日曜(臨休も多々あり)
SNS:Instagram
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
お店は甲府駅南口から徒3分の距離感。
ちょうちん横丁の通り沿いになります。
特に夜になれば提灯の灯りがともり、一層ムーディーな雰囲気になります。
車で来店される方もいる事でしょう。
お店では駐車場完備をしていませんが、近隣に多数ある有料パーキングに駐車できます。
駐車代金がかかりますが、店内で駐車券を提示する事で、麺大盛り・唐揚げ一個・ライスなどのメニューを無料で頂くことが可能になります。駐車券は忘れずに店内へ持っていくようにしましょう。
上の写真らはグランドオープン時の案内や祝いの花で、そこからは山梨県内では希少な京都の老舗「麺屋 棣鄂 」の麺を採用しているという事が分かる。個人的にはとても好きな製麺屋で期待値が上がるばかりです。
鶏そばAkariさんは上述の通り、クラウドファンディングからラーメン店開業に漕ぎ着けたお店。
恐らく「キャンプファイヤー」からのクラファン達成店舗です。
店頭には『えんとつ町のプペル』のラッピング自販機が設置。
店の前には近年話題の「焼豚釜」があります。この釜がある事で、近年美味いと話題の吊るし焼きを頂くことができます。山梨県では、吊るし焼きをしている店舗は希少なので楽しみ!
表で肉焼くなんて粋やな!
店内に入り席に着席してメニューをチェック!
メニューは紙媒体で券売機はありません。支払いは食後その場で。(PayPayも使用可能)
写真付きメニューからは一番上の「濃厚鶏白湯そば」がオススメなようにも見えるが、個人的には「鶏塩らぁめん」が最も人気が高く見え、次いで「鶏醤油らぁめん」に見受けられます。
鶏をメインに扱う店なので、ラーメンの主役も勿論鶏です!サイドメニューの「あのウマイやつ」も人気との事。
時期的に限定のラーメンもやったりしてるで!
ラーメン系メニューだけでなく、鶏主役の定食やおつまみ・一品物・アルコールドリンクも充実。
夜は一杯を飲みにくるのもアリですね。また鶏を扱う店だけあって、から揚げなんかもジューシーできっと美味いだろうな。
基本的には出汁にはメインに山梨県産の『甲州地どり』を扱うが、麺は老舗製麺所の「麺屋 棣鄂」・九条ネギはラーメン店シェアNO.1と思われる「京都知七」さんという一級品を扱っています。
卓上は胡椒・唐辛子・ラー油。
上述した通り、自動車で来店する人には専用の駐車場がない分、有料パーキングチケットを提示することで、上記のように【からあげ・豚肩ロース・麺大盛り・ごはん】のどれかを無料サービスしてもらえます。
座席の構成は1階にカウンター8席・2階には4組分のテーブル席があります。案外2階は広くて掘り炬燵式なので居心地がかなり良いです。様子を伺っていると予約客も幾らか居たので予約も可能だと思います。
ラーメン作りはそれほど待たせず着丼の流れとなります。お店はマスターをはじめ、明るく人柄良い人ばかり。
【あのうまいやつ】…チャーシュー・カット味玉・白髪ネギが乗ったご飯です。醤油を垂らして頂くのがオススメ!
【信玄鶏のからあげとフライドポテト】…鶏そばAkariと言ったら鶏のからあげ!ジューシーで独特の風味のある唐揚げとフライドポテトの人気揚げ物コンビ。肉にはレモンもいいが胡椒をかけて食べるのもイイ!
【あのうまいつまみ】…「あのうまいやつ」のおつまみ皿。チャーシュー・味玉カット・白髪ネギでお酒のつまみにもなる。
【川海老のからあげ】…お酒のつまみとして大活躍!サクサクで海老の旨みがしっかり出ている川海老です。
鶏そばAkariは甲府駅スグ近くなので、お酒を飲みに(飲んでから)来る人も多いです。お店のサイドメニューはお酒に合うメニューもかなり多いのでどれもオススメです。故にラーメンだけ提供しているお店と比較すると客滞率は高めです。
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着丼です。
コチラはイチオシの鶏塩らぁめんです。2023年10月に開催された「日本ご当地ラーメン総選挙」において全国3位に入賞した「甲州地どりラーメン」に構成上一番近いのは、この「鶏塩らぁめん」となります。
鶏そばAkariに何度か来る人の多くはコチラのメニューが一番美味いと良い食べ続けている模様。マスターも鶏塩が一番オススメと言っていましたので、コチラの店に来たら是非この一杯は食べておかなければいけませんね。
最新(2023年の)のトッピングはチャーシュー・九条ネギ・鶏つくね・味玉。
スープは鶏やホンビノス貝など含む魚介を合わせた黄金鶏清湯。
鶏油浮遊する塩スープはくどさ皆無でさっぱりとした口当たり。しかしさっぱりだけでなく奥深い旨みが後から訪れ、繊細感も感じる極上スープで美味い!旨みと共に訪れる甘み。まるでスープにバターが入っているかの如く甘味と強めのコクが押し寄せるのがスゴイ!
スープに浮かび上がる美しい麺線。京都の老舗製麺所の「麺屋 棣鄂」の中細麺をリフト。
適度なコシを持ち、しなやかさも感じさせる一流な麺で美味いのは当然。
ちょっとビックリしたのは、スープの持ち上げが素晴らしい事。スープを単体で啜るよりも、麺と共にスープを啜った方がスープの旨みが強くなる不思議。コレは素晴らしいとスグさま感嘆!麺とスープの一致感がバッチリと言う裏付けにもなるな。
チャーシューは豚の低温調理の肉・炙りチャーシュー(駐車券サービス)は釜で吊るし焼きし、直前に炙りを加えた物。
しっとりとした優しい旨みのレアチャーシュー。特に炙りチャーシューは吊るし焼き特有の肉本来の旨みが閉じ込めてあってそれだけでも美味いのに、炙りも入っているので風味が立ってメチャウマ!
鶏のお店だっただけあり、鶏の扱いはお手のもの。
味玉はトロトロ過ぎない濃厚な黄身。鶏つくねも美味い!
確かに鶏塩らぁめんはマスターがオススメするだけあって隙の無い一杯でとても美味しかったです。
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コチラはメニュー表上『オススメ』表記の濃厚鶏白湯そば。
白湯そばのトッピングは2種のチャーシュー・味玉・かいわれ。丼顔は一面の広がる真っ白な白湯の海。
泡立ちのある鶏白湯スープ。ハンドブレンダーにて鶏の旨み溢れるスープを乳化させ、キメの細かい真っ白なスープが丼の表面全体に広がる独創的なビジュアル。
見た目通りでクリーミーでふんわりとした口当たりが特徴で、鶏の旨みがしっかり抽出されている味わいで美味しい!クセなく甘みが引き立っておりスープ単体で美味いので思わずガブガブ飲んでしまう。
麺は京都の老舗「麺屋 棣鄂」の中太麺。
麺は箸にずっしり重量感を感じ加水率は高め。近年のトレンドのモチっと感のある中太麺です。個人的な体感ではこの美味いスープの持ち上げは麺次第で大きく変わると感じた上、かなりの伸び代も感じたので、僭越ながら店主さんともその辺の情報交換をさせて頂きました。今後更に飛躍する可能性のある一杯です。
チャーシューは2種。鶏の低温調理と炙りチャーシューを採用。
柔らかくさっぱりとした刺身のような鶏と香ばしさのある炙り肉。
付属する味玉も美味しく、鶏まみれな一杯でした。
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コチラは鶏醤油。ビジュアルはシンプルで色合い美しい。
トッピングは味玉・チャーシュー(1枚は駐車場サービス)・海苔・九条ネギ・揚げネギ。
相変わらず麺線が綺麗だ。
鶏醤油のスープは動物と魚介のWスープ。
醤油スープをは醤油感と出汁感のバランス感が秀でている。2024年現在は鶏の濃度を敢えて強め、醤油のブレンドの本数も2本ほどアップさせたらしく、ラーメンスープとしてより重厚感を高めて来ているように感じる、
鶏の厚みはスープを飲んでスグ分かるほど強みが増していて、数種の醤油の香ばしさと炙りバラの香ばしさが共鳴してスープに全体に伝播している。鶏の旨みの表現の仕方がオープン時より段違いで増していてめちゃ美味い!
麺屋 棣鄂の中細ストレート麺。丁寧に麺線を整え口当たりはしっとり滑らかに。鶏の旨みをしっかり含んだスープがしっかり麺に乗りめちゃんこ美味い!一体感もあるのでラーメンとしてのレベルはかなり高い!個人的には塩より好きかも。
マスターからもスタッフの中でも醤油派と塩派に分かれると言われているので、醤油も塩も激オススメです。
特に醤油を頂く上で、揚げネギの役割が素晴らしい。
独特の香ばしい風味があるので、途中から麺と一緒に少量ずつ掴んで頂くと良い味変に繋がり違った変化を感じることができてオススメです。
上の写真は2022年末の写真ですが、マスター外まで見送りありがとうございました。
今後の益々の発展に期待しています。ごちそうさまでした。