今回は甲府市丸の内。
甲府駅周辺エリアに2023年6月23日にオープンしたのは、甲府市高畑にある山梨県屈指の味噌ラーメンの名店【初志貫徹】の2号店となるつけ麺専門店【味噌のつけ蕎麦 一志相伝(いっしそうでん)】。
【一志相伝】のネーミングの元は【一子相伝】から。意味は、秘伝や奥義を自分の子の一人だけに伝え、他には秘密にして漏らさないことを指します。「志(し)」は「思(し)」を強くした形であるため、よりその伝える思いが強いものになっている表れではないかと思います。初志貫徹の志を確り相伝して行く事でしょう。
メニューは、基本的には「カレーつけ蕎麦」と「味噌のつけ蕎麦」の二本柱のつけ蕎麦(つけ麺)のメニュー構成となるようです。
初志貫徹とは完全にコンセプトが違うので色々楽しみです。
初志貫徹はファンが多いからぶっちぎりの注目店舗やな!
コチラのお店は、俺たちのラーメンが監修するYBS山梨放送「ててて!TV」で、2023年12月1日に放送された『2023山梨NEWラーメン(ルーキー麺)TOP5大調査』で第2位に輝きました。
簡単に一志相伝の紹介
店名:味噌のつけ蕎麦 一志相伝
住所:山梨県甲府市丸の内3-1-10
最寄駅:甲府駅南口より徒歩10分
電話番号:不明
営業時間:11:00~14:00
定休日:日曜
SNS:Twitter
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
場所は甲府地方裁判所の向かい
一志相伝の場所は甲府市丸の内。
甲府駅南口からは徒歩10分ほどの平和通り沿い。甲府地方裁判所の道を挟んだ向かいにあります。
建物のベースは民家のようで、そこからリフォームしてお店の形を作った印象。
外観は古びているが、店外・店内のリフォームや店作りの雰囲気を見ると実は結構ハイセンスなデザイン性を感じます。
平和通り沿いから見えるのは出入り口に使うための扉。オープン当初は出口専用だったが出入口両方にに使われる扉となりました。
なお、お店に駐車場はありません。甲府駅周辺なのでコインパーキングに困ることは無いですが、完全車社会の山梨県で、山梨を知る初志貫徹さんがこの場所でオープンをしたのは少し意外。特に土曜日は甲府市役所駐車場は近めで広くて1時間無料なのでオススメ!(平日は役所に用事のある人しか停めれないため)
お店の並び方・ルールはオープン当初より微細に変化しています。食券購入は並ぶ前でOKですが、食券のある入り口は食券を買うためだけの入り口に変更され、出入り口は平和通り側の扉になります。詳しくは店頭に置いてある案内表を参考に。
特に夏シーズンは間違いなく直射日光激当たりなので、並ぶ際は水分補給・タオルなどお忘れなく。
営業時間は昼オンリー。車椅子・ベビーカーのお客さんはお店の構造上、利用できなくなっています。
メニューは「カレー」と「味噌」のつけ蕎麦
店内に入るとすぐに券売機があります。
メニューのラインナップは基本的に「つけ蕎麦 カレー」「つけ蕎麦 味噌」の二本柱。オープン期間は「カレー」のみの提供となり、初志貫徹の代名詞「味噌」はオープン期間が落ち着いてから販売開始。
以下の通りお店のオススメは「カレー」らしい。
麺量は並盛り200g・中盛り300g。肉盛りの方は厚切り角煮チャーシューが2枚追加になります。
券売機のある店内までのアプローチにはカッコ良すぎる表札があります。
コンクリート打ちっ放しのクールな通路で、「甲府 丸の内 一志相伝」の木彫りの表札。めちゃカッコいい!!
店内に入り着席。店内には祝いの花がいくつか飾ってあります。静岡の名店【麺屋 燕】からもお祝いが来ていた。
厨房側には深緑の暖簾がかけられていた。
店内は変則型のカウンター8席・2名テーブル席×2の構成。
卓上はスッキリと。オープンの時には無かった魚粉が置かれていて味変に使用できます。
お店の雰囲気は皆さん元気があっってとても良く、気持ちよく食事できます。
店内にはつけ蕎麦のおすすめの食べ方が表記されています。つけ蕎麦だけに生姜味のスープ割が用意されています。
調理は太麺のつけ蕎麦を提供するため、茹で時間はそれなりにかかるはずだが、1ロット6名ほどの提供だったのでスピード感はあった。
肉つけ蕎麦(カレー)
着丼です。
黒のお盆にざるに乗った麺・つけ汁・薬味(酢橘・生姜・ネギ)の構成。
肉盛りは麺側に角煮チャーシューが2つ追加。つけ汁にも角煮チャーシューが1つ入っています。
麺は山梨県製麺所、和田製麺のの平打ち太麺。
麺のみを頂いてみるが、かなり冷えていて確り丁寧に冷水で締められているのが良く分かる。
嗅覚を研ぎ澄まして香りを嗅ぐと、配合された小麦の香りが立ち込める。
酢橘・生姜・ネギと合わせて食べる太麺は香り高く美味しい。
つけ汁を潜らせた太麺を啜ってみます。
麺は歯応えがありながらも歯切れは良い。見た目ほどモッチリしていなく軽やかに啜れる印象。
つけ汁はカレーベースだが、その中身は意外にもスパイスが効いている。結構本格派のスパイスの印象だが後半はじんわりと辛さが追いかけてくる。出汁効いたスパイスカレーとして美味しい!
個人的にはつけ麺とうどん(カレー南蛮のような)の間という印象のつけ蕎麦で、じんわり辛いが食べてて爽快感もあります。
チャーシューは角煮状の厚切り仕様。そのままでも美味しいが、つけ汁の中に入れても柔らかく抜群に旨い!
最後は生姜のスープ割を頂いたが、これが不思議な化学反応を引き起こす!スープ割を入れたつけ汁はスパイスの癖がスッと消え、旨みはそのままにかなり飲みやすいスープに変化した。個人的にはこのスープ割が結構好きで、これをベースにしたようなラーメンも食べてみたいなぁ…なんて…
是非スープ割りの不思議な力をお試し下さい。
味噌つけ蕎麦
コチラはオープンが落ち着いてから提供開始となった「味噌 つけ蕎麦」のスタンダード。相変わらず酢橘・ネギ・生姜らの薬味類はトッピングで付いてきます。
待望の味噌のつけ蕎麦を啜ります。
一際強い個性を解き放った「カレーつけ蕎麦」だっただけに、どんな味なのか身構えた所もあったが、味噌のつけ蕎麦の方はどうなんだろう!?
あぁぁ美味い!
一口啜ってカレーより味噌だと瞬時に察知!店主さんはカレーがオススメとあったけど味噌の方が断然好きだなぁ。
味噌のつけ蕎麦のつけダレは「江戸甘味噌」と言う高級味噌を使用しているらしく、まろやかで品のある味噌の風味が抜群に美味いし、つけダレが孤立すること無く、麺とも一体感があるので満足度がかなり高い。
すんません。。色々褒めすぎかもしれないけど、初志貫徹のつけ麺よりも完全タイプです。
あなたはカレーと味噌、どちらのつけ蕎麦が好みですか?是非味比べをしてみて下さい!ごちそうさまでした。