コチラのお店は閉店しました。記事は以下に残ります。
なお、三角屋の味を今でも食べる事ができるのは、ご子息が運営されている【三角屋 暖】とレシピを受け継いだ「華やぎの章 慶山」にある【酒処 いさわ】のみとなります。
【三角屋 暖@甲府市】白湯系の「暖つけめん」と昔ながらの「中華そば」 【酒処 三角屋@笛吹市】「三角屋」のラーメンの味を「華やぎの章 慶山」で!今回は、笛吹市に位置する明治42年創業老舗「三角屋」さん。
計算してみるとおおよそ100年は優に超えている計算となります。
同じ味を守り続けてきていると察しますが、その一貫性は素晴らしい!
あの株式会社ラーメンデータバンク取締役会長の大崎裕史氏も山梨県内で放送されたラジオの中で山梨県内オススメラーメン店3選に三角屋さんを選んでいました。
古き良き時代の日本にタイムスリップ!
簡単に店舗紹介
店名:三角屋
最寄駅:石和温泉駅から徒歩11分
電話番号:不明
営業時間:11:00~23:00
定休日:無休
立地・駐車場など
立地は石和温泉駅から車で5分あれば着くでしょう。
笛吹警察署北交差点に面して店舗があります。
駐車場は正面に6台程停められるスペース。
入り口が2カ所あり、紫色の三角屋のれんが目印です。
外観で見られる木彫りの看板はどこか歴史を感じる所。
店内レイアウト・環境・コンセプト等
店内は、昭和の時代にタイムスリップしたようなノスタルジックな佇まい。
サインやポスターなど、中にはレトロなものもあり、時代感を演出した店内です。
手に取るメニュー表はなく、壁に貼ってあるメニューを選択していきます。
基本的には醤油ベースのラーメンのみ。
こだわりの品だけに絞った営業は創業から変わらない事でしょうし、このやり方は好感持てます。
席数トータル26席程。
様々な席があるので、お一人様、家族連れもフォローできるでしょう。
卓上調味料は、胡椒、唐辛子。
ラーメン 650円
大きめの丼にアツアツのスープがヒタヒタに近い状態で提供されます。
しかもなかなか調理が早い!
トッピングは、なると・海苔・メンマ・チャーシューと至ってシンプル。
ネギなどの野菜が無いのも特徴。
スープは王道な醤油ベース。
恐らく多くの人が予想するだろう昔懐かしのあの味。
油分も少なめでインパクトを求める人には物足りないかもしれないが、これが創業から100年以上守り続けた味。
若者より年配層に大きな支持を受けそうなラーメンです^_^
素直な醤油テイストで優しくて安心する味です。
不思議とスープに口をつけてしまう。
麺は、中細サイズ程のちぢれ麺。
この昔ながらの麺がスープによく絡む!
丼の淵に口をつけて、スープを絡ませた麺を豪快にすするのが醍醐味で美味い。
チャーシューについては脂身が少ないやや厚切りのものですが、食感はやや固くややパサパサしているように感じる。
淡白な味わいだけど、噛み締めると奥から肉の旨味がほんのりと漂う。
この肉に関しては賛否あるようですが、明治時代には現代で使われているような製法やレシピ、チャーシューに適した肉の販売や情報は恐らく満足に出回っていなかっただろうと思います。
その中で、時代が変わっても一貫してその【明治創業】のコンセプトを貫き通している事は素晴らしいと思うし、恐らくそこが狙いなんだと思います。
きっと今、つけ麺や創作ラーメン、新作ラーメンなど様々なラーメンが食べられるようになっているのもこのようなラーメンの歴史があったからでしょうね!
スープ量が多いので完食までは行かなかったけど美味しく頂きました!
ごちそうさまでした。