| らぁ麺 すぎ本＠鷺ノ宮駅 |
今回は、西武新宿線の鷺ノ宮駅最寄りの超人気店「らぁ麺 すぎ本」さん。
師匠はガチンコラーメン道でもお馴染み、ラーメンと鬼と言われた「佐野 実」氏。
残念ながら現在はお亡くなりになられていますが、「支那そば」や「ラーメン」というジャンルを牽引してきたラーメン界の凄腕です。
そんな佐野実氏の【支那そばや】で修行して独立。
今や国内屈指の人気を誇る「佐野実」氏のDNAが組み込まれたお店は、滅多に弟子の独立を許さない師匠が約10年ぶりに独立を許可したお店。
ラーメンの鬼と、店主「杉本」氏のラーメンに対する熱い思いを感じることができるお店なんです。
食べログ百名店は2019年時点で2年連続受賞です。
麺じい
簡単に店舗紹介
店名：らぁ麺 すぎ本
最寄駅：西武新宿線 鷺ノ宮駅から徒歩1分
住所：東京都中野区鷺宮4-2-3
電話番号：03-5356-6996
営業時間：月曜以外 11:30～15:00 18:00～21:00
月曜日のみ11:30～15:00
定休日：火曜（祝日の場合翌日休業）
※当情報は100％確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
立地・駐車場など
場所は中野区。
駅では西武新宿線【鷺ノ宮駅】北口から徒歩1分。すぐ近くです。
外観は民家風な出で立ちですが、しっかり「らぁ麺 すぎ本」とわかりやすい看板があります。
外観面ではこれといって特出するものはありません。
シンプルにややスタイリッシュにラーメン屋さんという雰囲気。
訪れた時間帯はオープン15分前で6番目。
運良く1巡目にて入店が可能です。
店内レイアウト・環境・コンセプト
店に入るとまずは券売機。
基本的には醤油と塩のラーメン。
醤油と塩のつけ麺のみ。
席レイアウトはカウンター8席ほど。
左手奥にはテーブル席もあるので、家族での来店も可能ですね。
もちろんラーメンに命・人生をかけてきた「佐野 実」氏のポスターも掲示。
ラーメンのイロハを伝授してくれた恩師を間近に感じているのでしょう。
店主の杉本さんは、ラーメン好きが発展し、自分でラーメンを作ってみたい思いが本気になり「支那そばや」の弟子入り。
滅多に弟子の独立を認めないラーメンの鬼の信頼を勝ち取り晴れて2013年に独立オープン。
今やラーメン界屈指の実力を誇り、全国各地からその味を求めてお客さんが来ているようです。
当然ながら2019年現在「食べログ百名店」2017・2018と受賞しているお店です。
卓上には2種の胡椒オンリー。
麺の湯切りは、佐野実氏の教えを受けついだテボ＆平ザル。
丁寧な仕事であると確認できます。
醤油 特製らぁ麺 １１００円
【 醤油 特製らぁ麺 １１００円 】
着丼です。
すぎ本を心から堪能するなら、やはりオーソドックスな「醤油」です。
トッピングはロース・モモ・鶏の3種チャーシュー・ワンタン・名古屋コーチン味玉・メンマ・九条ネギ。
ビジュアルとしても、醤油と九条ネギらのコントラストが美しく食欲そそる。
待望の醤油スープです。
スープは、鶏が主体のスッキリと奥深い味わい。
わずかながら魚介系も合わせてあると思いますが、これらはスープの美味しさを後押し。
雑味がなく「洗練された醤油」という言葉がしっくりくる上品なスープです。
現代の醤油ラーメンのお手本と言えるような完成度！という印象ですね。
本当に美味い！
麺は関西の凄腕製麺所の麺屋棣鄂（ていがく）とのこと。
全粒粉入りのストレート中細麺ですが、それほど細さは感じません。
この麺が素晴らしい！
舌触りはシルクのように滑らかで、しっとりとしたもの。
個人的に棣鄂の麺はとっても好きですが、この麺は本当に美味すぎる！スープとの一体感も素晴らしい。
オトナの気品溢れる一流ラーメンだなこりゃ。
チャーシューも、豚のモモ・ロース・鶏を贅沢に使用。
肉の個性を消すことなく、味わいもよし。
ワンタンも皮から美味い！
味玉も程よい柔さ。濃厚な黄身が特徴の名古屋コーチンです。
そして「穂先メンマ」も美味かった！
カリサクっとしていて、このラーメンの中で唯一独特の食感を醸し出している。
全体としてはこのラーメンは尖った個性はないものの、スープ・麺・素材のレベルがすごい。
これらが一流オーケストラのように調和されて、心地よい味わいとして味覚に残る。
THEラーメンとはこのことで、普通のラーメンの最高峰だと感じました。
とっても美味しくいただきました。ごちそうさまでした。
