今回は東京都新宿区新宿三丁目に2025年7月2日にオープンした【御山拉麺】さんへ。
コチラの店は福岡県でミシュラン一つ星獲得した西村シェフ監修のラーメン店。

究極の醤油拉麺と名打ってオープンしています。
様々な異業種の方が拉麺業界に参戦するケースがありますが、今回の店舗はどうなのか非常に楽しみです。
お店の営業はランチタイム3時間の100食限定営業となります。

お高そうなラーメンやから味わって食うで!
店名:御山拉麺
最寄駅:新宿三丁目駅より徒歩1分
電話番号:不明
営業時間:11:00〜14:00
定休日:不定休
SNS:Instagram
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。

お店の場所は東京都新宿区新宿三丁目。
新宿三丁目駅より徒歩1分で、かつて【鶏焼きと麺 佐波里(SAHARI)】があった跡地に店を構えています。佐波里もオープン時に行ったが、2024年10月グランドオープンだったのであっという間の閉店だったな。怖いぜ新宿!!
お店の外観はこんな感じで『営業中』札が掛かっていたが、入り口が閉鎖されておりビル内に入って裏側からの入店となる。店正面からの入り口の方が集客増えそうだけど、なんで裏から入店なんだろ?


ビルの中に入り裏口から入店。入口には白い暖簾がかかっています。


店内に入り人数を伝えて、案内され着席。
簡単なお店のルールとしては、メニューオーダーは座席にあるメニュー表を確認の上、メニューの書いてある注文シートに希望のメニューの数量と辛子高菜が必要か否かを明記して店員さんに渡す流れ。

待っている間は、メニュー表と一緒に置いてあるお店のこだわりに目を通して、出てくるラーメンのイメージを。ミシュラン一つ星シェフが作るラーメンってどんな味なんだろう。

座席や空間は佐波里の頃とほぼ同じ形。比較的広さのある空間にカウンター席とテーブル席が広がっている。
調理は男性・ホールは女性の2オペ。元気よく一生懸命やっている感じがした。

着丼です。
トッピングは焼豚チャーシュー・味玉・ネギ・海苔・少量の辛子高菜。

どんぶりが着丼して初めに感じたのは…『どんぶりちっちゃ!!』…はいすんません…でも確かに小さいんです。
上の写真のレンゲが極端に大きいのではありません。どんぶりが小さいのです。かなりコンパクトなどんぶりに上記のトッピングが乗った一杯となります。ただ不思議なことに食後はスープや麺がそれほど少なく感じることはなく、普通のラーメン量を食べたような不思議な感覚になったことは付け加えておきます。

それではスープから。スープは宮崎県の地頭鶏(じとっこ)と鹿児島県の尾崎牛の2種の動物を炊いたスープに九州産醤油を合わせたスープに仕上げており、基本的にラーメン全般が九州の地産地消に務めたような一杯に仕上がっていました。
スープは動物の旨みに、柔らかな椎茸のような風味・香りが顕著に表現される出汁感溢れる口当たり。スープとしては和風な印象を残す穏やかで上品で旨みしっかりなスープでめちゃ美味しい。

麺も福岡に拠点構える製麺屋 慶史の中細麺となります。
九州博多の豚骨ラーメンのような麺よりは太みはあるが、持ち上げると中細サイズで啜りやすくて歯触り良く美味しい麺。ただ、懸念点を敢えて述べるのならばスープと麺の一致感。スープの中にはプロの職人としての凄さは十分感じるが、麺の持ち上げ(麺へのスープの乗り方)に関してはまだまだ伸び代があると感じた。
他業種からラーメン業界に入る方は、ほぼ皆さんスープめっちゃ美味い!ただ、かん水入る麺とスープを合わせることに関しては本当に難しいんだなぁと僭越ながら何度も思っている次第。


レアチャーシューの焼豚・味玉、文句なく美味しく頂きました。
存在感の控えめな辛子高菜に関しては、ラーメンとしての構造を崩さないように意識したようなコントロールされた分量を載せてあった。適度な辛味と高菜の風味がほのかなスープの味変として楽しませてくれ、これまた良かった。

たまたまなのか、お店よりご厚意で『かしわ飯』良かったら召し上がってみてください。と頂きました。純粋に美味しい和風の炊き込みご飯状で、ラーメンのスープにもバッチリ合う美味しさでした。ありがとうございます。
ミシュラン星獲得シェフ監修の『究極醤油拉麺』とハードルぶち上げの謳い出しをされていたので、敢えて気になった点も記載させてもらったが、商品の端々にプロの技を感じました。今後も頑張って欲しいです。ごちそうさまでした。