今回は南都留郡富士河口湖町船津に2024年6月21日に待望のオープンとなる【末廣ラーメン本舗 富士山河口湖分店】さんへ。
山梨県では聞き馴染みのない「末廣ラーメン本舗」だが、秋田県に本店を構える人気ラーメングループで、山梨県初出店(FC)となります。簡単に末廣ラーメン本舗の歴史を解説します。
末廣ラーメン本舗の発祥は、昭和13年創業の京都の屋台ラーメンの名店【新福菜館】の味がベースとなる。その味を受け継ぎ秋田県にて味の改良や磨きをかけ、現在の末廣ラーメン本舗の中華そばの形となっている。現在は秋田県の本店を軸に全国各エリアでフランチャイズ展開をしている人気ラーメングループとなっている。
山梨県に近いところだと東京都の【高田馬場】・【新橋】にも分店を構えており、私ゆきはんは新橋のみ訪店済み。山梨県は初出店となり、遠くない未来には山梨県にもその名が広がって行く事でしょう。
仕事帰りのおっちゃんが立ち寄って、ラーメン&ビールしたくなるようなラーメン屋さんなんやで!
店名:末廣ラーメン本舗 富士山河口湖分店
最寄駅:河口湖駅より徒歩9分
電話番号:0555-72-8890
営業時間:11:30〜20:30
定休日:木曜
SNS:Instagram
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
お店の場所は富士河口湖町船津。707号富士河口湖町富士線と丸山通りの交差する場所で店を構えています。
歴史あるお店の分店だが、外観はコンクリート造りのスタイリッシュな雰囲気。暖簾は白・看板は黄色の定番の出立ち。
公式の末廣ラーメン本舗ソングも聞こえてきた。
看板に書いてある「栄養満点」「滋養強壮」の文字がええなぁ。
駐車場は店舗の真裏に砂利駐車スペースが10台完備。駐車場の入り口は店舗北側へ20mほど進むと上のような黄色い縦長看板が見てくるので、そこを左折して奥に進めば駐車スペースとなります。
駐車スペースに入ると上の看板が設置しており、両サイドに5台ずつ計10台停めれるように線が引いてある。コチラに駐車したらそのまま店の前まで裏からショートカットできます。
店の入り口にはかなり大きな白暖簾がかけられています。サイズがかなり大きいので、オープン時は二人がかりで暖簾をかけていました。
また、店前には椅子が置いてあるので、満席時は椅子に座って待つことができます。
店内に入り着席したらメニュー表を確認。コチラの末廣ラーメン本舗は券売機はありません。メニュー表を見ながら口頭オーダーします。
メニューは中華そば・塩中華そば・あさり醤油・煮干しなどのラーメンがあるが「あさり」はオープン期間は未販売。そして人気メニューは「中華そば・ヤキメシ(炒飯)ハーフセット」となります。本家もやはりこの王道セットを頼む比率が一番多く、誰しも頼みたくなる魅力的なメニューとなります。
厨房側を見渡せば大きなメニュー看板が設置。コレもどこのFC店でも掲げられているメニューとなります。
また末廣ラーメン本舗の歴史を記載されている案内もあります。ベースの味となる「新福菜館本店へお立ち寄りください」との末文に本家へのリスペクトを強く感じました。
店内のつくりは、カウンター席4席・2名テーブル席×2・4名テーブル席×4でトータル収容可能人数は24名となる。カウンター席以外は窮屈そうな感じはなく広々とリフォームした雰囲気となっている。
お店もオープン期間はバイトさんも多めに出勤しており6〜7名体制で運営していた。
そしてもういっちょ末廣ラーメン本舗名物の「刻みネギ食べ放題」。各テーブルに置いてあるので、ラーメンに乗せたりヤキメシに乗せたりする事ができます。
なお、支払いは後払いで現金オンリー。分割払いはNGでまとめての支払いの協力を促されます。
着丼です。新橋では中華そば・ハーフヤキメシセットの王道メニューを頼んだので、コチラではチャーシュー麺をオーダー。
一緒に訪店してくれた仲間たちとラーメン揃えて写真もパチリ。ラーメンの見た目が新橋分店よりも完全に良かったな。
スープはまさに漆黒。色黒でいかにも塩っぱそうな風貌だが、簡単に感想を申せば甘塩っぱいスープとなります。
その中でもスープの味は単調とは言えず、豚・鶏・野菜らの多重なる旨みの複雑構成に感じます。クセになる要素も含まれており、スープ飲んで少し経ったらまたスープを啜って…という悪魔のスパイラルに陥るような濃密な旨みをしっかり含んだ味わいとなっていて美味しいです。
麺は中サイズの丸みを帯びた麺。スープの旨みを麺もたっぷり吸っていてしっかり美味しい。
麺の食感も適度に良く啜りやすい。そして、オススメの食べ方としては、上に乗っている薄切りチャーシューを麺に挟むように箸に取りバランスよく啜ると、旨みの増幅効果でめっちゃ美味い!勿論食べ放題の刻みネギも合わせる事で、辛めのネギと濃いめの旨み効いたスープが相性良くて実に美味しい!
コチラはチャーシュー麺の上に乗るチャーシューだが、見た感じ通常の中華そばでも十分チャーシューが乗っているので、敢えてチャーシュー麺にしなくても良かったかもしれない…
でも肉は薄切りで美味しかった。
コチラは隠れた人気メニューのあさり醤油。追加でバタートッピング。
あさりの身まで入った贅沢な一杯です。
期待のあさりスープはその名の通り、あさりの旨みが効いた一杯となっている。若干スープ荒さを感じる仕様ではあるが、貝系統が好きな人には喜ばれる一杯です。特に追加したバターを合わせる事で、特有のコクがスープに付加価値をつけます。
麺は通常の麺と同じく丸みある中細麺。
あさりの身を麺と合わせながら食すとあさり感アップ!あさりの特徴的な一杯だが、トータル的な美味しさではやはり通常のラーメンの方がバランス感に長けていて個人的な好みであります。
コチラは同行メンバーがオーダーした半サイズの「ヤキメシ黄身のせ」。見るからに美味い一品。ヤキメシもラーメン同様に黒くて醤油の美味しさが活きた焼きたての一品です。
どこか昔ながら…ノスタルジックで思わず貪ってしまうような美味しいメニューに、この店が近くにあったらな…と思ってしまいます。ごちそうさまでした。