今回は東京都八王子市小門町に2024年5月15日にオープンした【中華そば 鴨福】さんへ。
元々は八王子で【麺処 鴨と軍鶏】の屋号でラーメン店をスタートさせ、その後【鴨だしらーめん 鴨福】へ。さらに立川に【アンズノ木】の屋号で移転して、今回八王子で復活オープンの形となります。
個人的には、鴨福時代から何度か訪れようとしてはお休みにフラれるなどして個人的に結構敷居の高いイメージだったお店ですが、ようやく念願叶い訪店する事に成功!極上の鴨を楽しめる事になりました。
この店侮れん…凄いわホンマに…
店名:中華そば 鴨福
最寄駅:JR八王子駅北口より徒歩14分
電話番号:不明
営業時間:[月曜〜金曜]11:00〜15:00 18:00〜20:00 [土曜]11:00〜15:00
定休日:基本は日曜・祝日
SNS:X(旧Twitter)
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
お店の場所は東京都八王子小門町。
JR八王子駅北口からは徒歩14分ほどと比較的距離のある場所となります。お店は線路沿い北側で駐車場はありません。
お店の回転は悪めなので大概外並びは発生します。店の入り口から八王子駅側に並び、折れ曲がる流れとなります。その中で、暑くなる時期に備え、お客さんを待たさないためのルール(整理券や予約方式等)を今後制定してくると思うので、お店のSNSアカウントはチェック必須です。
私ゆきはんが訪れた際は、約20名の外並びで入店までに110分かかりました。現状の行列を作るルールの場合は時間に余裕を持って来店した方が良いでしょう。
お店の営業案内です。
基本的に日曜・祝日が定休日で、平日は昼夜営業します。定休日は稀に営業することもあるみたいですが、材料切れなどのイレギュラー時には夜営業をしない場合もあるので、営業日程・時間に関してもお店のSNSは要チェックです。
入店して券売機で食券購入かと思いきや、券売機の調子が悪いらしく暫くは非稼働。そのため、店頭で口頭オーダーの着席時の先会計制となっています。
この日のメニューは「鴨中華そば」の醤油・塩のみ1,000円。特製仕様にすると1,400円。ご飯類は鴨丼500円・白米150円の構成。券売機にはズラリと美味しそうなメニューが並んでいるが、勢揃いするまでは少々時間がかかるかもしれない。
座席に座って目に飛び込んでくるのは、懐石料理店のような美しい字で書かれた店のこだわりの和紙状の紙。これだけ拝読するだけでもかなりの拘りがあるんだなぁと感激。
なお、座席数はカウンター5席とテーブル席×2組でご夫婦で切り盛り。店内への促しは席が空いたら入れる訳では無く完全にお店側が準備できたタイミングで店内誘導となるので、行列できていても店内は空席がある事もあります。丁寧に作り続けているため回転は良くはないですが、美味しい一杯が待ってるのでちゃんと待てます。
そんなご夫婦はイケメンご主人と接客の素晴らしい奥様。お二人が店内で作り上げる雰囲気は最高です。
着丼です。
見るからに美しい特製仕様の鴨中華そばです。トッピングは、鴨チャーシュー・豚チャーシュー・メンマ・ラディッシュ・ワンタン・ネギ・三つ葉。別皿で鴨の串焼き・奥久慈卵の半熟卵が添えられます。
スープはやや色濃い醤油で、動物出汁は合鴨と軍鶏。昆布や煮干し等も扱い、鴨香味油も相まって奥行き・深みが凄くてめちゃ美味い!
かえしにも複数の醤油をブレンドし、貝類なども投入する事で、やや鋭めの塩みや香ばしさが出汁と合致し、厚みある口当たりでこりゃ凄い!
麺は驚きの平打ち太麺。この麺は三層麺と名付けられ、表面部と中心部で個性の異なる小麦を使っているようで、特に中心部にはパスタにも使用されるデュラムセモリナ粉を使用。
歯切れは良いが、口内でねっとりするような食感に変化していくような様も面白い。中華そばのスタンダードの麺と比較しても明らかに太く、まるでパスタのフェットチーネのよう。
ビックリなのは鴨福さんは屋号の通り鴨が絶品で、日本国内の鴨を扱うラーメンの中でも鴨の旨さがトップクラスでは無いかと感じています。
仕込みの段階から、隠し包丁のような細かい切れ込みを入れており、美味しく鴨肉を食べるための工夫がきっとされていると思います。適度な食感はあるが肉自体の旨みが素晴らしい。
この別皿にもかなり驚いた。
奥久慈卵の温泉卵はそのままでも美味しいが、麺をつけ麺のように卵に絡ませて食べると、なお美味しいとの事で実践。濃密な卵が旨みを絡ませた麺と融合してめちゃウマ!
そして鴨の串焼き。お高い焼鳥屋にいるかのような串焼きで、レア感もありながら香り・風味が鴨独特の高級感を漂わせ、ラーメン屋にいるのが嘘のような圧巻の美味しさを魅せつけている。コレは旨すぎる!
ラーメントータルでも圧巻の完成度で、類似するお店も思い当たらない「独自性」を感じ、遠くならない未来に多くの栄誉を受賞していくのでは無いかと思っています。ラーメン好きなら一度は食べてもらいたい!相当なこだわりを持つ一杯です。また食べたいなあ。ごちそうさまでした。