今回は東京都豊島区南池袋。
全国的にも有名な大勝軒の総本山となる「東池袋大勝軒 本店」さんへ。
コチラの店はラーメンの神とも呼ばれる「故 山岸 一雄」氏が発足させた名店です。
この本家は現在とは違う場所にあったのですが、東池袋再開発計画により退去を余儀なくされ約45年の営業に幕を下ろし、2008年よりコチラの店舗で営業。
またラーメン界の神が作り上げてきた味を学んだお弟子さんたちが、全国各地で店舗を数多く展開する元となったラーメン界の名門です。
山岸さんのレシピは山岸さんの舌であると言われるほど実は再現性が難しく、多くを学んだ弟子ですら味の完成度に納得がいかない事が多い事を昔の映像で見た記憶があります。そのため今は亡き山岸さんの一杯を真そっくりに作れる店はそうそうないのが現実のよう。
ただひとりのラーメン好きとして、神といえる山岸さんの遺した足跡を一度は肌で感じ取りたく東池袋に足を運ぶこととしました。
もりそば発祥の生ける伝説の店舗や
簡単に東池袋大勝軒の店舗紹介
店名:東池袋大勝軒 本店
住所:東京都豊島区南池袋2-42-8
最寄駅:東池袋駅7番出口より徒歩1分
電話番号:03-3981-9360
営業時間:11:00~21:50LO
定休日:水曜
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
場所は東池袋駅より徒歩1分
お店の場所は東京都豊島区南池袋。
最寄りとなる駅は東池袋駅で7番出口から徒歩1分。
池袋駅からだと東口から徒歩7分ほど要する日出通り沿いで近くには首都高5号池袋線もある。
店は横に広く存在感はかなりのもの。
外からでもしっかり店内の雰囲気を感じ取ることができます。
テラス席?もあり混雑時には外の風を感じながら麺を啜ることもできそうです。
メニューは多彩!麺量は多め
店内に入り左側に券売機。
選択項目はかなり多く初見さんは迷うかもしれない。メニューの上段には現代仕様に進化させたもりそば・中華そばが並び、中段あたりには昔ながらの嘗てのもりそば・中華そばがあります。
餃子700円はなかなかやな!
麺量は小で160g・並320g・中480g・大640gとなります。通常は320gでやや多めなので、少なくしたい人は食券提示時に申し出れば対応してもらえます。
座席はカウンターとテーブル席。感染対策の仕切り版もあり、カウンターの座席間隔は広め。
卓上には白&黒胡椒・お酢・豆板醤・ニンニク・唐辛子。
店員さんは比較的感じ良く安心感あり。
もりワンタン
着丼です。
言わば山岸さんの守り抜いた味を進化させた一杯となります。
今回は麺量を250gほどに指定。
つけ汁にはチャーシュー・ワンタン・茹で卵・ネギたん海苔・メンマなど。
もりそばは中野の大勝軒のまかないからスタートしたんや。
冷水で締められた瑞々しさの残る麺を箸に取り、つけ汁に潜らせて頂くと先行するのは甘みと旨味。程よい酸味と唐辛子の風味をも感じる構成。
鶏・豚・魚介が投入されたつけ汁は旨味の出汁が広がると共に、甘味も酸味も辛味も感じる独特な味わい。
瑞々しいツルシコの中太麺だけでもなかなか美味しく、ズルズルスピードは加速するばかり。
中盤以降でお酢を加えたり、にんにくを加えたり味変を試みるのもオススメ。個人的には山岸さんの言う所の醬(じゃん…かえし)があると、前面に塩っぱさを出せてそれもまた旨そうでチャレンジしたくなる!
チャーシューはモモの部分かな。弾力が強く噛み締めることで旨味が出るタイプ。
ワンタンはトゥルントゥルンの滑らか食感で、餡はほとんど無いものの皮だけで抜群に美味しかった。
美味しく頂きました。特に麺が美味しく劇的に腹が減っていれば、豪快に麺を啜る勢いが止まらなくなりそうな印象でした。山岸さんご存命の頃の一杯はどんな味だったんだろう?と叶わぬ夢を抱えてこれからも大勝軒の味に思いを馳せていきます。ごちそうさまでした。