今回は東京都新宿区西早稲田に2025年5月25日にオープンとなった【shizuku(しずく)】さんへ。
こちらのお店は早稲田の名店【巌鉄】さんの閉店した同様の場所に新規開業を果たした形。運営は名店【むかん】でも勤められていた女性店主の綾乃さんが運営。新店舗は巌鉄の面影はまるでなく、自身の色にお店をリフォームをかけて念願のオープンに至ったようです。
お店の営業は、オープン期間は毎日100食売り切れ完売のスケジュールとなっており、順調にお客さんが並べば15時位には完売になりそうな流れです。

女性らしい細かいところに配慮が行き届いたお店やで!
店名:shizuku
最寄駅:都電早稲田駅より徒歩3分
電話番号:不明
営業時間:11:00〜
定休日:不明
SNS:X
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。

お店の場所は東京都新宿区西早稲田。
最寄駅は都電早稲田駅より徒歩3分ほど。地下鉄早稲田駅からは徒歩9分程となる新目白通り沿い。通りを走る車からもよく目立つ立地となっています。

店内満席時は外並びとなるが、並び方は店前の歩道を開けて東方向(江戸川橋方面)へ伸びる形。食券購入タイミングは店員さんからの促しがあってからでOK。


お店の外観は巌鉄時代からガラリと変わって、ポップな看板が掲げられています。店頭の案内看板はオープン時は100食限定販売となります。100食到達したら当日の営業は終了する流れのようです。一先ず、オープン期間は杯数限定の営業をしていくようです。それにしても文脈めっちゃ丁寧だなぁ。

店内に入りタッチパネル式券売機で食券購入をします。
メニューラインナップは塩・醤油・限定などとなっているが、オープン期間は代名詞の塩の一本勝負と謳っています。

ご飯類やアルコールドリンクもあります。
一先ずグランドオープン時は塩オンリーですが、今後は醤油・限定ラーメンと販売をしていくようです。

店内の座席はオールカウンターの10席。ウォールペイント状のデザインが描かれていたりと、店主さんの独自の世界観を作り出した空間となっていて、コンクリートの無機質な色味が特徴的。かつての巌鉄の店内雰囲気の面影は全くありません。
卓上調味料には、ハーブ酢のみ置かれています。

厨房からは綾乃店主が大きな声で接客&調理。店主らしく一番大きな声で愛想良く先頭に立って頑張っていました。卓上にはラーメンの盛り付けの写真と、素材の解説がすごく丁寧に書かれています。店主さんめっちゃ几帳面。

ただ『加水』が『下水』になってるから、はよ直したほうがええなww

着丼です。
綾乃店主渾身の一杯を特製使用となる形式でオーダー。ビジュアルも彩り鮮やかとなっています。トッピングはチャーシュー・味玉・小松菜・白髪ネギ・メンマ・穂紫蘇・大葉ペースト。

クリスタルレンゲでスープを一口。スープは鶏豚が投入されているとの事ですが、前面に感じるのは『鶏』。動物2種が投入されているが、ガツンとくるような味わいではなく、比較的繊細感ある優しめで穏やかなコクがある口当たり。
一杯のラーメンとして、塩み・インパクトは極力抑えて出汁から感じる美味しさに特化したような美味しさ。しみじみ感じる美味しさで毎日でも飲んでいけそうなスープです。

麺は三河屋製麺の中細麺。店内蘊蓄には低加水のパリポキ麺と記載されているが、想定ほどパツンとかポキポキとかしていない。しっかり歯応えもある麺で、パツ感も感じながら心地よい柔らかさも感じ取る事もできる。



ここからshizuku劇場が始まる。
2種のチャーシューは豚と鶏。豚は炭焼き肩ロースとホロっと柔らかい煮豚の腕肉。この豚のチャーシューが絶品に美味い。個人的には肩ロースの風味が良くて美味しかったな。腕肉は箸で持てないほど柔らかく、鶏チャーシューもしっとり美味しく絶品。

麺上に乗っていた甘み感じる白髪ネギと、ピリッとペッパーは麺と食べ合わせる味変材料に役立つ。一緒に添えてあるメンマは柚子があしらわれており爽やかな旨み。これらの素材で様々な味変を敢行できる。


中でも一番の味変材料が大葉ペーストとなる!紫蘇の酸味がふんわり広がり、爽やかでさらなる食欲増幅にもなる。『白髪ネギ』『ペッパー』『柚子メンマ』『大葉ペースト』『穂紫蘇』そして卓上のハーブビネガー。ラーメンスープが比較的穏やかだったのは、こういう味変化や食べ進める展開が視野にあったからか!
ラーメンの食べ始めから食べ終わりまで、お客さんの動きを計算したようなワクワクするようなラーメン構成だなぁと感じました。

味玉も美味しく。美味しくラーメンを頂きました。様々な味の変化を楽しんで、最終的には大葉や穂紫蘇の効果が強く出てスープには紫蘇系の味が残りました。女性らしい優しく爽やかで様々な楽しみ方が出来る一杯だと感じました。ごちそうさまでした。