今回は東京都千代田区内神田。
神田駅から徒歩のアクセス圏内に本格的な中華そば店が2021年12月9日オープン。福岡県博多に店を構える「三馬路」が東京初進出となります。
三馬路とは、上海の大通りの名前が由来でこちらのお店もそこから屋号にしたのかな。中国由来っぽい屋号だけど、作る中華そばは日本の繊細な技術が生かされた高貴な一杯。あふれる期待を胸に席数僅かの期待の店舗に突入です!

食べ応えある華やかな一杯や!
店名:三馬路 東京店
最寄駅:神田駅西口より徒歩4分
電話番号:03-3527-1412
営業時間:12:00〜15:00 18:00〜21:00
定休日:土曜・日曜
SNS:X
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。

人通りの多い神田駅西口通りを直進し、パチンコ店を左折してスグ。
入り口はかなり堂々とした白暖簾。上の写真はオープン時の店の佇まいだが、この貫禄は期待値を勝手に上げてしまう!

店頭にはお店の営業案内が。グランドオープン時は通し営業をしていたが、現在は土日休みで昼夜と営業をしています。
店内満席時の並び方は、店に向かって左側のパチンコ屋方面へ列が伸びていきます。食券は店内入って直ぐにあり、外ならびがある時は食券先買いでOKの模様です。店内への入店&着席は店員さんの促しがあってからの様です。



店内に入りスグに券売機があり確認すると、メニューは塩と中華そばをはじめ、煮干しそば・昆布水つけ麺・油そば・鴨そばなどと揃っています。コチラのお店の代名詞は『塩そば』だと思っていますが、昆布水つけ麺も人気のようです。
特製になるとかなり食べ応えのある内容になります。

座席は立派な一枚板の分厚いテーブルに7席が着席できるだけの小さな店内。


各座席にはラーメンや昆布水つけ麺などのメニューの紹介が細かく記載されたPOPが置かれている。だいぶ細かく丁寧に記載されているので、熟読しているだけでそれなりの時間経過が見込まれる。

卓上には塩かえし・醤油かえし・藻塩・ミル挽き胡椒・柚子胡椒が置かれているので巧みな味変ができそうだ。

麺は菅野製麺。店内は静かで、THE職人といった店主さんが黙々と腕を振るう。独特な緊張感に包まれる店内となっています。

着丼です。
トッピングはチャーシュー・味玉・小松菜・青ネギ・ワンタン。

一流の鶏の丸鶏やガラを使用して節・煮干しを合わせた繊細なスープ。
味わい自体はかなり魚介ファースト。故にでまるでアニマルオフの様な印象さえ感じさせる。
芳醇か香りも立ちメイドインジャパンの中華そばを感じさせる高貴な味わい。

麺は菅野製麺所の中細麺を採用。
しなやかで滑らかさも持つ存在感ある麺で動物&魚介の抜群の旨味を持ち上げます。

更にこの一杯を華々しくさせるアイテムが鶏チャーシューの上ににっています。爽やかな柚子皮のペーストと。香り高いキノコデュクセルペースト。2種類の相反する風味を持つアイテムが、一杯の楽しさを底上げさせます。



豚チャーシュー・鶏チャーシュー共にボリューム感があり、食感も豊か。
動物特有の臭みもなく、下ごしらえも正確に行われている模様。
味玉は黄身がトロトロすぎててスープに流出。個人的にはラーメンの味玉はやや硬めのあしらいが好み。

特に特製では2つのワンタンが別格の存在感を魅せる。エビもプリプリ感を維持した食感、モチプリな上質皮まで全てにおいて美味しく「三馬路」に来たら是非ともワンタンはオーダーしておきたい所。
特製は注目する箇所が多いのと、スープをすくうレンゲが止まらないので、油断すると麺とスープの食べるバランスがおかしくなってしまいます。(終盤かなりスープが少なくなっちゃった)

コチラは煮玉子トッピングの昆布水つけ麺です。
麺側にはチャーシュー・ライム。つけ汁側に味玉・青菜・ネギ等。

整えられた麺線を浸す昆布水。実は昆布水だけでなく、煮干しや本枯節・貝柱や椎茸などが投入された贅沢な昆布水となっている。

麺は菅野製麺所の中細麺。綺麗に整えられた麺線でその綺麗なビジュアルからは崩したくないほど。あらかじめ昆布水に浸った麺は先ずはそのまま啜り、続いて卓上の藻塩でも頂く。藻塩と昆布の旨みが融合した時の美味しさは天下一品。
そしてつけ汁に麺を浸して啜ります。つけ汁は穏やかな旨み。動物出汁に加えて、浅利・煮干し・節などの魚介を合わせたつけ汁。上品で穏やかで日本らしい繊細な出汁感を演出したつけ汁でめちゃ美味い。麺の歯切れ・コシ感も良くて美味しい。



トッピングなどの美味しさも際立っていて、品あって旨みしっかりの昆布水つけ麺はとても美味しい!高価な紀奥山椒を振りかけてると山椒の香りがふんわり広がりまた違った一面を見せてくれました。美味しかった!初めから最後まで【三馬路ワールド】に引き込まれたまま一時を過ごした印象でした。ごちそうさまでした。