今回は、南都留郡山中湖村にある「湖麺屋 リールカフェ(Reel Cafe)」さんにお邪魔しました。
食べログでは常に山梨県上位に位置する名店。
また、2019年には食べログ百名店(ラーメンEAST)として山梨県で初めて選出された栄誉あるお店。
東日本の数あるラーメン店の中のベスト100的な位置づけです。スゴイっ!
店内はカジュアルで、観光でもデートでも一人でも訪れやすい。
夏場は避暑地として訪れたり、冬場は雪見ラーメンもいいかもしれません。
筆者も何回か来ていますが、来るたびにブラッシュアップがかかっていて毎回驚かされます。
やっぱリールカフェは塩が個人的にオススメやで!
店名:湖麺屋 Reel Cafe(リールカフェ)
住所:山梨県南都留郡山中湖村平野493-111 山中湖テディベア ワールドミュージアム
電話番号:0555-20-2800
営業時間:11:30~14:30
定休日:月曜・木曜
SNS:Twitter
SNS:FaceBook
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
リールカフェさんは、山中湖南東の外周沿い。
テディベアミュージアムの真隣にあるので、そちらを目指してもOK。
注意深く自動車を走らせていれば、お店の看板が見えるでしょう。
外周道路沿いには砂利の専用駐車場もあります。
駐車場からは山中湖が一望できます。ドライブ・観光にも最適!
テディベアミュージアム正面にも駐車場完備。ミュージアム側の駐車場は店舗側へ向かう脇道を上ればあります。
山中湖側の駐車場に駐車したら道路を渡り、階段上に向かって進みましょう。
混雑時・店内満席時には外並びすることになります。
来店したら基本的にウェイティングシートに名前を記載して待つ仕組み。名前を記載したらその場から離れても良いが、点呼された時にいなければ勿論次の人が先に店内に通される事になるので、付近には居るようにしよう。
お店のロケーションは自然の美しい場所にあるため、夏場は緑が美しく生い茂り、冬場は雪を見ながらラーメンを食べることも可能。
店内に入るとまず券売機がありますので、食券購入して案内された席に着きます。
メニューの構成は基本的王道メニューとして以下の通りのラインナップとなります。
- 正油ラーメン
- 塩ラーメン
- SOY味噌ラーメン
- つけめん
その他にも『板板麺』『旨煮干の和風カフェソバ』『豚煮干ラーメン』『限定ラーメン』などの用意もある。
時期的にあったりなかったりするメニューもあり、お客さんを飽きさせない工夫も開いている。
俺ラー的オススメは塩とSOY味噌や!
また2024年2月訪店時には2023年の秋に開催された『日本ご当地ラーメン総選挙』において創作して3位入賞した『甲州地どりラーメン』のReel Cafeアレンジバージョンも登場しており、販売しているようであれば是非とも食べておきたい一杯となる。
【日本ご当地ラーメン総選挙】山梨県代表のTeam KOSYUJIDORIと甲州地どりラーメンの紹介メニューの詳細を詳しく知りたい場合には、券売機横に細かく記載された蘊蓄が掲げられている。
美味しいメニューがたくさんあるので目移りしてしまうのは仕方ない。因みに連食も可能なので希望の方は食券購入とともにお店に申し出よう。
店内はカウンター席、テーブル席の構成。
店内は木の温かみを感じ、カラフルな椅子が並んでいて「おしゃれカフェ感」満載。
上の写真はコロナ禍真っ只中のものだが、2024年にはある程度の仕切りは無くなっていた。コロナ禍最中はかなり強い対策をしっかりされていたが、現在は店内のルールも緩和されていた。
また、リールカフェさんは県外からの観光客も非常に多い。
店内に居ながらも、山中湖をガラス張りの店内から見ることができ、ロケーションもグッド!
上の写真のように冬場は雪積もる山中湖も見ることもできちゃう。
特製を注文の方は是非お店推奨の食べ方を実施してみてください。
なおリールカフェさんは「無化調」のお店。
体に優しく美味しいものを作るのはもちろん、地元の素材を沢山使用し最低3日をかけて仕込みをするなど、こだわりの強さは流石の一言。卓上に調味料を置かないのも自信の表れ。
コロナ禍の休業中にクオリティを上げ、特製トッピングは別皿になりました。
トッピングはチャーシュー、味玉・スライスオニオン・焦がしネギ・かいわれ・海苔、メンマ。
以前のトッピング一体型の特製塩ラーメンはコチラ↑です。
スープの表面には香り高い高級キノコのポルチーニオリーブオイル。
透明度あるスープにはこだわりの塩やアゴ・蛤・牡蠣・鶏節等で抽出したダシからなる構成。
マスター曰く「近年は、東京都町田の名店【超純水採麺 天国屋】の佐々木店主より教えを受けた五島列島の手塩を採用してブラッシュアップをかけた」とのこと。
一口目から優しくも深い味わい。オイル、蛤、牡蠣らのエッジの効いた旨味も後押しして、何層にも続くスープの旨味。
和と洋を見事に融合させた様な絶品塩スープ。確実に以前にも増してブラッシュアップされてる!うんまぁ〜!
麺は中細サイズのストレート麺。京都の老舗製麺所の麺屋棣鄂(ていがく)の麺を採用。
麺線も綺麗の整えられ、口に含むとやや柔め&滑らかで見た目以上のボリュームを感じスープとの一体感もお見事。
チャーシューも勿論ブラッシュアップされておりレア仕様。
下処理も素晴らしく臭みなく、肉本来の美味しさを見事に引き立てる食感と味になっている。
特製をオーダーしたら少しずつトッピング類をスープに馴染ませて食べいくのがオススメ。
本来の塩スープから素材の旨味を纏わせたスープも最高!
焦がしネギは風味が大きく変わるので終盤に…
1食で様々な表情の変化を見せるリールカフェの「塩」は凄くて美味い!
コチラはSOY味噌ラーメン。
今まで見向きもしなかったが食べてビックリ!めちゃ美味い。なんで今まで食べてこなかったんだろう…
先バレしちゃいますが、山梨県内の味噌でトップクラスの旨さです。
スープは複数の一流味噌をブレンドし、豆乳スープに合わせたもの。口当たり滑らかで、スッと体に馴染む様なマイルドな味噌でありながら後半はじんわり辛くなる。味噌特有のコクも勿論あるが、この味わいは唯一無二。
個人的には味噌の差別化は難しいと考えているが、完全に美味しい独自の味噌路線を突き進んでいる!
これは美味いっ!
コチラは古めで2018年時のもの。現在とは確実に見た目は変わっているのでご承知おきを。
見た目は濁りなき清湯。しっかりとした正油の色味があり、真っ白な丼のキャンバスに映えます。味わいは、無化調だけあって予測通り非常にあっさり。後から正油の風味が抜ける感じ。
正油の突き抜けるような味わいではなく、おひとやかで上品な味わいでした。
着丼です。
つけ麺に関しては、かなり昔に「特製甲州地どりソバ」を頂いたがそれ以来のつけ麺です。
特製トッピングはチャーシュー・味玉・メンマ・かいわれ・ばら海苔・フライドオニオン・海苔。提供直前に「酢橘」と「柚子胡椒」も提供して良いかの伺いもありました。それらは別皿で提供されます。
麺は平打ちのストレート麺。しっかり麺線が整えられ提供。
麺の器には昆布水が入り、近年のトレンド要素も含まれていて現代感バリバリ!
昆布水の味わいはプレーンで仄かな旨みを感じるため、麺そのものの旨みや小麦の香りやを感じるのにもオススメ。
つけ汁はレンゲにとって見るとシンプルではあるが綺麗な黄金色。
見た目だけではごっつい旨みが詰まっているとは分からないのが、個人的にリールカフェの魅力だと思います。
麺とつけ汁を共に啜ってみると、強めの塩分濃度に後押しする出汁の旨み。
先ほど言ったように、見た目ではシンプルに見えるんだけど、口に入れれば出汁を主体とした旨みがギンギンに効いていて、つけ麺のファーストインパクトとしては抜群!塩みと旨みのアンサンブルで実に美味い。
麺の存在感も非常に強く、硬すぎず噛み心地良い食感の平打ち麺がモチっと美味い。また別皿提供の酢橘・柚子胡椒は麺との相性抜群でめちゃウマ!酢橘はなんか高そうな物使っているようなぁと言う濃度の強い素材でした。
特に暖かい時期には、さっぱり&深いつけ麺はマストな一杯です!
コチラは『日本ご当地ラーメン総選挙』に出店時3位入賞した『甲州地どりラーメン』をReel Cafe仕様にアレンジを加えたもの。甲州地どりラーメンと謳う商品がまだまだ少ない中、希少で貴重な一杯となります。
トッピングには2種のチャーシュー・ワンタン・味玉・九条ネギ・鶏団子・鶏節らが入る贅沢な仕様。
スープはご覧の通り非常に色鮮やかな淡麗系スープ。甲州地どりのエキスがたっぷりと染み出した出汁に、数多くの魚介エッセンスが旨味の後押しに加勢。ご当地ラーメンの鶏感ビッシリなスープにプラスして、ハッキリとした魚介インパクトが濃密に溢れたReel Cafe仕様の贅沢スープ。醤油の風味も際立ってめちゃうま!
麺は中細のストレートタイプ。やや丸みを帯びた麺は適度な食感歯切れも良い。
その中で、ご当地ラーメン総選挙出店時の大きな特徴であった麺とスープの調和性・麺へのスープの乗りも良い風に再現されていて美味しい。スープに浮遊する鶏節も少しずつ麺に絡めて啜る事で鶏感ブースト!
甲州地どりラーメンと言うことで、総選挙で扱った鶏団子やオリジナルのワンタンがあるのも嬉しい。
チャーシューも吊るし焼きをしている訳ではないが、提供直前に焼きを施したおかげで肉も風味高く相当な旨さ。思わず食後に高村店主のいる厨房へどうやってチャーシュー仕込んだか聞きに行ってしまった!!
調理の邪魔やぞぉー!
是非メニュー化されているうちは一度食べてみてほしいなと思う一杯でした。
以下は山梨観光推進機構において「当ブログ執筆」のリールカフェの記事の掲載がされました。