今回は東京都大田区下丸子。
神奈川県川崎との県境のあたりの多摩川近くに2024年1月22日に【奈つやの中華そば】がオープン。
不動前駅近くで2023年の2月にオープンして間借り営業をしていたが、晴れて路面店へと移転オープンとなりました。
店主さんは、学芸大学駅最寄りの百名店の【麺処 びぎ屋】ご出身。深くて美味いラーメンが売りのお店で修行され、ご自身のエッセンスを出しながら旧店舗では知名度を上げていきました。
店主さんの念願叶う路面店となりますので、気持ちの部分でも更に強い決心があることかと思います。今後の発展にも大いに期待したい所です。
お人柄もええから、ファンもたくさん付くんやろな
店名:奈つやの中華そば
最寄駅:下丸子駅より徒歩3分
電話番号:不明
営業時間:11:30~(オープン月は不定期営業)
定休日:不定期
SNS:X(旧Twitter)
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
お店の場所は東京都大田区下丸子。
最寄駅は東急多摩川線の下丸子駅より徒歩3分。
歩行者の多い通り沿いの右側に店はあります。
びぎ屋から寄贈された紺色暖簾がお出迎え。
さて、並び方・整理券の買い方も解説します。基本的には「先ずは並んで入店の際に食券を買う」ルールなので、訪れた人は先ず並びましょう。
並び方・列の作り方もオープンの時は特殊な並び方をしていたが、日の経過で並びの方法も変わってくると思われます。入店までは、並んでいれば店員さんからの誘導があるので従っていればOK。
20名並んどったら1時間待ちくらいの目安やで!
店頭には多方面からの祝いの花が届けられています。【麺処 びぎ屋】【中華蕎麦 とみ田】などの名店からも届けられており、店の箔をつけています。
また、入口頭上には「もちもち雲呑」となんだか唆られる文言が記載されています。店前ではラーメンの香りより、向かいの珈琲屋さんの香りが強めに漂うのでなんだか不思議な感じ。
入店して券売機があるので、食券を購入します。
メニュー構成は煮干しの旨み効いた中華そばがメインのラインナップとなります。
おそらく今後は『つけそば』などメニューも増えていくのではないかなと思います。ご飯類も茶碗カレーが人気だった。
店内はカウンターのみ6席のアットホームなレイアウト。回転は特段早くはないが遅くもない印象。
卓上調味料は無く、清潔感あって明るい雰囲気の店内。運営するご夫婦は終始温かい接客・サービスに従事されお客さんを非常に大切にしている印象。
忙しくともピリつく雰囲気は皆無で、愛される店づくりをしてるのがよく分かります。
丁寧に作られた中華そばの着丼です。
トッピングはチャーシュー・メンマ・雲呑・ネギ・海苔・味玉。一番高い一杯は、言うなれば豊富な具材の乗る特製仕様となります。
ネーミング長いのぉ。
早速スープから。スープはファーストコンタクトで煮干しをしっかり感じる構成。
煮干しのえぐみは無く、ジャパニーズラーメンスープとして優しい中に深みがあり、最後は丸で収めるような味の移り変わりを意識したかのようなスープの出来栄えでとても美味しい!
恐らく鶏・豚・煮干し・節らの合わせ技かと思うが、どれかが際立ちすぎることなく放っておけばスープだけで完飲してしまいそうな美味しさ。現代っぽい派手さのあるスープではないが、日本のラーメンらしい心温まる美味なるテイスト。
麺は菅野製麺所の中細全粒粉入り麺。
食感はザックリパツパツと景観な食感が際立つ麺となっていて歯切れも良い。
加水率を抑えザラつきも程よく感じるとともに、煮干しらの旨みがしっかり麺一本一本に絡み、スープ・麺共々美味しいです。
チャーシューは2種の豚が投入されており、吊るし焼のようなスモーキーな風味を感じる豚が尋常じゃなく美味かった。
味玉は黄身がトロトロで流出するタイプ。
どの素材もハズレがなくしっかり美味しい。
もっと圧巻なのは看板にも使用している『もちもち雲呑』。
3枚もの分厚い雲呑が入っていたが、これらのワンタンはお店での手作りの模様。
歯を入れてみればその皮の厚さはスグ分かり、文字通りかなりのモチモチ加減。こんな雲呑食べたことない!と言う程のもっちり感で噛めば噛むほど旨みを感じて感動。中の餡も美味しく雲呑推しに恥ぬ美味すぎる雲呑でした。
メンマは飴色であまり見ない色合いの構成。少しばかりしっとり、そしてコリっとする食感で味付けも美味しい。
スープ・麺・トッピングの全てにおいて、作り手のラーメンに対する愛情を感じ、かなり満足できた一杯でした。本来食べたかった『つけそば』も楽しみです。ごちそうさまでした。