今回は2024年2月19日に山梨県初上陸となる【東京麺珍亭本舗(めんちんていほんぽ)竜王店】へ。
東京麺珍亭本舗は『元祖油そば専門店』と言うことで、その言葉の通りラーメンは無く『油そばの専門店』としての元祖。
東京麺珍亭本舗の発祥は1997年の東京都早稲田の鶴巻。そこから暫くは1号店だけで人気を博していったが、2018年からフランチャイズ事業(以降FC)の展開を開始。まだFC展開を始めてそれほど時間経過がしていないため、関東近郊にすらそれほど出店されていない状況。
そんな中、山梨県にて突如として人気油そば店のFC展開が実現することに!油そばフリークは歓喜に満ち溢れることでしょう。
営業時間もかなり長く、日中から翌日朝3時までのアメージング営業。(オープン後、お店の人手が揃うまでは早仕舞いもあります)一度は食べておかないとね!
スープが無い分、油そばはラーメンよりローカロリーなんや!
店名:東京麺珍亭本舗 竜王店
最寄駅:竜王駅より徒歩16分
電話番号:不明
営業時間:11:00〜翌日AM3:00(人手が揃うまでは早仕舞いあり)
定休日:無休
SNS:Instagram
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
まず、お店の紹介に移る前に前提として抑えておいて頂きたい事があります。
昨今、ネット・SNSでは【東京麺珍亭本舗】が『油そば発祥』であると謳う情報が数多ありますが、これは誤りです。東京麺珍亭本舗が最初とされるのは『油そば専門店の元祖』と言う点。
諸説あるが、油そばの発祥は東京武蔵野地区の名店で1957年創業の【珍珍亭】、若しくは1952年創業の【三幸】とされています。両店とも1950年台頃より油そばの提供をされていたと言う記録があり、1997年創業の東京麺珍亭本舗が油そば発祥とは言えないでしょう。
勿論、東京麺珍亭本舗さんは「油そば発祥」なんて一言も謳っていないが、「元祖油そば専門店」とは謳っているため、勘違いの解釈をした人たちが間違った広め方をしてると考えられます。
…とこの辺は結構重要なので、抑えておいてほしいなと思います。
言葉のニュアンスの伝え方ムズイなぁ
少し話が脱線しますが、全国区に油そばを広めたと言う観点では、ロングランで『カップ油そば』を販売して続けている【ぶぶか】が最大の功労者ではないでしょうか。
珍珍亭・三幸・ぶぶかと、3店舗はいずれも東京武蔵野地区と言うことで、油そばは武蔵野エリアから全国区へ広まったと言う事は確かですね。
さあ、それでは以下より本題に入ります!
お店の場所は甲斐市竜王。
甲州街道・竜王バイパス沿い、竜王北小入口信号付近のテナントの一角に真っ白な店構え。
隣のテナントには人気町中華の【中華飯店 味楽】があります。
お店自体はバイパス沿いのため、走行する車からもよく目立つ場所にあります。
看板も設置してあり、昼も夜もお店の位置がしっかり分かるように工夫がされています。
お店の駐車場は店前に数台しか停めれないようだが、実は結構多くの台数を停められる。
上の写真はX(旧Twitter)で俺ラーをフォローしてくれている『しおちゃん』が作成したものを許可得て拝借した駐車可能スペースの空撮写真。黄色で囲ってある場所が駐車可能スペースらしい。
どうやら大家さん?がこのエリア一帯を管轄してる為、今後もずっと黄色のスペースに限り駐車可能との事。店舗前・升亭駐車場・うどんのこいけや周辺・ボルダリングジム周辺と停めれるので、これはありがたい!
店内に入り、券売機で食券購入からスタート。
油そば専門店だけありメニューはオール油そば。特製盛り・焼豚盛りとレパートリーはあり、これらに細かいトッピングを追加することができる。並盛と大盛は同額、麺量は鬼盛まである。
おすすめトッピングの「背脂&ニンニク」「背脂&明太子」は文字通りオススメ!!
クズ肉(端切れとなり販売できない肉)も運が良く余っていれば頂けます。
店内は全てカウンター席。お子様用の椅子の完備もあるので子連れも安心。
壁にはアンダーグラウンド感満載のウォールペイントやお店のロゴが描かれています。
カウンターテーブルは真っ赤で綺麗。なんだか家系ラーメン店のようだ。
卓上には油そばの定番調味料のお酢・ラー油をはじめ、中毒性高いニンニクソース・胡椒・胡麻・本格的に辛いどろ唐辛子と充実。
卓上には油そば初心者に向けた指南書的なガイドPOPが掲示されている。油そばのマストな食べ方をナビゲートしてくれている。
麺を豪快にまぜまぜするから、汁はねはよくあるので紙エプロンも効果的に使おう。
卓上にはメンチストカード(スタンプカード)が置いてあり、希望者にはスタンプを押してくれ、最少5個貯まると油そば一杯無料の太っ腹サービスの恩恵がある。
使う貴方はメンチスト。
雨の日はポイント2倍なんだぜ!!
ドラッグストアか!
店内は、オープニング期間ということもあり多くの従業員さんが調理や接客に従事。雰囲気よく気軽に店員さん達も話し掛けてくれます。
モニターからは、イメージ映像を常時流しており一貫してポップでオシャレな雰囲気がある。
調理の回転は早くもないが遅くもない。適度なタイミングで油そばを提供してくれました。
着丼です。
上の写真は特製油そばの大盛、下の写真は焼豚盛油そばの大盛となります。共におすすめトッピングの「背脂・明太子」を入れています。
クズ肉も余剰あったのでお願いしました。
特製の方が半熟玉子・ネギらが乗るので色鮮やかではある。
麺を底から豪快にまぜまぜしてタレやトッピングをバランスよく混ぜ合わせます。
麺をリフトしてみると中太のちぢれ仕様。こう言うタイプなのか!と少々意表付かれた麺の形状で、タレはシャバ感ある醤油ベース。
麺を啜り上げるとモッチリ感ある麺にしっかりタレが絡み美味しい。タレはスッキリした醤油ベースな印象だが、コクの強みが顕著で山梨県民が知る油そばの美味しさとは一線を画す印象。
何が何だか分かんないけど美味い!コレが油そばの醍醐味だと勝手に思っています。
普通にタレと麺を絡ませて食べるのは美味しかったけど、味変材料として「卓上ニンニクソース」はやばウマ。中毒性ある香りと旨みで、例えるなら「中毒系ニンニクサウザンドレッシングマヨネーズ」と言った所。店員さんも、『コレがあれば幾らでも麺食べれます』と言っていたがコレには納得!
明太子は麺と相当合うが、混ぜすぎると明太子感無くなるので麺全体を混ぜる時は一時的に明太子を避難させたい。
また、どろ唐辛子は粉末状のスリダネのような調味料で一振りでかなり辛くなる。ちゃんと辛いので、辛党の人には至福の味変になるでしょう。
バラチャーシューは脂身もそれなりにあるのでジューシーで背徳感ある旨さ。味付けとしては強くないのでタレに絡ませながら食べるとヨシ。
気軽に本格的で美味しい油そばを頂けて、嬉しくありがたいオープンでした。また来ます。ごちそうさまでした。