今回は2023年10月29日に、東京都台東区浅草橋に移転して来られた【饗 くろ喜(もてなし くろき)】さんへ。
同店は、東京ラーメン界の重鎮クラスの実績・功績を残してこられた「黒木直人氏」の代名詞となる銘店。この度秋葉原の店舗からの移転を果たしました。
移転先店舗は、黒木ワールド全開のラーメンとおもてなしを楽しむ場になっていると感じます。
和食・イタリアン出身であり、ミシュランガイド掲載・食べログ百名店を受賞するほどの美味しい一杯は、山梨県産地鶏の「甲州地どり」を扱っている事から、個人的にもずっと注目していたお店であり、店主さんのラーメン感を窺えるYouTubeも見て、共感に浸った思い出もあります。
兎に角、行ってみてラーメンを食べてその世界観に存分に浸ってみる事にします。
巨匠の一杯はさぞ旨かろう
店名:饗 くろ喜(饗くろ㐂 )もてなし くろき
住所:東京都台東区浅草橋1-28-9 ROJI ASAKUSABASHI 1F
最寄駅:浅草橋駅より徒歩2分
電話番号:不明
営業時間:〔月曜・水曜・金曜〕11:00~15:00 〔火曜・木曜〕11:00~15:00 18:00〜20:00 〔土曜〕10:30〜15:00 18:00〜20:00(オープン期間は主にランチタイムのみ)
定休日:不定休
SNS:X(Twitter)
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
お店の場所は東京都台東区浅草橋。
最寄りの浅草橋駅より徒歩2分。
その店の佇まいは圧巻で、入り口の扉以外は殆どガラス張り。そのガラス面の内側はショーケースになっており、姿形が違う個性的な丼のみが数多く陳列されています。
その丼の数々が圧巻すぎて、まるでどんぶり専門店のようにも感じるほど。
ラーメン食べるつもりが無くても博物館感覚で丼を見学しても良いかもしれませんね。
人気店&名店だけに並びは必至ですが、オープンしてしばらく傾向を見ていると、整理券配布をする日と外並び順にしている日があります。
その日の混雑状況を店側が予想して並び方を決めているようで、当日の並び方を知りたい方はお店のXを見る事で確認出来ます。
整理券無しで当日ラーメンを食べれるかどうか?急遽ラーメン食べに行きたい!などは店舗に赴く事で親切に教えてくれます。
店内に入りタッチパネル式の券売機で食券購入をします。
基本的なメニュー構成は「塩そば」「醤油そば」「胡椒そば」「韮つけそば」らとなります。
最上段に表示されている「名物焼売」もオススメで結構出ているようでした。
店内を見渡せば、ショーケースが壁側やカウンター頭上にもあり、年代物の手動製麺機やどんぶりが数多展示されています。
まるで黒木式ラーメン博物館。古き良き日本のラーメンシーンや年月の移り変わりを感じさせる魅力的な演出です。
お盆・皿・丼など使用する食器類なども、目で見て楽しませるようなこだわりを感じます。
饗くろ喜と言うだけあって、おもてなしの精神は従業員皆様レベルが高い。ラーメンの作り方・所作においても、黒木大将のこだわりや工夫が見れた。何を見れたかは控えるが、個人的にとても勉強になった。
店内の座席は全てカウンターで13席ほど。
調味料は唐辛子のイラストが書いてありますが、白胡椒です。醤油そばを頼みましたが、黒木大将より「胡椒も是非お試し下さい」とアナウンスがありました。
着丼です。
特製仕様の醤油そばは、トッピングにチャーシュー・鶏つくね・海苔・ワンタン・大根の煮物・春菊・味玉らが投入。
トッピングから、メイドインジャパンの雰囲気を強く感じる構成となっています。
スープを直感的に簡潔に表現するならば「甘くて深くて美味い」これに尽きます。
特に地鶏らを主体とした出汁由来の深みが壮大に広がり品良くとても美味しい!スープの旨みに包み込まれるようなまろみはこのお店の良い個性ではないでしょうか。
麺は2種類から選択でき、手揉み麺をチョイス。
ぷっくりふくよかな自家製麺の多加水中太麺で柔らかめ。そして滑らかさもある舌触りはスープとの調和性を意識しているかのようでもあって美味しい。
トッピングで特徴的な大根の煮物や春菊。日本のお鍋を彷彿とさせる野菜で優しく美味しい。背徳感を感じてしまうラーメンなので、少しでも健康的にと言う意図があるかのようなトッピング。
ワンタンはしっとりトロトロ滑らかな口当たり。餡には生姜の香りを感じとても美味。
特製には鴨肉なども含め数種のチャーシューや味玉も乗ります。一つ一つの素材の香りや食感にこだわりを感じ、スープ・麺・トッピングの全てをまとめて丸にしたような完成度を見ました。
海苔一つとっても香りが良かった。流石の一杯。記憶に残る美味しさでした。ごちそうさまでした。