今回は一風変わったラーメン。
山梨県富士河口湖町に2022年6月11日にオープンした【旅の駅 kawaguchiko base】。
旅の駅 kawaguchiko baseは、地域の野菜・土産品などを扱うショップだったり、地産食材を扱う飲食店などが入り、河口湖の新観光名所としても期待できる4000坪の商業施設です。
施設は、宿泊施設を手掛ける地元河口湖の「株式会社大伴リゾート」が運営。
コチラで取り扱うラーメン目指していざ河口湖!
話題性がありグランドオープンからしばらくは混雑しそうなkawaguchiko baseに突入!
敷地面積4000坪や!
簡単にkawaguchiko baseの店舗紹介
店名:旅の駅 kawaguchiko base
最寄駅:ありまへん
電話番号:0555-72-9955
営業時間:9:00〜17:00(テラスキッチンは10:30から)
定休日:なし
SNS:Instagram
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
場所は河口湖町の御坂みち沿い
場所は、御坂みち沿いで山を下ってすぐ。
河口湖や新倉河口湖トンネル方面まで行かないので、甲府盆地方面からは最も近い河口湖エリアと言えます。
看板も出ているのでわかりやすい入り口です。
旅の駅と言うことなので、旅行の過程や家族の休暇日にでも寄りたいところ。
あまり目立ってはいないけど、旅の駅の正面入り口(道路側)には今流行りの【ラーメンの冷凍自販機(ど冷えもん)】が完備されています。
その中には、私ゆきはんも大好きな富士吉田の名店「麺喰処じゃジャ旨」のエビ旨辛つけ麺も完備しています。
その他にも都内で大人気煮干し店舗を展開する「ラーメン凪」や「吉祥寺 武蔵家」もあったり、隣の自販機では乾麺の販売もありました。
猛烈に光が反射して見にくくてスマンな!
駐車場は給電設備もあり、総台数180台ほどは駐車できるようになっている。
赤砂利の駐車スペース・芝生の駐車スペースとカラフルな色合い。
オープン期間はもちろんだが、週末は県内外からかなりの車がやってくるので交通・行き違いには十分気をつけて。
旅の駅館内&テラスキッチン
一番大きな建物は「asama market」と言い、地元の野菜や工芸品、土産物・パンなどの販売をしている。
館内はかなり広く、多くの商品が所狭しと並べられている。
従業員によるマイク案内(パフォーマンス?)により、空間がかなり盛り上げられていていた。
また、山梨県と言えばワイン!立派なワインセラーまで完備してある。
テラスキッチンはトイレのすぐ近くにあります。
テラスキッチンの扉には営業時間9:00〜17:00と記載があります。が!実際にはテラスキッチンは10:30から営業開始らしくこの辺は完全に矛盾で不親切。困る人もいると思うから表記変えてほしいな。
店頭のメニュー看板はテラスキッチンのメニューがズラリと並んでいます。
チカラを入れているのは山梨県のブランド牛「甲州牛」を使用したメニュー。
ブランド牛故にそれなりに価格はします。
山梨県だけど海産系商品も煌びやかで美味しそう。
入店して店の隅に券売機が設置してある。
フードコート系の仕組みですが、かなり多い座席数に対して券売機は2機だけ。
年配層の方が並ぶと、操作に手間取って渋滞することがあるので人によってはその辺ストレスに。
券売機には番号があり、購入すれば厨房と通信で繋がるので食券を受け取ったらそのまま好きな座席に座り、コールされるまで待っててOK。
操作に手こずることは、そんなになさそうやで!
テラスキッチン内の座席数はかなり多く、カウンター席・テーブル席と充実。
また、テラスと言うだけあってテラス(屋外)で食べる場所もあるので気候に応じて場所を移すのもいいかも。
水・お湯は、商品受け取り口・返却口の間に2機設置してあります。
紙おしぼり・調味料・取り皿・箸などは受け取り口の後ろにまとめて置いてあります。
券売機で購入した食券には番号があります。完成した商品は2つあるモニターで表示されるのでモニターには意識を向けておきましょう。
甲州牛 富士山ローストビーフらーめん
着丼です。
トッピングにはローストビーフ・メンマ・青ネギと案外シンプル。
富士山をモチーフに山状に積まれたローストビーフが壮観。
スープはやや濁りのある動物系スープ。厨房で伺うと鶏ガラがメインと返答があったが、成分表を見たら豚も入っているようだ。多少の濁りは豚骨由来かも。
動物の他、乾物等合わせているような雰囲気はないため、複雑性はなく分かり易い味わいであると感じる。
後味はしつこさ皆無でスッキリと。
麺は中細と言うよりはやや太めの緩ウェーブ麺。
麺量は体感で少なくは感じずややボリューム感があったが、テボ湯切りで麺線を整えてないためか丼底でダマになる麺もありそこはマイナス。
麺の食感は加水高めの仕様のため、もちっとしたもので麺自体は美味しい。
期待のローストビーフですが、言うブランド牛でハードルを上げ過ぎたためか、やや拍子抜け。
部位により臭みが残っていたりで、下処理のクオリティのせいか本来持つポテンシャルを100%引き出せていないと推察。
またスープの熱でレアな肉自体に火入れがされることで(肉が硬くなる)、本来ローストビーフが持つ1番美味しいタイミングで口に入らないデメリットが生じる点が勿体ない。
まだローストビーフだけ別皿にした方が、素材の良さを活かせる狙いが見てとれるとは思う。
ローストビーフに関してはやや辛辣に感じたことを書いたが、1000円くらいなら許容範囲。サービス代のかからない(接客・配膳等)フードコートスタイルで提供する約2000円のラーメンの3/4くらいは(体感的に)ローストビーフの素材代だと思うので、この素材の抜群な活かし方についてはしっかり向き合ってほしいと願うし、それは今後生産者さんのためにもなると思う。
世のラーメンの価格高騰には大いに賛成だが、値段に見合った一杯を是非ともお願いしたい所。
メンマはコリコリ感がとても強くとても美味い。コンセプトから地元の筍を使用してると思われるが、筍の美味しさを十分に引き出していて満足。
美味しく頂きました。色々書きましたがポイントは美味しい甲州牛の活かし方にあると思います。折角の美味しい素材なので、消費者&生産者さん共に喜び合えるものに仕上げることがこの施設のコンセプトでありミッションだと思います。
今後も多くの人の笑顔を引き出せるよう頑張って欲しいです。ごちそうさまでした。