Ramen FeeL(ラーメンフィール)@日向和田駅
今回は東京都青梅市梅郷。
2021年2月28日オープンにして2021年スーパーブレイク必至の新店舗。
「Ramen FeeL(ラーメンフィール)」さん。
店主さんはあの全国屈指の名店である神奈川県湯河原の「飯田商店」出身。
飯田店主直伝の独立店舗第一号となります。
話題性も強く、オープンから連日「売切御免!」の人気ぶり。
場所はえっ!こんな所に!?という立地ですが、どんな場所にあろうと美味い店には人は来るんだ!と思いましたね。
麺じい
簡単に店舗紹介
店名:Ramen FeeL
最寄駅:日向和田駅より徒歩10分ほど
電話番号:0428-85-9382
営業時間:11:00〜16:00
定休日:水曜+月2回ほどの連休
SNS:Twitter
SNS:Instagram
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
場所は青梅市の吉野街道沿いに面している
暖簾は海の青・空の青のような美しきブルー。
ラーメン屋感のないオシャレな暖簾はラーメン新時代の到来をも感じさせる。
建物自体は一般的な民家をリノベーション掛けたようで、入り口の花や暖簾が店としての風格を格段に上昇させている。
場所は42号吉野街道沿い。
最寄駅はJR青梅線日向和田駅から徒歩10分強。
山梨県からも東部からなら1時間ほどで行けてしまう距離感で、最寄ICは圏央道の日の出IC・あきる野ICから20分強。
駐車場は店前2台(アスファルト)と、店向かって右側に10台(砂利)。
話題性が強く県外ナンバーの車もチラホラ。
店内の食事には整理券制を取っていて、場合により駐車場が埋まってしまう可能性もあり。
ご存知の方も多いが、Ramen FeeLの店主さんは、飯田商店出身なので師匠は「飯田将太」氏にあたります。
この業界では全国区で有名な飯田氏の元からの独立第一号なので自然と期待値が上がります。
Ramen FeeLに来る人は、待ち時間をこの梅郷界隈で過ごす人も少なくありません。
親切に店頭にはこのエリアのガイドブックも置かれています。
地域貢献の精神も素晴らしい。
案内用のコルクボードもいいアイデア!
整理券入手方法
Ramen FeeLは整理券のことをファストパスと呼んでいます。
ここでは分かりやすく整理券と呼びます。
整理券は朝7時より配布し始め、以降1時間刻みでオープンまで配布していきます。
オープン以降は店頭で配布しますので店員さんに声をかける仕組み。
一日90杯が限度提供数となります。
週末は早い時間で整理券が売り切れる可能性があります。
- 整理券は10:50から9杯ずつ提供。
- 最終集合時刻15:20まで30分刻みで配布。
- 1人最大5杯分までの整理券をもらえる。
- 1人2杯までの連食も可能。
- 1グループ最大食事可能杯数は10杯。
- 2杯食べたいけど1枠しか空きがない場合には、次の時間帯と続けて枠を取ることも可能。
- 整理券は集合時に回収。
空き情報をリアルタイムで見たい方は、店頭での予約表掲示があります。
公式Twitterでは、7時・8時・9時・10時時点の整理券配布枚数をチェックできます。
2杯食べたいけど食べたい時間に1枠しか空きがない場合にはどうしたら良い?
次の時間帯に空きがあれば、時間帯は跨ぎますが店内で連食も可能。場合によっては座席の移動になる場合があります。
店内の案内時間が遅れることはあるのか?
大体遅れることが多いです。連食や集合時間に遅れた方がいるとほぼ遅れます。時間通りの案内ができる間違いない時間帯はオープンの11時(集合10:50)です。
遠くから行くけど、確実に食べるには7時の並びが良いですか?
確実に食べたいのであれば、朝イチ7時の整理券取得がベストです。土日は早めに整理券配布が終了になる可能性があります。また、7時の整理券取得には若干混み合うことが多く、一時的に駐車場に車が停めれない可能性もあります。狙った時間帯で間違いなく食べたいのであれば7時よりもっと早めに並ぶ必要があります。
※なお、整理券の配布方法やルールは変更になる可能性があります。
メニューはシンプルに醤油と醤油
メニューは「醤油らぁ麺」と「塩らぁ麺」の2枚看板。
今後増える可能性があるかもしれませんが、王道となるラインナップは以上の2本柱。
単価としては高めですが、素材のこだわりや手間などはかなり掛かっていると推察。
焼売飲茶セットや日替わりおにぎりのサイドメニューも人気!
メニューもごちゃごちゃしていなくて分かりやすいのがイイネ!
店内の座席レイアウトはカウンター席5席・テーブル席トータル12名分。
木造りの温かみのある店内は、やや年季を感じる外観とは違いリノベーションがかっていて、リラックスできる程の適度な広さもある。
カフェのようなオシャレ感ある店内で、照明などにもこだわりが見えている。
そしてRamen FeeLは、入店から店主及び店員さん達の接客が素晴らしいです。
お客さんに対して本当にピュアで真剣な気持ちで応対しているのが伝わってきます。
麺じい
厨房では店主さん達が速やかに、そして丁寧にラーメン作りをしています。
それほど入店から待つことなくラーメンの提供に至ります。
ワンタン入り塩らぁ麺
着丼です。
トッピングは海老ワンタン・山水地鶏モモ焼き・豚ロースチャーシュー・揚げネギ・青ネギ・白髪ネギ・カブ。
ビジュアルは黄金ラーメンといった印象で美しすぎる。
塩ラーメンスープは鶏油纏う黄金スープ。
芸術的な汁色は食欲を増幅させ、一口含めばあっさりと幾重にも重なるコクの深さじわじわと味覚に来る。
余計なものを引いて、純粋な旨味だけを残したような洗練されたスープで心の奥まで染み渡る感動的な味わい。
塩ラーメンの麺は自家製で緩くウェービーな麺線、しっとり絹のような舌触りで柔らかい。
飯田商店も柔らかいと聞くが、スープと相まって優しく穏やかな味わい。
スープも麺も全般的に優しく、一つの構成としてまとまり・一体感のある味わいです。
ワンタンに関しては塩らぁ麺には「海老ワンタン」、醤油らぁ麺には「肉ワンタン」と使い分けています。
コチラは海老ワンタン。
プリンとした滑らかな薄皮ワンタンに小エビが入ったワンタンで、これもラーメンとしての一体感を崩さない優しい美味しさ。
豚ロースチャーシューも味わいは非常に優しく、極端な味付けはなく素材の旨みで勝負。
薄切りでしっとり美味しい。
飯田商店はもちろん、ラーメンの鬼「佐野実」氏も愛して止まなかった「山水地鶏」を使った鶏モモチャーシュー。
程よい弾力と香ばしい皮が超美味い!このラーメンの中で一際強い個性で感激!
ちょっとしたお野菜の一口サイズのカブもIN。
適度に柔らかく、上品なラーメンの後押しをする名脇役。
また、白髪ネギも少しばかり辛みがあり、全般的に優しい一杯に変化を与える面白さもある。
塩らぁ麺は全般的に優しく調和された構成で、一つの丸でラーメンの物語が完結するような完成度の高い味わい。
素材一つ一つにバランスが取れており、一系乱れぬシンクロのような完成度の高さでした。
こってり・動物系ガツンな一杯とは対極の道を行く一杯です。
醤油らぁ麺
こちらは醤油。
トッピングは3種のチャーシュー(鴨・豚吊し焼き・豚バラ煮)・春菊・青菜・メンマ。
塩らぁ麺と醤油らぁ麺では全ての素材を変えてくる拘りようです。
醤油らぁ麺スープは塩とは違い、クンクンと香ると香ばしい芳醇な醤油の香り。
デフォルトの香りの力強さは勿論醤油の方がインパクトがあります。
スープ自体は鶏主体の出汁の旨味と醤油が合わさり、優しく香りまで美味しい。
醤油らぁ麺の麺は、ウェーブはなく長い細麺ストレート。
ウェーブがない分、しっとりとした絹を感じさせる滑らかな口当たりは「塩らぁ麺」以上!
ちゅるちゅる…ズズズっ…と心地よい音を立てながら頬張れる色気のある麺になっています。
醤油には3種のチャーシューが入ります。
鴨チャーシュー・豚吊し焼き・豚バラ煮。
鴨は皮まで美味しく旨みが強い、吊し焼きはスモーキーな香りの激ウマ仕様、豚バラ煮は優しい味わいの構成です。
幾つもの個性が味わいを広げてくれて食べていて楽しくなります。
メンマは分厚く短い仕様。
食感は意外にもかなり柔らかい。
FeeLさんは、全般的に柔らかい素材を多用している印象にありますね。
また添えてある春菊は、ラーメンには入れることが少ない唯一無二の素材。個人的には春菊大好物なので嬉しい!
美味しく頂きました。
塩と醤油の味わいの分かりやすい特徴やキーワードは以下の通り。
塩らぁ麺 ・・・一体感・調和・洗練・鶏の存在感・スッキリ
醤油らぁ麺・・・香ばしさ・香り・肉の美味しさ・麺の滑らかさ
Ramen FeeLさんは醤油・塩それぞれにベストマッチした素材を扱っているため、ワンタン・チャーシュー・麺までも構成が変わってきます。このようなプロのこだわりは素敵です!
こんなにラーメンを一口一口大事に食べたのは久々で、少しばかり背筋を伸ばして食べてしまうような一杯でした。
ごちそうさまでした。