今回は笛吹市の人気旅館「華やぎの章 慶山」で。
いきなり話が変わるが、笛吹市で創業が明治42年の老舗ラーメン店「三角屋」さんの存在は多くの人が認知しているはず。
近年は店を締め、クラウドファンディングなど店舗を立て直すための取り組みをしていましたが、三角屋の名として復帰することは叶わなくなりました。
R4年4月末時点では、看板まで撤去され完全閉店に。
この場所には八王子ラーメンを提供する【中華そば ひふみ屋】が2022年5月2日に出店。
悲しいですが、この場所で三角屋の味を食べることはできなくなりました。
そんな中、三角屋のレシピ(味)を冒頭で紹介した「華やぎの章 慶山」の1階にある「酒処 三角屋」さんで受け継いで提供することが決定し、2022年4月14日より商品提供が始まりました。慶山でのスタートは「酒処 いさわ」だったが、現在は「酒処 三角屋」となっています。
三角屋本店の味を食べれるのはご子息が運営する【三角屋 暖】とココ【酒処 三角屋】だけです!
【三角屋 暖@甲府市】白湯系の「暖つけめん」と昔ながらの「中華そば」宿泊者じゃ無くても食えるで!
店名:酒処 三角屋
最寄駅:石和温泉駅南口から徒歩6分
電話番号:055-262-2161
営業時間:11:00〜14:00 18:00~23:00
定休日:不定休
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
酒処いさわは、石和温泉駅前通りにある人気旅館「華やぎの章 慶山」の1階にあります。
まずは慶山を目指しましょう。
駐車場は宿の道を挟んだ向かいや建物隣などに完備。
道向かいの駐車場は昼間であれば悠々広々と駐車することが可能。
ただ夜になると宿泊者の車が沢山停まるので駐車は難しくなります。
特に夜営業時の駐車場は第2駐車場を利用することをオススメします。
具体的な場所は宿向かいのメイン駐車場のさらに奥です!
メイン駐車場の左側からは奥に続く細道があるので、そこから第2駐車場に向かうことができるし、近くにあるローソンの北にある「北小通り」という細めの道を少し進めば第2駐車場に入ることが可能です。
慶山の入り口には【酒処 三角屋】が営業しているのが分かる幟が立てられています。
認知度は徐々に高まってきてはいますが、個人的には県内外の人にもっともっと広がってほしいなとは思います。
館内へは宿泊者じゃ無くても入館可能なので、ズンズン中に入っていきましょう。
慶山に入ると「酒処 三角屋」の場所がわからない人も居るでしょう。
入り口近くにスタッフが居れば聞いて問題解決ですが、慶山に入り左側に進み続けると三角屋はあります。
進みと大浴場があり、ぼんやり灯る提灯が並び遊郭っぽい雰囲気を帯びたエリアにたどり着く。
そこから少し進むと右手に「酒処 三角屋」が見えて来る。
酒処 三角屋の入り口からは店内の様子を伺うこともできます。
混雑していれば、店の入り口で分かります。さぁ引き戸を開けて店内へ!
期待通りメニューは三角屋から受け継いだレシピを基に作るラーメンがベース。
どこまでの再現度か気になるところ。
お店のオススメはラーメンと小肉丼(馬肉飯)のセットメニュー。居酒屋さんだけあってお酒も充実。
またサイドメニュー・一品料理等も色々あるが、甲州名物「とりもつ煮」なども用意。
山梨ご当地の美味しいメニューをアテにお酒を飲みに来るのも良いですね。
なお、店内においてあるメニューは夜用。元は居酒屋のためそれらしいメニューが並ぶ。
店内は3.4席あるカウンター席を除けば、全て靴を脱いで上がる小上がり席。
古びた居酒屋なのかと思いきや、清潔感あるし掘り炬燵式のテーブル席だし、特大プロジェクターでTVを流してるし、どこかモダンに洒落ている店内で居心地めっちゃ良い!お酒を飲むにも適してますね。
卓上調味料においてはスタンダード。
ランチタイムに行ったけど、店内には昼間から飲んでるオッチャンもいた。
マスターは大柄だけど、笑顔が素敵でめちゃ人当たりが宜しい方で世間話にも花が咲いた。
従業員の方も感じ良くて、改めてとても居心地良い空間です。
着丼です。
ラーメンセットの写真を2種貼りましたが、オープン時とオープンから1年7ヶ月後の2023年11月に訪れた一杯となります。是非ビジュアルを比較してみて下さい。ラーメンは煌びやかになり、小肉丼もボリューミーになりました。
トッピングにはチャーシュー・海苔・なると・メンマと王道中の王道。
ネギを入れないのも三角屋スタイルの特徴。
待望の三角屋スープは色濃い醤油が綺麗に映えるビジュアル。
オープン時には油膜も見えなくスープの表面がかなりスッキリしていたが、現在は幾分油膜が張って見える。
味わいは三角屋らしくライトだが、油膜に使っている香味油等の影響か、以前よりも増してコク感がかなり増している。動物と魚介の合わせ技のかなりスッキリしたラーメンだったが、現在は旨みの表し方が上手になりめちゃ美味しい!
昭和感をバリバリ感じさせるようなスープであるものの、これまでの三角屋のスープの美味しさどころか、旧店舗時代の三角屋のクオリティを完全に凌駕する味わいでマジでビックリ!三角屋の潜在能力の高さを見ました。
麺は緩くちぢれた中細麺。
普通に麺リフトして口元に持っていくのもいいけど、オールドスタイルのラーメンにはオールドスタイルな食べ方で…丼淵に口をつけて豪快にズルルルっと啜って行くと、旨味と共に香りも豪快に吸い上げることができる。
旧店舗時代のチャーシューは、淡白な食感と旨みのロースチャーシューだったかと思うが、現在は煮バラチャーシューでジューシーですごい美味しい。昔懐かしのチャーシュー感はあるが、スープと麺の旨味をさらに増幅してくれる素材です。
三角屋名物の馬肉を使った小肉めし。
味付けは甘塩っぱいタレがかけられており、ご飯との相性も良くて飯が捗る!
味変のすすめとしては、ラーメンのスープを小肉めしにかけて頂くと絶妙に美味しくなります。
美味しく頂きました。
山梨県では歴史のある三角屋のラーメン。是非これからも頑張って行って欲しいです。
【酒処 三角屋】のまとめを以下に記載します。
- 笛吹市石和町市部の三角屋が閉店。
- 三角屋の味を【慶山】の1階「酒処 三角屋」で継承。
- ラーメン・小肉めしのセットがオススメ。
ごちそうさまでした。