今回のオープンは、甲府市武田に2023年3月21日にオープンした【天国飯店】さん。
令和時代の新規オープンで「飯店」と屋号を付けるなんて逆に新鮮で、このネーミングセンスに何だか心がソワソワしてしまいました。
天国飯店の店主さんは、同じく甲府市にある居酒屋さんの【寅゛(どら)】出身との事。営業形態も寅゛と同様夜から夜中までの営業となっています。個人的には寅゛には、居酒屋ながらもラーメンを提供していると情報があったのでずっと行きたかったが、結局まだ未訪問な状態。
屋号の文字通りお店は町中華店と言った感じだが、お酒を飲むのも推奨の「飲んで食べれるオシャレな町中華」と言う印象。山梨大学や駅からも近いので、学生の学校帰りやビジネスマンの仕事帰りなどに重宝されそうです。
オープン当初は基本夜限定営業でしたが、【火曜・木曜】限定で昼のランチ営業も開始されています。
ニュースタイルの山梨中華やで!
簡単に天国飯店の店舗紹介
店名:天国飯店
最寄駅:甲府駅から徒歩11分
電話番号:055-206-3224
営業時間:[月・水・金]17:00~24:00 [火・木]11:30~13:30 17:00~24:00 [土]17:00~翌2:00
定休日:無休
SNS:Instagram
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
お店は甲府駅北口の武田通り沿い
お店の場所は甲府市武田。
甲府駅北口から真っ直ぐ北上して徒歩11分ほど。
山梨大学と甲府駅を結ぶ「武田通り」沿いに店を構えています。
建物のロゴはデザインが施され、少しばかりオシャレなロゴ看板。
歩道橋の下にお店がある関係上あまり目立たない場所にありますが、夜のみの営業ということで電気が灯ると少しばかり目立つ様になります。駐車場の完備はありませんが、店の向かいにはコインパーキングがあります。
店頭のステッカーでも分かる様に、ラーメン等で扱う麺は山梨県を代表する製麺所の「三沢製麺」の麺を採用しています。
信用と実績のある製麺所委託をする本気度が伺え、ラーメンを食べる前からワクワクしてしまう!
店内もオシャレで美味そうなメニューがズラリ
着席しメニュー表を拝見。
メニュー表は表裏あり、表面はご飯類・麺類・一品物などが並び、裏面はドリンクメニューとなります。またランチ営業であれば専用のメニュー表があります。
麺類のメニューは「ラーメン」「酸辣湯麺」らがオススメで、ご飯類は「卵チャーハン」がガッツリトロトロの卵が乗っていて美味しそうだった。また一品物は名物の「ワンタン」「辛ワンタン」や「えびチリ」「えびマヨ」もゆきはんオススメです!
えびチリ・えびマヨは1本からオーダーできるでっ!半値や無いけどなっ
メニューにおける注意点は、すべての時間帯でお通し代として330円が掛かります。ささっと夕食食べにラーメン一杯食べた場合でもプラス330円が掛かります。なので折角なら店内でお酒でも飲みながら中華を食べたい所です。
上記の通り1名あたり330円のお通し代が掛かりますが、その代わりに油で揚げたサクサクの「海老せんべい」が食べ放題の恩恵がある。食べ切っておかわり欲しい場合は対応してもらえます。
店内はコンクリート打ちっ放しで、ちょっぴりオシャレな雰囲気が漂います。
壁を見るとラーメン大好き小池さんをモチーフにしたプチ邪悪なウォールイラストに目が行きます。またお店のどこかに、よっちゃん食品工業の人気商品で2022年に終売となった「らあめんババア」イラストも何処かにあるから行く人は探してみてね。
店内はカウンター6席・2名テーブル×2・4名テーブル×2とややコンパクトな印象。
カウンターはステンレス調でテーブル席は赤色のまさに中華屋さんのような雰囲気。
オシャレとレトロが融合した様な雰囲気の上、店員さんも皆さん若くてフレンドリー。店員さん・雰囲気・照明も明るく天国の様な雰囲気で居心地が良いです。
天国行ったことあんのけ?
ラーメン
着丼です。
トッピングはチャーシュー・なると・海苔・ネギ・メンマとシンプル。
先ずはスープから。スープの香りをクンクンすると鶏の香り。そして何より町中華特有のラーメンスープの香りがふわ〜っと立ち込め、いい懐かしさを思い起こさせます。
鶏主体となるであろうスープに、しっかりとした旨みと醤油の香ばしさ・コクが両立してめちゃ美味い!食べる前は一般的な町中華ラーメンを想定していた訳だが、どこか違うぞ。
店員さんに話を聞いたら、色々拘っているところがありまして…と含みを持った返答。きっと細かな旨みを抽出するための素材なども使っているんだろうなと思いました。
麺は山梨が誇る製麺所の「三沢製麺」の中細ちぢれ麺を採用。
町中華にはちぢれ麺!しっかりとそして猛烈にちぢれの入ったウェビー麺であるが故に、豪快に啜ることでやんちゃな汁ハネを起こしてしまうが、これぞ町中華のラーメンという印象でスープと麺の一体感もお見事。啜り心地も良くとっても美味しいです。
スープと麺を合わせて啜った感想は、昔懐かしの感じも持ちつつ、進化した町中華の旨みの出し方をも感じる。見た目は古風だが味の構成に若干の新しさを感じる。言わば「ネオ町中華」な印象をググッと魅せるラーメンだと感じました。
チャーシューは煮豚バラが1枚乗ります。臭みなく一般的で気を衒うことのない様なチャーシューです。
メンマは細切り仕様でコリコリと言う食感までも美味しい。
辛麺
コチラはランチで頂いた辛麺。
その名の通り見た目から辛いビジュアル。トッピングで刻み玉ねぎ・ニラ・挽肉・唐辛子などが乗った一杯。
見た目からは台湾ラーメン感が出ています。
スープはレンゲでひとすくいする度に唐辛子が入ってきてなんだか辛そうな予感。
鋭い辛さは無く、後からジワジワとくるような辛さのスープ。
出汁としては通常のラーメンと同様だと思うが、比較的優しい旨みに後追いで辛さが来る感じです。
麺はラーメン同様、三沢製麺のちぢれ麺。
スープの旨みを絡め取り、ゆっくりと汗をかいて行くような辛ウマな構成のラーメンでした。
味としても台湾ラーメンが非常に近い味わいでした。
最後にコチラは人気で、ゆきはんもオススメの「えびマヨ」です。従来の衣より5倍はサクサクの細かい衣を何層にもまとわせて揚げた海老で、頭から尻尾まで美味しく頂くことが出来ます。海老の上にはマヨネーズ・あられが施されており見た目も可愛い逸品でとっても美味しいです。
美味しく頂きました。お通し台がかかるのはマイナス点ではあるものの、料理全般美味しくてきっとハズレがないんじゃ無いかと思うほど。個人的にとてもオススメの店なので、気になる人は是非とも一度行ってみてはいかがでしょうか?
ごちそうさまでした。