今回は甲府市善光寺一丁目にある【なかや】さん。兼ねてから同じ屋号でランチ営業と居酒屋営業をしていた【なかや】さん。
基本的には【居酒屋 なかや】になるのかと思うが、駐車場の隅には【定食 なかや】の看板が付いていたり正式名称は不明だが、店主さんに伺うと【なかや】と仰っていたのでそのまま呼びます。
コチラのお店は、2023年に閉店してしまった甲府市住吉の【甲州ラーメン 萬富久】の特許ラーメンである『甲州ラーメン』を継承し、2023年8月より販売開始。伝説の甲州ラーメンを食べれる唯一のお店となります。
あの甲州ラーメンを食べたくても不気味な外観に恐れ慄いた方も安心して頂けますよ!

萬富久の入り口は恐怖大やったからなぁ…
店名:居酒屋 なかや
最寄駅:善光寺駅より徒歩7分
電話番号:055-234-5677
営業時間:11:00〜14:00 17:00~23:00
定休日:日曜
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。

お店の場所は甲府市善光寺。ある程度土地勘ある人ならば、【江戸一】と同じテナントと言えばピンと来るでしょう。
江戸一のあるお馴染みのテナントには様々な店が入居しており駐車場の台数もそれ程広くはありません。この辺に停めたらいいよ!と言う案内が店内に記してあったと思うがよく理解できず…
適当に店の前に停めたけど大丈夫そうでした。

訪店時間はランチタイム。店頭には黒板が置かれ、日替わりランチメニューが表記されていた。暖簾は「元気」と書かれ紫系の色。

店舗外壁には甲州ラーメンの解説がされており、確か萬富久時代にも同様の案内板があったかと。
少しばかり緊張するけど勢いつけて入店します!

入店して店内でもメニューを再確認。ランチタイムはメニュー表は無くて、シンプルに日替わりメニューと定食類が記されていた。
基本的には萬富久から継承した甲州ラーメンは連日あると思うが、この日の他のメニューは『コテコテラーメン ミニもつ丼』『カレー南蛮そば うどん ミニしらす丼』『海鮮丼』『煮カツ皿定食』『中華丼』『鶏唐揚げ定食』『鮪ぶつ定食』『豚もつ定食』『野菜炒め定食』となっていた。
土地柄学生が多いエリアということもあるのか、価格はかなりリーズナブル。

因みに夜は居酒屋メニューベースとなるが、甲州ラーメンは夜でもやっているようです。おひとり様はカウンター席に着席。

因みに店内へは靴を脱いで上がるスタイル。カウンター席は掘り炬燵式で5.6名ほど着席可能。小上がり席もあり、複数人でもOK。

調味料は一般的な食堂スタイル。切り盛りは貫禄ある大将と女将さん。絶対大将怖い人だよ…と思いつつも、話しかけるととても優しくチャーミングさもあります。おかみさんも明るい!!

料理は丁寧に手作り。じっくり調理してくれる上にリーズナブルだし、漬物とマカロニサラダまで付いてくる大盤振る舞い。お客さん思いの良い店である事は間違いなさそうだ。

懐かしの一杯「甲州ラーメン」の着丼です。
麺の上にはもやしや挽肉らを炒め、13種もの香料で味を整えた餡掛けが乗ります。

ビジュアルとしてもあの萬富久の一杯を彷彿とさせ、尚且つ、なかや店主さんの丁寧で見栄えの良い盛り付けが目を惹き、アップデートした新生甲州ラーメンのお目見えとなりました。
以前にも増して、華やかで綺麗な盛り付けに心躍りまくります。

スープは甘味ある動物主体の構成。普通にスープをレンゲですくってもドロドロの餡が纏わりつくおかげで、シャバシャバスープを味わえない。
上手に美味しく食べるコツは、麺・スープを底からよく混ぜること。旨み成分が全体に行き渡りスープの粘度も程よく抑えられます。
甘塩っぱい醤油スープは、一般的な町中華のあんかけとは違い、香料を使用した独自の味付けのため、馴染みはないけど美味い不思議なテイスト。
馴染み少ない分新鮮で美味しく感じます。

麺は以前にも増してちぢれに拍車がかかったようで、かなり強めのウェーブが掛かっている。
サイズは中細で、粘度あるスープを絡ませて啜ればズルズル音2倍!麺の硬さ・食感は一般的だがちゃんと麺として存在感あり美味しい。

チャーシューは無いが、萬富久直伝のドロドロ野菜餡かけの旨みがズバ抜けていて満足度は上がるばかり。中華の技術で作っているとは思うが、オリジナリティある味付けの為唯一無二で素敵。
また立ち寄りたくなるクオリティの一杯でした。ごちそうさまでした。