今回は甲府市上阿原町に2025年7月16日よりプレオープンしている【屋台らぁ麺 とき々(ときどき)】さんへ。
コチラのお店は突如として甲府市上阿原の人気居酒屋2件の間に出来た山梨県唯一の屋台ラーメン屋。本チャンとなるグランドオープンはまだ未定のようで、体制整うまで(恐らく7月中くらい)まではプレオープン期間となりそうです。

昭和時代のラーメン店の形の一つでもあった『屋台ラーメン店』は令和の今になっては姿無く、あの頃の時代を懐かしむ人も多いのではないでしょうか?技術も発展し、常に新しさが生まれゆく現代にラーメンだからこそ、昔懐かしのラーメンの形が素晴らしく見えたりもします。
あの頃のほっこりする屋台ラーメン屋の形を山梨でも体現してくれる店が現れました。【屋台らぁ麺 とき々】さん。コンセプトや店の思いとしては「ときどき、ここで食べたくなる味。」「ときどきの記憶が、心を温める。」「時代を越え、“とき”と“とき”をつなぐ一杯。」との事。
東京都では一躍有名になった高尾駅近くの屋台ラーメン店【しゅんやっちゃん】がありますが、自分自身もそれ以来の屋台ラーメンとなります。なんかいつも以上にワクワクします!

因みに屋台ラーメンのイメージ『チャルメラ』。チャルメラとはおっちゃんが持っている木管楽器の事を言うんだ!

風の噂では某有名居酒屋グループのラーメン形態のようやな。
店名:屋台らぁ麺 とき々(ときどき)
最寄駅:酒折駅より徒歩24分
電話番号:不明
営業時間:18:00〜23:00
定休日:日曜・月曜
SNS:Instagram
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。

お店の場所は甲府市上阿原町。
国道20号からヤナセがある青沼通りを入ってすぐにある人気居酒屋【古酒家】と【沖縄料理 まんまる】の店舗の間に挟まれる形で店を構えています。店の並びを見る限り、飲んで食べて楽しめる最高のエリアとなりそうです。
駐車場は上記お店のインスタ案内の通りで、隣の敷地にある【童夢書店】の駐車場を借りているようなので、そちらに駐車して歩いて店舗まで行く形。距離も50m位と近いのでストレスなし。

店の入り口には昔懐かしの屋台が見えてテンションぶち上がり!どうやらこの屋台もゼロから機能的に作り上げて納車されたらしいので古びた感じもなく、ここからがスタートという感じに見えます。

赤い提灯も風情あってええのぉ。

メニュー構成は基本的に醤油味のラーメン1種類。その中でトッピングをカスタマイズできる形になりますが、プレオープン期間中はメニュー数を絞っての営業となります。インスタの引用メニューは本チャン営業スタートしてからのフルメニューになるかと思われます。
プレオープン期間中は『らぁ麺』『替え玉』『ライス』が基本的なメニューとなります。
プレオープン時点で、支払い方法は完全キャッシュレス決済先払いのみで現金使用不可。クレカ・ID・クイックペイあたりが使えますが、Pay Payは使えませんでした。

なお、両隣の居酒屋で扱っているメニューも注文できるみたい。
ここで沖縄そばも食えるのか??ww

お店の麺は全て和田製麺の麺を採用しています。

お店のお客さんの入れ方として、屋台だけど屋台には4名・隣接するテーブル席にはトータル15名ほどは座れそうです。屋台ラーメンとはいえど、屋台が1台あってそこで作ったラーメンを近くのテーブルに配膳するのが着丼までの流れ。
基本的に頭上には屋根が作られており、雨天でも楽しめる仕組みが作られています。なので屋台のテーブルに座って食べる以外はお店のテラス等で食べているような感覚になります。

調味料は一般的なもの。
従業員さんも屋台ラーメンと言えど、3〜4名は居られた。お店のルールとしては、注文後は店舗中央にあるウォータージャグで水を汲み、食後は同じあたりの場所に残飯を捨て食器を返却する、商品提供時以外は全てセルフサービスとなります。

コチラがお店のベースメニューとなるスタンダードならぁ麺となります。トッピングはチャーシュー・ネギ・なると・メンマ・海苔とTHEラーメンなるトッピング。真っ白な丼に乗って美味しそう!

スープは鶏ガラ主体の醤油清湯。鶏油も浮かべ、シンプルな中にも甘みと深みを兼ね備えた仕上がりとなっていて美味しい!スープ自体としては町中華の派生のような口当たりにも感じ、どこかで飲んだ事のある味わいには感じるが、居酒屋系列店が作り上げるラーメンとしては想定よりも美味しく感激。
また前面に出てガツンと主張するタイプではないが、4種のブレンド醤油や煮干しらもスープの底上げの役割をしているようだ。屋台ラーメンだからある程度ハードルを下げている部分があったが、昭和時代の屋台でこのクオリティのお店があれば間違いなく繁盛しそうな美味しさであると思える。

麺は山梨の人気製麺所『和田製麺』の低加水中細ストレートタイプを採用。
麺線は気持ち程度に整えられ、食感は適度なコシがあり違和感も感じずスープの持ち上げもよかった。昔の屋台で使っていたと思われるような簡易的な面ではなく、ちゃんとして製麺所の麺だけあってこちらも事前想定よりもクオリティは高い。

チャーシューは山梨県産ブランド豚のフジザクラポークを採用で仕上げた煮豚チャーシュー。これが柔らかくて臭みなくてめちゃ美味い!!本チャン営業が始まったらチャーシュー増しなど是非この肉を増やして食べたくなるほど美味い!いい肉を手間暇かけて仕込めば美味くなるよね。

ラーメンに乗る食材を全てこだわっている感じがしていたので、もちろんメンマもお手製で煮込んだ美味いもの。ラーメン一杯の味わいとしてはしっかり美味しく今後も発展していくことは間違いなさそうな美味しさだった。
昔懐かしの屋台ラーメンとしては、丼は白い丼じゃなくて町中華の龍の入ったようなどんぶりで良かったし、鶏油でなく葱油等でも良かったし、どっぷり昭和に浸かったラーメンでも良かったけど、この構成はお店のこだわり!!昔の良さに現代の技術を取り入れた『ネオ屋台ラーメン』だったなぁと感激しました。ごちそうさまでした。