今回は東京都杉並区浜田山に2025年3月15日にオープンを果たした【らぁ麺 旭】さんへ。
コチラのお店は西早稲田の名店であり、百名店の常連。日本の現代のラーメンシーンを牽引し続けている【らぁ麺 やまぐち】で、6年腕を磨かれた店主さんが開業させた独立店。
オープンからスグに修行先の存在感とその腕前に、知名度が広がり行列店になっています。
営業は昼のみなので少々敷居は高いですが、並ぶに相応しい美味しいラーメンが頂ける事でしょう。

街に人が少なくなってから始まる店やから、逆に入りやすいかもしれへんな!
店名:らぁ麺 旭
最寄駅:浜田山駅より徒歩2分
電話番号:不明
営業時間:11:00〜15:00
定休日:火曜
SNS:X
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。

お店の場所は東京都杉並区浜田山。
浜田山駅からは徒歩2分。駅の裏手(南側)にお店はあります。
お店の外観はモダンで木の引き戸扉。暖簾や大きな看板はなく、小さな表札のみがお店の存在を示しているスタイリッシュな外観。


店内満席時はそのまま外並びになります。券売機の設置はないので食券購入とかの心配は不要。
営業時間はお昼のみ15時までの営業。夜営業がないのが敷居を少しばかり上げています。

店内に入り案内された席に着席。
注文はメニュー表を見て口頭オーダーで、支払いはキャッシュレス決済の前払いとなります。
メニューは醤油らぁ麺と特製仕様の2種類のみ。チャーシュー丼等のご飯類、瓶ビールもあります。

メニュー裏面は扱っている素材やお店のこだわりの解説書。各素材の産地や製法など事細かに記載がされているので、ラーメンを作っていただいている最中はこの内容を黙読。


店内はカウンターのみ9席。落ち着いた店内空間とライブキッチンのように厨房もよく見えます。調理や提供・サービスまで丁寧にしており、ラーメン自体に対する期待も高まります。
卓上調味料はミル挽きの胡椒のみ。

着丼です。
オーダーは特製醤油らぁ麺。トッピングは豚・鶏チャーシュー・味玉・ワンタン・穂先メンマ・かいわれ。

先ずはスープから。スープは山水地鶏を主体とした鶏出汁にブランド浅利・しじみ・ムール貝や煮干しなどの海産物を合わせた物。そこにブレンドした醤油を重ねた仕様になっています。
スープ自体は優しくもしっかりとした旨みに包まれて品質の良い中華そばスープを飲んでいるよう。この辺はやまぐちイズムを感じるような口当たりで、スープだけでインパクトを強めすぎなく、この後の麺への楽しみを期待させる美味しさです。

麺は羽田製麺の麺にもちもち小麦の素である「もち姫」を配合させた手揉みちぢれ麺。太さもあり見た目からも存在感を感じられるが、もち姫効果で麺自体のモチモチ感が格段に強まっている印象。
だがスープとの構成も崩れる事なく、太みある麺だがしっかりスープを持ち上げていて美味しいです。

チャーシューは鶏と豚2種類。中でも鶏チャーシューの旨みの表し方に感服した。
一つは箸でなかなか掴めないヌルヌルした表面の鶏チャーシュー。これが水晶鶏と言うらしく、鶏に片栗粉をまぶして茹で上げる鶏料理のようだ。初めて食べたが、コレが美味い!鶏チャーシューの弱点にもなり得るパサパサ感が皆無でジューシーで美味い!


鶏ももの酒蒸しは小ぶりながらコレもジューシーで美味い!直感的な旨さではチャーシュー群の中で一番かも。豚ロースの上にはキノコと玉葱をバターとバルサミコ酢・ブラックペッパーでソテーしたペースト。最初は得体の知れないペーストと思ったが、口に含んだ瞬間に『キノコ』と『玉葱』の存在感がハッキリ分かるペーストだった。ちょっとした華やかな味変として使えます!


ワンタンはインパクトが強くてビックリした。山椒が入ったワンタンは鮮烈な風味でかなり尖った風味が特徴で面白い!
マキシマムこいたまごは何度も食べているが、黄身が濃厚なのが特徴で美味しい。
美味しく頂きました。ラーメンとしてスープと麺のバランス感が良く、トッピングはそれぞれの個性がかなり引き立っていて非常に存在感のある一杯でした。ごちそうさまでした。