今回は東京都渋谷区。最寄駅だと「西新宿五丁目駅」A2出口。
渋谷と新宿の境に位置するお店の【らぁ麺や 嶋】。
店主さんは、あのラーメンの鬼「佐野実」氏の「支那そばや」出身で、東中野の百名店「かしわぎ」でも修行されていたようです。オープンは2020年6月2日。オープンから連日大盛況のお店で、百名店の栄誉は勿論のこと、2024年10月現在では神奈川県【飯田商店】に次ぐ日本第2位のお店。(東京都では1位)
入店してラーメンを食べるためには2024年10月から運用開始したTable Checkを通じて予約をする必要があります。
朝からしっかり予約できれば、比較的待たずにラーメンが食べれるで!
店名:らぁ麺や 嶋
最寄駅:西新宿五丁目駅から徒歩5分
住所: 東京都渋谷区本町3-41-12
電話番号:不明
営業時間:8:45〜14:30
定休日:土曜・日曜・祝日
SNS:Twitter
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
場所は東京都渋谷区本町。最寄駅で言うと都営大江戸線「西新宿五丁目駅」A2出口より西に歩き徒歩5分ほどです。
初見の方ならば、外観からラーメン屋さんと感じる人は少ないかもしれません。暖簾・看板はなく店は少々わかりにくそうです。屋号が記載されているのは店頭に置かれている灯りだけです。
店前の胡蝶蘭には故「佐野実」氏の奥様『佐野しおり』氏や、超人気店「らぁ麺 すぎ本」(現神奈川県青葉台)店主からも。
嶋さんはOMAKASEにて予約をしていましたが、2024年10月を契機にTable Checkへの予約システムへと移行しました。
Table Checkへは、お店のSNS(X)にリンクがあるので、そちらから入って予約をしますが、予約は予約希望日の前日AM8:00より可能となります。この予約システムを利用するにあたっての予約金は1名390円となります。なお、Table Check初回利用の方は予約時に支払い登録をするので、予約完了までに多少の時間を要する可能性があります。
一度以上利用経験のある方は、ログインさせしてしまえば予約はスムーズにできるはずです。予約後のキャンセルは1名2000円がかかってしまうので自分の予定をしっかり見極めて予約しよう。
店内に誘導されたら入店してすぐに券売機があります。
メニューラインナップは…
- 醤油らぁ麺
- しおらぁ麺
- 白醤油らぁ麺
- 坦坦つけめん
となっております。大人気だった昆布水つけめんは、この時期ブラッシュアップを図っておりメニューから一時的に取り除かれていました。そして、これらの麺系メニューにご飯ものもあります。
卓上には胡椒のみ。
店内はカウンター6席オンリーですが、店主さんはワンオペで業務をこなすのでかなり忙しそう。そんな中でも支那そばやなどの教えに忠実に、丁寧な仕事でらぁ麺を作っています。店主さんは貫禄ありまくりの『盛島』氏。店内で店主が作る雰囲気はどこかピリピリしているように感じるが、受け答えはとても丁寧。心地よい緊張感の中でラーメンを啜る事になります。
麺上げも例の如くテボと平ざるの2段階湯切り。本当に仕事が丁寧。
着丼です。
トッピングは2種のチャーシュー・九条ネギ・肉雲呑・海老雲呑・味玉・メンマ。
特製トッピングの構成が「らぁ麺 すぎ本」に似ている部分もあるが、チャーシューとメンマの構成が違うかな。こちらはグランドオープン時の一杯です。
スープは醤油の色濃さが際立った色合い。細かい案内表記が無いので不明な点が多いが、鶏主体で魚介も合わせてあるだろうスープ。特に醤油の風味と味が立っていて、とても力強い印象。
「すぎ本」はバランスに秀でた一杯なのに対して、「嶋」は醤油の力強さが印象的な一杯。やや強めで旨みある醤油と、深みが合わさりとっても美味い!美味い!
麺は自社製の麺箱があったので自家製麺なんだな。と思ったら支那そばや製とのこと。
しっとりしなやかで色気のある麺なんです。とっても美味しくて思わずニンマリしてしまう麺。
チャーシューは2種。しっとり美味しい鶏チャーシューと、強烈な旨味が炸裂する豚チャーシュー。特に豚はえげつなく美味い!感動的に美味しいなぁ。
特製には雲呑が2種類入ります。肉雲呑とプリプリ海老雲呑です。皮の食感も仄かにもっちり感があって美味しい。
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この日は未食の塩をオーダー。
トッピングはチャーシュー・ドライトマト・フライドオニオン・ワンタン・味玉・トリュフペーストなど様々。
とても華やかなビジュアルの一杯です。
塩のスープは旨味しっかりで、とにかく複雑な構成であることがよくわかる旨みの層。動物系の出汁に貝などを合わせているようで、味の重ね方が異次元。スープの層が厚く旨みが複雑すぎてなんだか分からないけど美味すぎ!
真似しようともプロのラーメン店でも扱うのが難しそうなスープです。
麺はスープとの調和性を最大限意識したかのような滑らかでトゥルっとした上品な質感。テロテロとしたスープの持ち上げが良い麺で、これぞ現代のハイレベルラーメンと言える一体感で美味しい。
スープの旨みはとて複雑性があり難しく感じたが、チャーシューは直感的にビビッとくる旨みの塊。どの肉も相当な美味しさで全く穴がない。トリュフペーストが乗る昆布〆鶏チャーシューもビックリする美味しさだったが、炙り豚バラなんかは脳天ぶち抜くほど豚の旨みが素晴らしかった。
そのメニューを食べても圧倒的な嶋さん。ごちそうさまでした。