今回は東京都立川市曙町に2025年6月17日にオープンした【MugiとButa(麦と豚) ヌードルス】さんへ訪店。
突如として立川の地に新規オープンとなった謎の店。
と言うのもお店は、一般的な建物の中にあるラーメン屋さんと違うから。なんと空き地にコンテナハウスを設置してそのコンテナハウス内でラーメン店営業をしている一風変わったお店なんだ。

オープンPOPはオシャレ感のある現代的なラーメンを扱っているように見受けられるもの。ビジュアルからも美味しそうで、ラーメン好きなら一度足を運んでみたくなるような印象を受ける。
そんなお店は、立川の高級旅館でありランチコースでも16500円はする食房もある【オーベルジュ ときと】を運営する会社の新業態との事。作り手の経歴や実績も凄いものがあるが、お店の建物としては類似する店がないので、色々楽しみな気持ちで訪店してきました。

ちょっと店の場所は分かりにくいで!
店名:MugiとButa ヌードルス
最寄駅:立川駅北口より徒歩4分
電話番号:不明
営業時間:11:30〜14:00 18:00〜21:00
定休日:月曜・日曜
SNS:Instagram
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。

MugiとButa ヌードルスさんの店の場所は少しばかり分かりにくい。立川駅北口を降りたら徒歩4分ほどだが、【旬菜炭焼 玉河】さんか【揚州商人】の横にある路地を北へ歩いていくと目的地に近づきます。
元々空き地だった場所に黒いコンテナハウスが設置してあり、その中がラーメン店となります。
よく見ると、コンテナハウスなので建物として立ってはなく置いている状態に過ぎない。故に強風や地震等があれば一般的な建物よりは影響を受けやすいらしい。見方を変えれば、このハウスをトラックで運べば、全国行脚もできるラーメン屋さんともなるようだ。

店頭にはメニューが書いてある置き型看板が設置してある。初見さんがこの店に辿り着く可能性は低い場所なので、来られた方はおそらく何らかの情報を得て来られていると思う。

敷地の入口には、オープンポスターが掲示してある。なお店内満席時は外並びとなる。暑い夏場等はウォータージャグが置いてあり、お客さんは水分補給ができるサービスもある。

店内に入りタッチパネル式券売機で食券購入。
ラインナップは基本的に醤油の中華そばオンリー。人気なのはランチセットである【中華そばとミニ生姜飯と手羽鶏のセット】のようだ。麦と豚で謳っているのに、鶏手羽出るのは少し不思議ではある。

外観はコンテナハウスだが、建物の中はしっかり綺麗なラーメン屋さんでビックリ!厨房は適度に広く、客席は少し狭いがカウンター8席と2名テーブル×2のレイアウトとなっている。店員さんも4名体制でしっかり人員をかけて調理やサービスをしていた。
座席には調味料類はなく、飲み物は緑茶。


着丼です。
セットにはせず、通常の中華そばにきくらげを追加トッピングしました。その他トッピングはチャーシュー・ネギ。ネギには針生姜が混ぜられており、七味も微量振り掛けられてます。

スープは情報によると豚ベースのようで、色味からは鶏のようにも見えるが豚清湯となるよう。
ポスターにも記載のある木桶仕込みの自家製醤油麹がかえしの役割になると思うが、スープ自体はクリアでクセがなく醤油の香りが際立つ洗練された口当たり。敢えてシンプルに、そして無駄を省いたようなスッキリ仕様で性別問わず好まれそうな旨みです。
また、セットで周りの方がたくさん頼んでいた「生姜飯」の生姜の香りがなかなか強くて、ラーメンに生姜の風味がある感じが続いて脳が混乱した。入ってないよね?ラーメンに生姜。

麺自体は細めのストレートタイプ。コンテナハウスでもちゃんと茹で麺機があり、テボ茹で後に鍋に移して平ざるで湯切りと麺線を整える工程。細めの自家製麺麺ではあるが、コシがしっかりしており歯を入れるとギュッギュッとした反動が心地良くて美味しい。



チャーシューは2種投入されており、特に肩ロースのレアチャーシューは肉感しっかりでレアっぽさも前に出た仕様。
追加したきくらげはコリコリ食感で楽しませてくれた。あまりラーメンにきくらげは九州豚骨ラーメン以外お目にかかれないが美味しかった。
スープ・麺・香りとお店側がこだわりを持っているのがよく分かりました。上述しましたが、感覚的には無駄を省いてこだわりを入れた洗練されたラーメンだったなぁと言う印象でした。美味しく頂きました。ごちそうさまでした。