今回は東京都目黒区上目黒。
2022年9月1日オープンの【らぁ麺 恋泥棒】さんへ訪店。
コチラのお店は、ラーメンの鬼として名を馳せた【故 佐野実氏】の遺伝子が残る、戸塚の「支那そばや 本店」のプロデュースにてオープンした新店舗。運営は港区を中心に飲食店をを手掛ける有限会社松風堂。
訪店当日は、翌日まで店舗に滞在することが決まっていた佐野実氏のお弟子さんでもある「サノフード箭内(やない)総料理長」にも詳しく話を伺うことができた。
昔テレビで見てた方が目の前にいるなんて、全然気づかへんかったわ!
恋泥棒の由来と成り行きは、「恋泥棒」の社長さんが「支那そばや」のラーメンの味に惚れて恋をした。佐野実氏夫人の「しおりさん」をはじめとした交渉で支那そばやのレシピをもとに、中目黒の地でラーメン店として勝負をして行くことになったようです。
言うなれば味に関して泥棒をしたわけでは無く、味に惚れ・プロデュースしてもらう権利を得た真っ当な手法であり、「らぁ麺 恋泥棒」はネーミングとしてとても粋な物だと分かりました。
都内では「らぁ麺 すぎ本」が佐野氏の弟子として鷺ノ宮で名を馳せていたが、神奈川に移転した経緯もあったので、都内の支那そばや遺伝子がまた出店するのはありがたい限り。都内では支那そばや出身「らぁ麺や 嶋」が日本屈指の人気を誇っているので、ここ中目黒の地でも大きく名を売っていって欲しいですね!
今でも佐野実氏の映像をYOUTUBEでよう見るで!
簡単にらぁ麺 恋泥棒の店舗紹介
店名:らぁ麺 恋泥棒
最寄駅:中目黒駅より徒歩1分
電話番号:不明
営業時間:11:00~22:00
定休日:無休
SNS:Instagram
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
場所は中目黒駅から徒歩2分
らぁ麺 恋泥棒の場所は中目黒駅前から徒歩2分。
三ツ矢製麺堂・はやし田を越えた場所となる。
外観は和の雰囲気を全面に出したお屋敷のような雰囲気。
暖簾のフォントは手書きのような行書チック。とても大きい暖簾です。
オープン期間、店頭には数々の名店からの祝いの花が飾られていました。
【佐野実氏の奥様 佐野しおりさん(支那そばや)】【らぁ麺 すぎ本】【百麺】【ど・みそ】【ムタヒロ】【ドゥエイタリアン】【金色不如帰】【じゃぐら】【我武者羅】などなど。
店頭には看板メニューの紹介。
基本的に支那そばやのメニューを踏襲しているようです。
よく見ると店頭の行灯にはオリジナルロゴの文字が入っていて、これはオシャレでカッコいい!
随所に和モダンな独自のセンスが組み込まれています。
店内は料亭のような高貴な雰囲気
入店しスグに券売機。
メニューは醤油と塩のみ。今後増えるかもしれませんが、一先ずこの2種にご飯類やおつまみ・アルコールなど。
価格帯は現代のラーメン店価格。特製で1,600円するので1,000円以内のラーメンに慣れている人は戸惑うかも。
座席はカウンターのみ10席。
店員さん皆さん白衣の職人さんスタイルでおもてなし・調理を行います。
天井には大型の和モダンな照明。結構お金かかってそうな設備です。
卓上には調味料一切なし。置かれているのは箸・レンゲ・湯呑みのみ。水はカウンター上に冷えたヤカンがあるのでそこからセルフで注ぎます。
ラーメン作りは1ロット2名かな。ゆっくりと丁寧に麺上げから盛り付けまで行っています。もちろん麺上げは、支那そばやの遺伝子を受け継ぎ、四角い大テボザルから平ザルでの二段階湯切りです。
特製醤油
着丼です。
トッピングはチャーシュー・味玉・ワンタン・九条ネギ・海苔・メンマ・ハートの麩・あられ。
赤とピンクのお麩が恋泥棒の名に相応しいユニークなトッピングであり、良いアクセントです。
スープは、支那そばやの製法を基本とし、山水地鶏をはじめとした出汁で抽出した醤油スープ。
珍しいのは北海道産の鰤節を掛け合わせてある点。はじめは甘みと旨味が交錯する味わいだが、後半は仄かにビターテイストな風味に変化し、オトナなスープだなぁとしみじみ感じる美味しさ。
麺は支那そばやで打ち、使用している同様のものと話を伺えた。
滑らかでツルツルと啜れる柔らかな麺。ネットでは茹で過ぎと言う辛辣な声もあったが、スープとの一体感を出すため、狙ってこのような滑らかな仕様にしてると思うし、ボクもこれを評価したいと思う!コレでいいんですわ。
特製のチャーシューは2種。肩ロースは三元豚。バラ肉は金華豚。バラ肉は三元豚よりも上位品質の金華豚だけあり、コチラの方が特に印象に残る味わい。滲み出る肉の甘さと旨さが後を引き、溜息つかせる美味しさとなる。
味玉も適度にトロトロ半熟で美味しかったし、コリコリメンマもトロトロツルツルのワンタンも美味だった!
美味しく頂きました。訪店時は支那そばやのプロデュース店として歩み始めたばかりだったけど、経験を増やして中目黒の地で確固たる地位を築いて行ってほしいです。ごちそうさまでした。