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【昆布と麺 喜一@京都府上京区】五辻の昆布が手がける完全予約制ラーメン|昆布尽くしの一杯を体験レビュー

今回は番外編。京都府京都市上京区にある昆布屋さん【五辻の昆布】と言うお店が運営しているラーメン店【昆布と麺 喜一】さんへ訪店。

こちらのお店は完全予約制営業となっていて、定休日以外は毎日11時・12時・13時の3つの枠の時間帯で10名ずつ。即ち毎日30名限定でのラーメン営業を行っております。このお店に行くためには、まず予約を完了させることから始まります。よって敷居は少しばかり高いですが、予約さえしてしまえば安心してお店でラーメンを頂く事ができます。

ラーメン店の中では個人的にトップクラスでワクワクしたお店となりました。

麺じい
麺じい

お腹も満たされて、勉強にもなるお店なんや!

簡単に喜一の紹介

店名:昆布と麺 喜一

住所:京都府京都市上京区西五辻東町74-2 五辻の昆布 2F

最寄駅:北野白梅町駅から徒歩18分

電話番号:080-7227-7500

営業時間:111:00~ 12:00~ 13:00~3部の完全予約制

定休日:日曜

SNS:Instagram

※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。

お店の場所と外観の特徴の紹介

昆布と麺 喜一は五辻の昆布の2階
昆布と麺 喜一

昆布と麺 喜一の場所は京都府京都市上京区。

北野白梅町駅から徒歩18分となり、五辻通りと千本通の交差する小さな交差点に位置します。風格ある外観の昆布屋さんである【五辻の昆布(いつつじのこんぶ)】の2階が【昆布と麺 喜一】さんとなります。

店舗側面
和の雰囲気がよく出てる昆布屋さんの側面

お店の外からでも店内がよく見えます。和の雰囲気を感じる喜一さんは完全予約制となり、1階の昆布屋さんは普通に入店ができますが、2階の喜一さんは完全予約制となるため、事前予約が必要です。

予約リンクはコチラ

店頭看板
オシャレな看板 上が喜一で下が五辻の昆布

2階の喜一さんで、ラーメンを食べるためには、事前予約をする必要があります。予約概要は以下の通りとなります。

  • 営業日の30日前から予約することができる
  • 予約可能時間帯は11時・12時・13時で各座席数が10席ずつ。各所要時間45分
  • 開始時刻の10分前に集合
  • 受け入れは5歳以上で、1人一杯のラーメンをオーダー
  • 料金は1人1152円(いいこんぶ)。ワンドリンク性ならぬワン昆布制となり、1152円プラス1階の昆布屋で商品1品以上の購入をお願いする形となる。
駐車場の案内
駐車場の案内

店舗駐車場も完備していますが、駐車スペースはかなり狭くそれでも合計4台駐車することはできる。 店舗の横、細い五辻通りを挟んだ駐車場と2件隣が駐車場。さらに南の京都信用金庫の駐車場は、2000円以上のお買い上げで20分無料と僅かながらのサービス券が頂けるようです。

店内はプレゼンとラーメンが頂ける空間

カウンター席
一枚板のカウンター席
2階からの景色
2階からは通りが一望

1階の店内に入り予約している旨を伝えて、2階に上がると広がるのは大きな一枚板のカウンターテーブル。大きなガラス窓がついており、2階から千本通を見下ろすことができる美しい景観。この2階の部屋全体が特別な空間として見ることができた。

座席は全10席。全ての座席が受け入れ体制万全となっていて気持ちが昂っていく。

昆布の香りを嗅ぐ
乾燥昆布の香りを仰いでくれて嗅がせてくれる

1グループの中の45分間の流れとしては、冒頭から半分位までの時間で、国産昆布の銘柄や基本的な情報の解説をプレゼンしてもらえる。近年の昆布の需要と供給についての基本的情報などから、日干しした昆布の香りを嗅いだりする体験など、短時間ながらも楽しく充実した時間を送ることができる。

昆布出汁の飲み比べ
ワイングラスに少量の水出し昆布を頂ける

中でもワクワクする瞬間の1つだったのが、国産銘柄昆布の水出しをワイングラスに少量注いで飲み比べると言う試み。利尻昆布・真昆布・羅臼昆布と言う北海道を産地とする良質な昆布を味わうことができる。風味や濃度など、それぞれ個性が違って非常に有意義だった

おぼろ昆布
おぼろ昆布の試食
酢の効いた昆布
緑の部分は酢で締めた味も加わる

そしてもう一つ実演プレゼンとして楽しかったのが、職人手削りのおぼろ昆布をその場で頂ける試み。ライブ感もありながら、昆布の素晴らしさを感じながら頂く昆布は格別。ラーメンには必要不可欠な昆布に対して、体験を通じて知識を養えたことはとても有意義だった。この後ラーメン出てきて1152円は破格だと思います。

待望の昆布のラーメン

昆布ラーメン
昆布に特化したラーメン

1グループ45分の空間で後半の時間は、昆布を主体としたラーメンを実際に頂く時間となります。見た目は和風ラーメン。鶏チャーシュー・九条ネギ・筍・炙りのお揚げ・おぼろ昆布。

昆布スープ
昆布の旨みメインであっさりしているが美味いスープ

逆浸透膜浄水装置で生成した超軟水をスープの水に使っている時点で、ただの昆布屋さんではなく、一流ラーメン店と似たような『水を大切』に考える思考を持っていることが理解できる。利尻昆布・真昆布・羅臼昆布の北海道産の銘柄昆布らをブレンド抽出し、魚介や乾物でスープを構成。

少々赤みがかったスープを啜ると、あっさりしながらもふくよかな昆布の旨みが広がり、魚介乾物などによりスープとしてのバランス感や塩分濃度が調整されている感覚。無化調ながらも昆布メインでこの旨みを全面に出すのは流石の一言。お出汁のスペシャリストが織りなす優しくも広がる幸せなmade in japanの旨みが最高です。

中細麺
とうひちさんの自家製麺

麺は同じ京都の百名店【らぁ麺 とうひち】にオーダーをかけている『春よ恋』の小麦使用の全粒粉中細ストレートタイプ。

低加水の少しボソッと感じるタイプの麺で、スープとの一致感もお見事。和を感じる麺とスープの構成で、トータルのラーメンとしても昆布の良さを引き立てようとする意図が明確で美味しい一杯に仕上がっていた。

鶏チャーシュー
唯一の動物性の鶏チャーシュー

唯一の動物性は鶏チャーシュー。動物はここだけだが、ラーメンの構成を崩さないようにシンプルに鶏の旨みを感じられる美味しさ。

炙りのお揚げさん
炙りのお揚げがとても美味かった!

お揚げは提供直前に炙られたもの。ただ炙りがあるだけで、スープに炙りの香ばしさが香味として広がり、これがナイスアクセントとなる。上品なお出汁感じるラーメンの中で、この炙りお揚げは素材として異質であり、そして絶品に美味かった。

昆布と九条ネギ
追いおぼろ昆布
昆布出汁のおにぎり
昆布出汁で炊いたご飯や昆布や汐吹昆布

おぼろ昆布をラーメンにも乗せて頂けた。昆布の美味しさをさらに強力にして頂けた感覚。

ラーメンを食べた後は、昆布の旨みを含んだ水で炊いたご飯と汐吹昆布等を木のプレートに乗せて頂き、ご飯を雑炊状にして食べてみた。小さめだけどオシャレで可愛い配慮が嬉しかった。

改めて言えば、これで1152円はやっぱり安いと思う。ちゃんと昆布を買って帰らないとな。

支払い用のカード
食後はこのカードを1階で提示してお支払い

食後はお店の方から上記カードを頂くので、1階でワンコンブを購入してこのカードを提示。楽しくて勉強になって素晴らしいひとときを過ごせました。ごちそうさまでした。