今回は山梨県中巨摩郡昭和町西条に2021年4月2日オープンの「らぁ麺 かめ田」さん。
東京都の百名店でもお馴染み「らぁ麺 はやし田」(株式会社INGS)監修のラーメン店です。
簡単に言うと、ガッツリはやし田が絡んでいる訳ではなくFC(フランチャイズ・開業支援)の形態でのオープンとなります。
かめ田さんは、母体は甲府市で飲食店を運営している会社で、甲府駅南口にある【つけ麺 一九九二】も系列店。
近年東京都や関東圏では「はやし田」直系ではなく、「はやし田」が監修したお店のオープンがかなり多くなっています。
個人的に食べた事のあるはやし田の系列店や監修ラーメン店は「らぁ麺 鳳仙花@東京都西武新宿」「らぁ麺 時は麺なり@東京都経堂」「中華そば 流川@東京都新宿西口」「麺亭しま田@東京都恵比寿」「俺の麺 春道@東京都西武新宿(閉店)」など。
一つのビジネスとして、今後もこのようなFC形態(ステルスフランチャイズ等)が拡大していくと見越しています。
本家や鳳仙花は「のどぐろそば」や「金目鯛」などの高級魚を扱うメニューが通常ですが、一般的な監修店は「大山鶏」をメインに扱うラーメンが主力となりやすいです。今回のかめ田さんも大山鶏を扱った一杯となります。
綺麗で品ある一杯が山梨でも食えるで!
簡単にかめ田の店舗紹介
店名:らぁ麺 かめ田
最寄駅:国母駅より徒歩25分
電話番号:055-268-2684
営業時間:11:00〜22:00
定休日:不定休
SNS:Instagram
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
場所は旧「西条食堂」の跡地
場所は中巨摩郡昭和町西条の水道道路沿い。かつて「西条食堂」があった跡地となります。
店舗自体も敷地も個人店のラーメン屋さんとしては広く、ファミリー層の収容もしやすい!
競合店は「麺の虜」になりそう。
2021年のグランドオープン初日は開店時、40〜50名程の行列が出来ており、期待の高さを感じさせていました。
看板や電飾なども目立つ仕様で、遠くからでもお店の存在を確認できます。
店は大看板装着やお店のリフォーム等結構な費用を掛けている模様。
元々が西条食堂ということもあり、敷地は広く駐車場ももちろん広い。
トータルで30台強は駐車できるスペースがあります。
入り口には祝いの花がぎっしりと。
その中でラーメン店関係者からは無いが、ダイタリビング(大黒家等)から届いています。
当初は、フランチャイズ系だし個人的な推察でもしやダイタさん絡んでるんじゃ?と思ったが、店主さんは「ダイタさんと仲が良いだけで関係ないですよ」とのこと。
入り口には明朝体と行書体の相反するフォントのロゴが入る暖簾。
純白で品のある暖簾です。
店内は予想通り広く清潔感がある!
グランドオープン時は店内入って直ぐにタッチパネル式券売機があったが、現在は撤廃。
注文・オーダーは各座席に置いてあるタブレットにて注文となります。
オープン時と比較して、メニューの幅も広がりました。サイドメニューも充実。ラーメン屋さんだけど思わずゆっくりしたくなるラインナップです。(上の写真は2023年4月時のもの)
基本的なラインナップは【醤油らぁ麺・塩らぁ麺・味噌らぁ麺・焼鯵煮干しそば・つけ麺・昆布水つけ麺・まぜそば・豚麺】などがベーシックメニューで豊富。
店主さんのオススメのサイドメニューはカニクリームコロッケ。
何度でも行きたくなるメニュー構成やな
座席に待機時にはお店の拘りに目を通して待つことになります。
全ての素材にこだわりを持っています。調味料はスタンダード。
店内はかなり広くカウンター15席ほど、テーブル席も6組分くらいまであったかな。
テーブル席は6名着席可能で、子沢山なら8名くらい座れそうなくらい広い。
最大収容人数は50名くらいはいけそう。
らぁ麺
メインメニューのらぁ麺です。
トッピングに豚・鶏チャーシュー・穂先メンマ・ネギで見た目は洗練された醤油清湯スープのネオクラシカルラーメンです。
スープは大山鶏を使用した鶏油まとうスープ。
芳醇な鶏の香りに厚みのある旨みが特徴的。
個人的には真新しさは無いものの、後引く美味しさがあるので記憶にも残りやすく美味しい!
麺は全粒粉入り中細ストレート。
適度に歯切れも良く、スープとの絡みも良い。
関東圏の多くの店で採用してきたスープと麺の組み合わせは磐石の安定感です。
チャーシューは鶏と豚の2種。鶏むね肉はやや蛋白な印象で、しっとり感が出てくると最高に美味い!豚ロースは香りも良く文句なく美味しい。
つけ麺
つけ麺は麺側に2種チャーシューが乗る。
食後のスープ割りの用意もあります。
つけ麺の麺はらぁ麺の麺とは変えてきていて高加水仕様。
麺を箸に取り持ち上げてみると分かるが、独特の麺の長さ。はやし田系のつけ麺ではお馴染みのロング麺です!
麺の食感はモチモチ滑らかで品ある口当たり。つけ汁は大山鶏を軸にした清湯系つけ汁。
最初から最後までスッキリとした優しい味わいでクセが皆無なので、薄味派の人には大いに好まれそう。
まぜそば
まぜそばは数量限定の一杯。
麺上に刻みチャーシュー・ネギ・刻み紫玉ねぎ。
別皿にレモン・トリュフ風味の漬け卵黄。
恐らく麺には鶏油が絡ませてあり、軽く混ぜるだけで鶏の旨さが前面に出て抜群に美味い!その後にトリュフ香る漬け卵黄やレモンを混ぜ入れ、啜ると酸味ある爽やかな鶏の旨味に昇華。
注意点は時間をかけて食べると、油(麺)が固まってくるので温かいうちにうちに食べ切るのが超オススメ!
卓上にも酢・ラー油・胡椒があるので味変をかけるのもオススメ。
INGS系で「まぜそば」は初めて食べたけど、鶏の旨味炸裂で個人的には一番オススメかも!
豚麺
コチラは18:00から限定で用意されるメニュー「豚麺」。二郎系のまぜそばをイメージさせる1杯となっており、オーダー時ににんにく・野菜量・アブラなど従来の二郎同様にお好みをタブレット上で選択できる様になっています。
トッピングは生玉子・チャーシュー・ネギ・アブラ・もやし・にんにく・メンマなど。
麺は丸みを帯びた太麺。麺の下層にはタレがあり生玉子や野菜類と合わせてまぜまぜ。太麺にタレをしっかり絡ませ豪快に啜ってみると結構ビックリな豚の旨み!
中途半端な豚の旨みの感じではなくて、しっかり二郎系特有の豚の旨み・罪深さ感じる中毒性がしっかり帯びた味わいでめちゃウマ!このようなしっかりした味の構成になっている期待はなかったので少々驚き。それと共に事前予測を超える良い出来栄えに拍手です!
一緒に「秘伝のタレ」も提供されます。言わば「かえし」ですが、豚の旨みにプラスアルファのタレのインパクトが与えられるので、味変や野菜の味付けに最適!また卓上の胡椒や唐辛子での味変敢行もオススメ!!
夜の18時から販売開始される「豚麺」は中毒系なる一杯で個人的にかなりオススメです。【かめ田】はまぜそば系ハズレがない印象です。ごちそうさまでした。