今回は甲府市古上条町。
中巨摩郡昭和町の山梨県における家系の名店【はねだ家】で一時代を築いた大井店主の独立店。多くの人に愛され、惜しまれつつはねだ家を後にされた大井店主の第2章の舞台がコチラのお店です
あの響き渡る声がまた聞けるのは嬉しくなりますね。オープンは2018年12月10日。

山梨の家系好きは必ず行くべきお店やで!
店名:すけちゃんラーメン
最寄駅:JR国母駅より700m
電話番号:不明
営業時間:12:00~14:00 18:00〜21:00
定休日:日曜
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。


立地は甲府市古上条町。以前は暁 中華ラーメンがあった跡地になります。外観の見た目もラーメン屋さんらしい佇まいで看板もシンプルで見やすくなかなか良い立地。
駐車場は正面に共用8台ほど。店の裏側にもスペースがあります。混雑時は裏側に回ってみましょう。
特にランチ営業は12時スタートで14時までと実質営業時間2時間と短め。

県内で最も遅いランチスタートやな!
ただし、仕込みの状況により早めにオープンすることもあるようです。店の外からも大井店主の気合の入った“あの声”が聞こえてきます。また店外のダクトからは「豚骨」を炊く新鮮な匂いがします。

入店すると券売機があります。基本メニューは、家系の醤油と味噌の2種類。味噌の方が醤油より100円ベース割高で、普通盛り、大盛りの麺量から選択します。
物価高騰に際して「鶏油の多め」と『麺柔らかめ』のコールは残念ながら原則禁止となった。(2022年6月〜)
ちなみに、はねだ家にある中盛りはありません。パートさん的な方はいますが、基本大井店主が1人でラーメン作りをするのでオペレーションや効率の観点で、麺量の選択肢を意図的に減らしている可能性がありますね。

卓上調味料は胡椒、ゴマ。コロナ禍の関係でニンニク・豆板醤は下げられています。希望の方は申し出れば貰えますが(この辺の説明は無し)、厨房側は大概忙しそうなのでなかなか声かけづらかったり…家系ラーメン店らしくないちょっと悲しい卓上です。

↑はラーメン前の最速提供のキャベチャー。ピリッと辛い人気のあの味です。
座席レイアウトはコの字カウンター11席。店内改装を工事を施し、明るくて木の温かさを感じる清潔な店内。壁も真っ白でほぼ何の掲示物も無い状態なので、待ち時間は自然と厨房へ目が向けられます。厨房も結構広くて、大井店主が声を出しながらいきいきと動き回っています。このお人柄に惹かれてくる人もたくさん!



はねだ家では黒丼がメジャーだったと思いますが、こちらではより家系らしさが伝わる青磁丼。個人的には、淡い色の方がスープの色味がわかるのでタイプ。基本トッピングはチャーシュー・ほうれん草・海苔・ネギ。

スープは豚・鶏の動物系。昔は、はねだ家に極めて近い印象の動物スープでした。現在はオープン当初と比較して、突き抜けた旨味は抑えられて良くも悪くもバランスを整えられた感がある。
このしょうゆラーメンスープを飲んだ最新は2024年12月ですが、すけちゃん史上最も美味しい出来栄え。醤油もキレがあり出汁のコクもしっかりとバランスよく、大井店主が作ってきたスープで一番美味しく感じました。過去を思い返せば、コロナ禍真っ只中では、コクがダウンし自分自身の気持ちがすけちゃんから離れかけましたが、2024年12月現在従来の旨みが戻ってきた感覚がありとても美味いです!

平ざるを用いて麺上げした麺は丸山製麺製かな?昔と麺が変わった感覚が幾分あったが、体感的には麺が以前よりもモッチリ丸みと膨らみを帯びてズッシリしたように感じた。

チャーシューは見ても分かる通り、トロっとした柔らかさがありとても美味しい!ジューシーとはこの事。家系ラーメンは近年燻製チャーシュー増えてきたが、このようなトロットロチャーシューも最高に美味い!


こちらはオリジナルの味噌を丼に入れ、スープで溶かしたもの。スープの色合いからも分かるように、マイルドな印象の味噌で仕立てられていて美味しい。家系の味わいも奥の方から漂い、まさに家系&味噌!
ニンニクも非常によく合う一品。トータル的にはやはり味噌より醤油!といった印象のすけちゃんラーメン。


つけ汁に麺を潜らせて食すと、程よい酸味と醤油の抜群の力強さ&キレが前面に出てめちゃ美味しい!
美味しさのポイントは、提供前のつけ汁にバーナーで炙りを加えること。これにより、つけ汁自体が香ばしい独特の風味を持つことになるのです。
帰り際には、丼を上げテーブルを拭くと、お馴染みの『ご丁寧にありがとうございます!』の歯切れ良い挨拶が久々に聞けました。ごちそうさまでした。