今回は、甲府市朝気にある変わらぬ美味しさのお店。正直、外観内装綺麗とは言えず…きたなトラン的な風貌のお店。
店主さんは過去に横浜中華街で修行経験のある方で、その時のノウハウや技を用いて甲府の地で頑張っています。きっとお店の存在は気になっているが、雰囲気的に入りにくいと感じている人も多そうだ。
来店客は地元の常連さんがメイン。初めての方は完全アウェー感のあるお店で、場合によっては相席覚悟も考えられますが、店主さんや女将さんも暖かくて案外居心地の良い店です。

ラーメン思いの外うまかったで!
店名:わかみや
最寄駅:善光寺駅から徒歩14分
電話番号:055-226-8088
営業時間:[月・火・木・金・土]11:30~13:30 17:30~20:30 [日・祝日]11:30~13:30 17:30~20:00
定休日:水曜
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。

場所は甲府市朝気の熊野通り沿いに位置します。休業中のホテルクラウンパレスの斜向かい。ラーメン屋だと三角屋暖やMUUの近くでもあります。

駐車場は店前に砂利で3台ほど。停め方によっては4台停められるかな。店舗はトタン作りな独特の風貌。入るには躊躇してしまう人がいそうだ。

通り沿いから見える店舗外壁にはお店の名物となっているチャーシューの販売案内がされています。要予約が必要らしいので、お店にコンタクトの上、購入希望をお願いすると良いでしょう。

店内に入ってまずはメニュー表を拝読。麺類のラインナップは、10種類以上のラーメン・焼きそば類が充実しています。人気どころは『正油ラーメン』『ネギそば』『チャーシューメン』『パイコーメン』と言ったあたりかな。
全て大盛り可能でプラス100円となります。

メニューには中華街での修行経験のある店主さんの店だけあって、一品もののメニューが充実。普通に美味しそうです。

店内の着席可能エリアは、小上がりの長テーブルのみ。詰めて座れば合計12名ほど座れそうですが非現実的。空いていれば厨房から座った方がいいようです。
店内はお世辞にも綺麗とは言えない空間。古びた食堂・居酒屋といった感じ。そして麦茶のコップが匂う(涙)。

卓上調味料の容器もだいぶ古びており年季を感じさせる。
そんなお店は貫禄感じる店主さんが切り盛り。古びたお店で活気がある感じではないけれど、プロとしてのこだわりはしっかりと持っておられて、メニューによってはオススメの食べ方を教示してくれる。


着丼です。
トッピングは赤チャーシュー・刻みネギ・メンマ・小松菜。店内はきたなトラン的な印象だけど、青磁丼に盛られたラーメンは非常に綺麗。

スープは鶏ガラの中に醤油の風味がしっかり立っていて甘さも感じる優秀な味わい。日本のラーメンのエッセンスだけではなくて、中華系のラーメンなのかな。

麺は中華らしい緩ウェーブ麺。スープとの相性もグッド!意外と言っちゃ悪いけど、これは美味しいぞ!

チャーシューは一本売りしているだけあって優秀な味わい。食感も味わいも違和感なく美味い。

コチラは「エビそば」頼んだら出てきた「ネギそば」。滑舌トレーニング頑張ります!通常ラーメンの上に味付けられたネギが乗ります。
提供時マスターから、はじめはそのままのスープで飲んでもらって、その後ネギを混ぜることで味が完成します!とオススメの食べ方を教えてもらいました。店主のこだわりがあるのはいい事ですね!

スープは通常の正油ラーメンのスープと同様。スッキリ甘み・コクのある鶏ベースの町中華仕様スープでしっかり美味しい。外観・内観見た後に味覚に乗るスープとしては意表突かれまくりの正統派の美味しいスープです。

中細の麺をリフトアップ。こちらの麺も正油ラーメンの麺と同様。特段強い個性はないものの、スープとの調和性があって美味しいです。


スープと麺その物を楽しんだ後は、ネギと共に麺を啜っていく。ネギ自体には濃いめの味付けがなされており、これによりネギそばとしての味付けが完結する。通常の正油ラーメンでも良いが、味変されたネギそばの方がやっぱり美味い!シンプルながらも美味しく、中華街の技術の活かされたラーメンだと感激した。
…と言った感じで見た目と中身は全く違う…美味しく頂きました。ごちそうさまでした。