今回は東京都台東区寿に2023年9月11日にオープンした【自家製麺 うるち】さんへ。
こちらのお店は東京都での認知度激高の名店【春木屋@荻窪】と【さいころ@中野】で修行を重ねた店主さんが店を構えております。個人的には春木屋は頂いたがさいころは未訪店。さいころの場所でコロナ禍で運営していた【洋食テンカウント】での二郎系ラーメンを頂いたに留まります。記憶が正しければ【さいころ】は凪スピリッツグループ。
そのため、今回のオープンはかなり期待が高まってしまいます。
美しくてシンプルで美味しい。私ゆきはんが好きなタイプのラーメンっぽいから楽しみです。
出店した場所がまたとんでもない場所らしいで!
店名:自家製麺 うるち
最寄駅:田原町駅より徒歩1分
電話番号:03-5830-6556
営業時間:11:30~15:00 18:00~21:00
定休日:火曜
SNS:Instagram
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
お店の場所は東京都台東区寿。
最寄駅は田原町駅で1番出口から徒歩1分。その場所は「百名店」「ミシュラン・ビブグルマン」も受賞する名店中の名店【麺 みつヰ】さんの店の真隣となります。
またすごい場所に店をオープンさせたものだ!ある意味名店に殴り込みみたいなシチュエーションだが、店的にもお客さん側的にも双方が活気付くエリアになることを望んでいるのではないでしょうか。
店頭には縦型の屋号幕が掲げられ、気品や和の雰囲気を感じさせる雰囲気。
店内満席時には外並びとなるが、駅方面とは逆に列が伸びる仕組み。
なお、券売機は無くて食後の支払いとなるので、食券先買い・後買い等気にしないでよし。
店内に入りメニュー表を拝見。(後会計)
メニューは冊子状になっており、基本メニューは「醤油」「塩」「つけ麺」と比較的シンプル。
ただし、ラーメン類の他に自家製餃子・焼豚皿・ライスなど付けることもできる。特に餃子は人気で3個からオーダーすることができる。
通常ラーメンには味玉入っとらんから、味玉希望の人は追加トッピングやで!
店内はカウンター5席・2名テーブル席×2とややこぢんまりとした空間。
従業員さんは外国籍の方も含めて4名もいたが、回転はやや遅め。
茹で麺機にはテボの数を見る限り最大ロット4名だとは思うが、2名ずつ・3名ずつなどと、無理したりせずに丁寧に調理を進めている。同厨房では自家製餃子も調理しているので「ジュー」っと良い音が響き渡っている。
調味料類は白胡椒・醤油・お酢。
なお、店員さん達は皆親切で暖かく朗らか。居心地がとても良いです。
着丼です。
スタンダードに醤油ラーメンをオーダー。トッピングは焼豚・なると・海苔・メンマ・ネギ。味玉は追加。
どこか懐かしさを感じるようなビジュアルのラーメンで安心感があります。
スープは一口目で仄かな煮干し成分が感じられ、かなりすっきりとした醤油スープとなっている。
香味油の甘味・旨味にはあまり頼っている感じはせず、動物と魚介本来の優しい旨味に全幅の信頼を置いたようなスープでめちゃ美味い。優しさ・スッキリ・さっぱりというキーワードがバッチリ合うスープだけど、後引かないとかコクが弱いとかそう言う事じゃありません。
動物・煮干しの旨みを表すバランス感は整っており、ラーメンってこう言う事だよね!!と言えるようなどこか懐かしく美味い。そんな口当たりのスープで全世代に受ける美味しさだと覆います。
ちっさい子供も喜んで食べれそうな安心感抜群なラーメンやで
麺は中太の自家製ストレート麺。
麺を掴めばずっしりした重み。あっさりしたスープだがこの麺との相性はよく啜り心地・歯応えも良い。
何よりものどごしが良く、啜ってから胃袋に入るまでの全工程が美味いと思える自家製麺となっています。
途中味変で白胡椒を振りかけると、かなり胡椒の風味が際立ちます。
焼豚も人気で、肉の外周がほんのり赤くなっていて、中華街の美味しい焼豚を見ているかのよう。
やや淡白な部位とジューシーで旨みたっぷりな部位が混在したような構成で、ノス感漂わせるラーメンに一花添える美味しいチャーシューとなっています。追加の味玉・細切りカリカリメンマも美味しく個性があって良かったです。
コンセプトもハッキリしている美味しくて記憶に残るお店でした。これからの繁盛を期待しております。ごちそうさまでした。