今回は甲府市上石田に2026年5月8日よりオープンした【名もなきラーメン屋】さんへ。
コチラのお店は、韮崎市を拠点していた人気ラーメン店【中華そば ゆら吉】系列による新店舗。ゆら吉ネーミングは現在韮崎オンリーだが、これまで数多くの場所での出店はもちろん、ラーメン店のオープニングフォローなど熟練のラーメン知識を様々なお店にも還元してきた中瀬店主の新店舗。

結論から言うと、名もなきラーメン屋は、甲府市上石田の人気店「福吉」隣に誕生した、ゆら吉系列の流れを感じる新店です。看板には小さく「中華そば 蘭」の文字もあり、甲州地どり・甲州牛・フジサクラポークなど山梨らしい素材を使ったメニューが特徴。初訪問なら、まずは甲州地どり中華そば系がオススメかな!
麺じい個人的には玄人が好む店やと思ってる!
名もなきラーメン屋の住所や営業案内
| 店名 | 名もなきラーメン屋 |
| 住所 | 山梨県甲府市上石田2丁目39-14 |
|---|---|
| 最寄駅 | 甲府駅南口より徒歩32分 |
| 電話番号 | 不明 |
| 営業時間 | 昼[月〜金]11:30〜14:00 [土日祝]11:30〜14:30 夜[木]18:00〜21:00[金土]18:00〜0:00 [日祝]18:00〜20:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 駐車場 | なしだが一部停めれる場所あり(本文に記載) |
| 座席数 | カウンター9席 |
| SNS | |
| オープン日 | 2026年5月8日 |
アクセスや駐車場について
場所は甲府市上石田、福吉の隣






お店の場所は甲府市上石田2丁目。
かつて【はなわ家】【かわはら屋】が営業していた跡地をリフォームし、新たなラーメン店としてスタートを切っています。もっと分かりやすく言うと、なんと名店【福吉】の隣となります。




お店の屋号が名もなきラーメン屋と言うことで、店の上部等に屋号を示す看板等の設置は無し。入り口もほぼすりガラスなので、店内を覗くことは少々難しそうだ。
なお、店舗の専用駐車場は現状用意されていないとのこと。
駐車場はある?訪問前に確認したい注意点
駐車場の完備はありません。車社会の山梨県民にとっては痛すぎるが、中瀬店主曰く、【辰美寿し】の向かい側のテナントの敷地。かつて【快晴屋】があったテナント駐車場は利用して問題ないと案内を受けているそうです。ここからお店へは徒歩4分となります。詳しくは以下の写真と地図を参照。


夜営業の時間になると駐車場の敷地内のスナックが営業を始めるので、幾らか車の駐車も増えてくる。
なお、近隣には福吉やファミリーマートなどがあるが、当然ながら他店舗への無断駐車は双方のお店にとって迷惑となるため絶対NG。今後も営業を長く続けていくためにも、ルールを守って訪問したい所です。
メニュー|甲州地どり・甲州牛・フジサクラポーク系まで展開


メニューはゆら吉系列らしく番号制。好きなメニュー番号を口頭で伝えるシステムとなっています。
基本的なラインナップは・・・
- 甲州地どり中華そば 醤油・塩・辛
- 甲州牛だしらぁ麺
- やんちゃな中華そば
- フジサクラポークらぁ麺
- やんちゃな油そば
- やんちゃなTKM
- 限定


などなど、定番に加え、限定メニューも結構頻繁に展開されていきます。
限定メニュー・新メニューについても技量の多彩な店主は、ささっとすぐに開発して提供を開始してしまう。長年の経験から、アイデアとそれを完成させる道筋を素早く考えられるので、このお店のファンの方はいろんなメニューを楽しめて嬉しいだろう。


サイドメニューにはご飯類やドリンクメニューもあり、アルコールをはじめおつまみもあるので飲み屋さんとしても利用することが可能です。ラーメンで締めるのもいいかもしれません。
店内の様子|リフォームで生まれ変わった空間


訪問はプレオープン2日目の夜営業。タイミング良く待ちなく入店できました。
店内はカウンター9席のみ。かつての【はなわ家】時代の面影を少し残しつつも、中瀬店主自ら改装を行ったとのことで、かなり綺麗な空間へと変化しています。以前存在していたテーブル席は撤去され、全席カウンター仕様へ変更。奥の厨房側のカウンター席のみテーブルが低いので、座り心地を求めるならば手前のカウンター席を推奨します。
さらにトイレ周りまで丁寧にリフォームされていた。めちゃ器用な店主の能力。


水は入り口付近と店奥にウォータージャグが設置。セルフでコップに注いでから着席する流れです。


卓上調味料は、ミル挽き塩・ミル挽き胡椒・唐辛子とシンプル構成。必要最低限に絞りながらも、素材を邪魔しないラインナップです。


メインで使用している甲州地どりのミニ幟も掲げられていました。
ラーメンの提供は、まだ他にお客さんがいなかったためスムーズに提供。基本的に店主のワンオペになるので混雑時は待つことがあるかもしれません。
甲州地どり中華そば 塩 特製を実食


いただいたのは、23番 甲州地どり中華そば 塩 特製。提供直前にはブラックペッパーをガリガリと挽きかけて提供。
特製トッピングは特製トッピングは、チャーシュー・豚肉・味玉・真竹・蓮根・豆苗・たけのこ・ネギ。久々のゆら吉系の一杯だが、盛り付けは以前にも増して洗練されているように見受けられる。
スープ|甲州地どりの旨みを軸に重層感ある仕上がり


スープは甲州地どりの出汁を中心としたほんのり濁りある塩仕様。
塩味はクッキリと輪郭を描きながらも、単調ではなく厚みと深みを感じる味わい。個人的には、そこへ貝系の旨みも重なっているように感じた。動物系の旨みを軸に、多層的に味を重ねている印象で非常に完成度が高いし美味い!
飲んだ瞬間に「うまい」と直感的に伝わってくるタイプのスープです。派手なインパクト重視ではなく、しっかり積み重ねられた設計型の美味しさ。長年ラーメンを研究し続けてきた中瀬店主らしさを感じます。
麺|菅野製麺所の中細麺が高相性


麺は長年利用されている菅野製麺所の中細麺。スープの持ち上げも良く、
- 適度なコシ
- 歯切れの良さ
- なめらかなすすり心地
このバランスが非常に良い。スープ・麺・具材、どこか一つだけが突出することなく、全体として綺麗に調和しているのが印象的でした。“外さない一杯”としての安定感がかなり高いです。
トッピング|蓮根・豆苗・真竹が良いアクセント


チャーシューはローストポーク系の質感。臭みは一切なく、柔らかく上品な仕上がりで、スープの方向性を壊さない絶妙な存在感。


そして個性的だったのが、
- 味濃い味玉
- 蓮根
- 豆苗
- 真竹
この4種。
特に蓮根・豆苗・真竹は、食感・風味が良く、ラーメンの中で“箸休め”的な役割も果たしていました。単なる変わり種ではなく、しっかり一杯の構成として成立しています。
美味しく頂きました。久々の中瀬店主の一杯!美味かった。
もろこしラテDE 冷たいつけ麺


コチラは2026年8月の限定の一杯。
冷製のつけ麺でとうもろこしの風味の乗ったつけ汁が特徴の一杯。色鮮やかな紅白ディッシュにて登場。トッピングは麺側に豆苗・蓮根・ラディッシュ・チャーシュー・真竹。




麺はしっかり冷水で締められた中太の全粒粉入り平打ち麺。パセリが散りばめられ、なんとなく洋風仕立てのようなつけ汁。つけ汁はキンキンに冷えた中で、トウモロコシの風味がしっかり漂い、柔らかい旨味の出汁感広がる美味しさ。アニマルオフであり、素材の優しい旨味を立たせた中でアミノ酸系のうまみ成分を乗せたつけ汁。
適度にモチっと感のある歯切れ良い中太平打ち麺との相性も良く美味しい!どこかしら創作系をも感じさせます
甲州牛DE 塩野菜らぁ麺


こちらは2026年8月の限定、甲州牛の塩野菜のラーメン。トッピングはチャーシューに彩り豊かな炒め野菜が乗ります。見た目はタンメン寄りな一杯となるが製法が違います。あくまでも製法はスープと野菜を共に鍋で調理するタンメンではなく、別々で合わせるラーメン。


スープはメインに甲州牛を使用したスープとなり、その他の動物系は不使用。動物由来のしっかりとした旨味・出汁感を感じた最後の局面で牛の風味が後味として残る印象。コクが結構強く、後引く要素をしっかりと生かしています。


麺は平打ちタイプの中細麺。麺もタンメンで使用されるような平打ちタイプの仕様。しっかりとした牛のコクを持ち上げる麺。モチっと感もあり麺単体としても美味しい!


上に乗る野菜は鍋で強火で煽って炒めたもの。熱々でシャキシャキ。ラーメン一杯としての温度帯も超熱々。熱いものはしっかり熱く、冷たいものはしっかり冷たく提供できるのは、ワンオペながらも一杯一杯をしっかり管理し丁寧に調理しているからこそ。
毎回行くたびに、変態とも言えるディープなラーメン談義をするのも楽しみの一つです。ごちそうさまでした。
