2026年8月1日、山梨県甲府市上今井町に【つけそば 七福】さんがオープン。

店名から連想する方もいると思うが、こちらは甲府市伊勢の老舗【一福】で修行、独立したお店で血縁関係は無しのよう。近年一福系は本当にガッツリ修行したか謎だが、なんらかの契約を交わしてるのかな。
一福の流れを感じる「つけそば」や「支那そば」に加え、近年人気を集めるラーメンを意識したと思われる「中華そば」もラインナップ。昔ながらの味を軸にしながら、新しい方向性も取り入れたメニュー構成となっています。
運営するのは、建設工事を手掛ける株式会社KO-NO。約1年前まで更地だった場所に、自社事務所と飲食店を兼ねた立派な建物を完成させ、新たなラーメン事業をスタートさせました。
今回はグランドオープン初日に訪問し、「特製支那そば」とハーフサイズの「まぶし丼」をいただいてきました。
麺じい家族連れがたくさん来そうな予感やな!
つけそば 七福の営業案内
| 店名 | つけそば 七福 |
| 住所 | 山梨県甲府市上今井町1464-1 |
| 最寄駅 | 甲斐住吉駅より徒歩36分 |
| 電話番号 | 080-2511-5802 |
| 営業時間 | 11:30~15:30 LO15:00 17:00~20:30 LO20:00 |
| 定休日 | 月曜 |
| 駐車場 | 15台あり |
| 座席数 | カウンター5席 テーブル席12席 |
| SNS | |
| オープン日 | 2026年8月1日 |
つけそば 七福の場所・外観・駐車場


お店があるのは山梨県甲府市上今井町。
小瀬スポーツ公園のアイスアリーナと武道館の間を通る道路を、そのまま西方面へ進んだ先にあります。
周辺には民家が多く、繁華街や大型商業施設の中にある店舗ではありません。訪問時も地域住民と思われるお客さんが多く、今後は地元密着型のラーメン店として利用されていきそうな立地です。
自社事務所を併設した立派な新築店舗


店舗は新築の大きな建物で、飲食店部分に加えて、2階には運営会社の事務所が入っていると思われます。
ラーメン店単体の建物として見ると非常に立派で、建設会社が自社の技術を生かして造り上げたことが伝わってくる外観です。更地だった場所が、短期間で美しい店舗へ変わったことにも驚かされました。


グランドオープン初日は店頭に数多くの祝い花が並び、ラーメン店では【桃李】や【心道家】などからも花が届けられていました。


スタッドランスと書いていない時点で、日本代表のサッカー選手ではなく同姓同名か??いや、でなければなぜ目立つ場所にこのメジャーアスリートの名前の祝いの花を置くのか。ホンモノか?w
店舗前に15台分の舗装駐車場を完備


通り前には店を示すシンプルな看板。
駐車場は店舗前に15台分。白線で駐車区画が分けられ、路面も綺麗に舗装されています。車で訪れるお客さんが多い山梨県では、十分な駐車スペースが確保されている点は大きな魅力です。
満席時は店頭で待ってから食券を購入


店内満席時は外待ちとなります。
グランドオープン初日時点では記帳表や整理券システムはなく、まず店頭の列へ並び、店員さんから案内されたタイミングで入店する流れでした。食券は先に購入せず、入店を促されてから券売機へ向かいます。
オープン直後の運用だったため、今後ルールが変更される可能性もあります。訪問時は店頭の案内やスタッフさんの指示を確認しましょう。



家族連れ多いので、割り込み・代表待ちとかありそうな雰囲気やったな
券売機・メニュー構成・おすすめメニュー
店内へ入ると、すぐに券売機があります。
ボタンは大きく、メニュー名も見やすいため、初めてでも比較的選びやすい券売機です。
一福の流れを感じるつけそばと支那そば


麺メニューの中心は、
- つけそば
- 支那そば
- 中華そば
の3種類。
つけそばと支那そばは、修行先である一福の方向性を踏襲したメニューと思われます。一方の中華そばは、近年人気の「ちゃん系ラーメン」を意識したような一杯ではないかという声もありました。
今回は本来、中華そばを注文する予定でしたが、券売機で間違えて「特製支那そば」を購入。結果として、一福の流れを最も分かりやすく感じられる一杯をいただくことになりました。


つけそばの麺は茹で時間に9分を要するようだ
ご飯物も充実
麺類だけでなく、ご飯物も複数用意されています。
今回注文したのは、ハーフサイズの「まぶし丼」。一般的なラーメン店で使われる「まぶし丼」という名称から想像していたものとは、かなり異なる内容でした。詳しい味わいは、ラーメンとは分けて後ほど紹介します。
新築の清潔な店内とスムーズなオペレーション
店内は新築らしく、清潔感のある綺麗な空間です。
座席構成は、カウンター5席・4人掛けテーブル3卓となっています。外観の大きさから、店内にもさらに多くの席があると想像していましたが、客席数自体は比較的コンパクトでした。
心道家とのつながりを感じる厨房
厨房には、家系ラーメン店【心道家】のオープン当初にいらした店主さんが恐らく居られた。店頭に心道家からの祝い花も届いていたため、運営や調理面で何らかのつながりがあるのかも。
詳しい関係性までは分かりませんが、今回注文したまぶし丼の内容にも、その影響を感じる部分がありました。
グランドオープン初日でも提供はスムーズ
オープン初日はスタッフさんの人数も多く、皆さんテキパキと作業を進めていました。
新店舗の初日は注文や配膳に時間がかかるケースもありますが、七福では調理スピードも遅くなく、大きな混乱も見られません。事前にしっかりと準備や練習を重ねていたことが伝わるオペレーションでした。


オープン記念として、コーラまたはカルピスウォーターのサービスもありました。ありがとうございます。
卓上調味料と無料サービス


卓上には、
- ラー油
- ブラックペッパー
- お酢
- ラーメンだれ
- 一味唐辛子
が用意されています。


さらに店舗入口付近には、
- 小皿
- きゅうりの漬物
- マヨネーズ
- おろしニンニク
などを自由に利用できるスペースが設けられていました。ラーメンの味変だけでなく、ご飯物にも使えるサービスが充実しています。
特製支那そばを実食レビュー


今回オーダーしたのは「特製支那そば」。
トッピングは、チャーシュー・メンマ・味玉・ネギ・なると・海苔という構成です。
透明感のある醤油スープに、昔ながらの中華そばを思わせる具材が並びます。派手な盛り付けではありませんが、修行先である一福の流れを感じさせる、安心感のあるビジュアルです。
透明感ある鶏清湯とキレの良い醤油スープ


スープは透過性の高い鶏清湯。ひと口飲むと、キリッとした醤油の風味と、適度な深みを持った出汁の旨味が広がります。味の方向性は、まさに一福を思わせる仕上がり。現代的な濃厚ラーメンとは異なり、昔ながらの支那そばを丁寧に再現したような、優しくも輪郭のある味わいです。
個人的には、卓上のラーメンだれをひと回し加えることで、塩味と醤油の輪郭がより好みのバランスになりました。最初はそのまま味わい、後半に少量ずつラーメンだれを加えて調整するのも良いと思います。
和田製麺の中細麺は軽快な啜り心地


麺には和田製麺のものを採用。中細サイズで、やや縮れを感じる麺となっています。表面はツルツルとしており、喉越しも軽快。麺の縮れがスープを適度に持ち上げ、醤油の風味と鶏出汁を一緒に楽しめます。
強いコシや小麦の主張を前面に出すタイプではありませんが、昔ながらの支那そばにはよく合う麺です。麺とスープをテンポ良く啜れる、親しみやすい組み合わせでした。
複数の煮豚の中で柔らかな大判チャーシューが印象的


特製仕様には、チャーシューが複数枚入っています。多くは昔ながらの煮豚らしい、やや歯応えのある仕上がり。噛み締めるほどに肉の旨味がじんわり広がり、顎を使って食べる懐かしいタイプです。
その中に1枚だけ、大判で非常に柔らかなチャーシューが入っていました。部位はロース系と思われますが、ほかのチャーシューとは食感が大きく異なり、口当たりは柔らかく、肉の旨味や甘みも豊か。今回のトッピングの中では、特にこの1枚が印象に残りました。
同じ丼の中で異なる食感のチャーシューを味わえるのは面白く、柔らかな大判チャーシューを追加で食べたくなるほどの美味しさです。


味玉は黄身が適度にとろける仕上がり。


メンマはコリコリとした食感があり、ネギやなると、海苔も昔ながらの支那そばを構成する具材としてバランス良く機能していました。
まぶし丼は無限ニンニク系のパンチあるご飯物


特製支那そばと一緒に、ハーフサイズの「まぶし丼」も注文しました。
注文時には、店員さんから「マヨネーズも是非ご利用ください」と案内があり、入口付近に置かれたマヨネーズをかけていただきます。見た目は細かく刻んだ肉をご飯にまぶした丼に見えましたが、食べてみると予想していた味とは大きく異なりました。
写真はマヨネーズをかけた後に撮ったもの。
ニンニクと細かな豚肉を合わせた強烈な味わい
ご飯の上にのっていたのは、一般的なほぐしチャーシューではなく、大量の刻みニンニクと細かな豚肉を合わせたもの。味の方向性としては、王道家系店舗などで知られる「無限ニンニク」を思わせる、かなりパンチの強い仕上がりです。て言うかおそらく無限ニンニクです。コレ。
マヨネーズとの相性は良く、ニンニク好きにはクセになるご飯物だと思います。
一方で、「まぶし丼」という名称から、細かなチャーシューや海苔などをのせた本格派家系ラーメン店で提供されるような肉丼を想像する方も多いはず。ニンニクがかなり強く効いているため、食後に予定がある方や、ニンニクを避けたい方は注意が必要。券売機に「ニンニク使用」など書いたほうがいいと思うな。
一福系でこの(無限)ニンニクメニューは方向性的に考えさられるものかなと(自家製ニンニクかな?)。ラーメンとは方向性が大きく異なりますが、濃い味のニンニクご飯として見れば、食欲を刺激するサイドメニューです。
まとめ
良かった点
- 一福の流れを感じられる昔ながらの支那そば
- 透明感ある鶏清湯とキレの良い醤油スープ
- 和田製麺の中細麺がスープと好相性
- 複数のチャーシューを食べ比べられる
- 柔らかな大判チャーシューが特に美味しい
- 新築の清潔な店舗と広い駐車場
- グランドオープン初日でも提供がスムーズ
注意点
- 外待ち時のルールは今後変更される可能性があるかも
- 外観の大きさに対して客席数はやや少なめ
- まぶし丼はニンニクが非常に強いため、食後に予定がある方は注意
- まぶし丼の名称から想像する一般的な肉丼とは内容が異なる
- 中華そばと支那そばを券売機で間違えないよう確認したい
こんな人におすすめ
- 一福のつけそばや支那そばが好きな方
- 昔ながらの醤油ラーメンを食べたい方
- 甲府市上今井町や小瀬周辺で新店を探している方
- 複数の煮豚チャーシューを楽しみたい方
- 駐車場が広く利用しやすいラーメン店を探している方
総評
つけそば七福の特製支那そばは、修行先である一福の流れを素直に感じられる一杯でした。
透明感のある鶏清湯スープに、キレの良い醤油、軽快に啜れる和田製麺の中細麺を合わせた構成は、昔ながらの支那そばとして安定感があります。特製仕様のチャーシューは食感に違いがあり、特に1枚だけ入っていた柔らかな大判チャーシューが非常に印象的でした。
一方、まぶし丼は一般的な名称から想像する内容とは異なり、無限ニンニク系の強いパンチを持った個性的なご飯物です。今後はメニュー名や説明がより分かりやすくなれば、初めて訪れる方も安心して選びやすくなると思います。
立派な新築店舗や広い駐車場、初日から安定していたオペレーションからも、運営側の強い意気込みが伝わってきました。支那そばだけでなく、本来の看板となるつけそばや、新メニューの中華そばも改めて食べてみたいお店です。
ごちそうさまでした。
