今回は。2026年9月17日に東京都立川市錦町にオープンした【石ゃ森(いしゃもり)】さんへ。
店主さんは、目黒にある支那そばの超名店【支那ソバ かづ屋】ご出身。かづ屋といえば、長年にわたり支那そばの美味しさを追求してきた名店です。その出身者には、百名店にも選ばれた【支那ソバ おさだ】や【麺屋 はやしまる】など、実力派のラーメン店が名を連ねています。
いずれも伝統的な支那そばを土台としながら、それぞれの個性を確立しているお店。そんな系譜から立川エリアに新たな一軒が誕生したとなれば、期待せずにはいられません。
今回は【ミックスワンタンメン・塩】をいただいてきました。
麺じい流石すぎるラーメンが食えたで!
石ゃ森の営業案内
| 店名 | 石ゃ森(いしゃもり) |
| 住所 | 東京都立川市錦町3-5-4 |
| 最寄駅 | 西国立駅より徒歩9分 |
| 電話番号 | 不明 |
| 営業時間 | 11:00〜15:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 駐車場 | なし |
| 座席数 | カウンター8席・4名テーブル×2 |
| SNS | X |
| オープン日 | 2026年9月17日 |
石ゃ森の場所・外観・アクセス


お店があるのは東京都立川市錦町。最寄りの西国立駅から徒歩約9分、JR立川駅南口からは徒歩約13分。交通量の多い立川南通り沿いに店を構えています。
西国立エリアは立川駅から近いものの、ラーメンの人気店が密集している地域という印象はそれほどありません。だからこそ、こうした実力派の新店が登場するのは面白いところです。


店舗はタイル調のビルの1階。入口の間口は比較的広く、大きな暖簾が目印となっています。
行列の並び方|空席が見えても待機列へ


訪問時は店主さんのワンオペ営業。
店内には空席が見えていましたが、店舗に向かって右側の待機椅子には7人ほどのお客さんが並んでいました。実際に様子を見ていると、ワンオペ時はラーメンの調理が一段落したタイミングで、店主さんがまとめてお客さんを案内するスタイル。そのため店内に空席があっても、すぐに入店できるとは限りません。
一方で、一度に4~5人ほど案内されることもあり、列が一気に進むタイミングもあります。


店内に空席が見えていても、待機場所にお客さんが並んでいる場合は、そのまま列の最後尾へ接続しましょう。訪問時は食券を先に購入する必要もなく、案内されてから券売機で購入する流れでした。
券売機・メニュー|支那そば・担々麺・つけソバ


店内へ入ると小型の券売機が設置されています。
主なメニューは、
- 支那そば(醤油・塩)
- ワンタンメン各種
- 担々麺
- つけソバ
- ルーローハン
- チャーシュー丼
など。訪問時はつけソバがまだ販売開始前となっていました。ご飯物も魅力的で、ルーローハンやチャーシュー丼も人気がありそうです。
今回は肉ワンタンと海老ワンタンを両方楽しめる【ミックスワンタンメン】を塩で注文。かづ屋出身のお店となれば、やはりワンタンは外せません。
店内情報|カウンター8席とテーブル席を完備




店内はL字型のカウンター8席と、4人掛けテーブルが2卓。比較的開放感があり、清潔感も十分。落ち着いて食事のできる空間です。


卓上調味料は、白胡椒・お酢・山椒など。山椒は塩ラーメンとの相性が良いようです。
訪問時は店主さんが一人で調理から接客まで対応。決して高速回転というわけではありませんが、調理の合間にお客さんを案内するなど、無駄のない動きが印象的でした。一人でこれだけの仕事をこなしているのは素晴らしい!
ミックスワンタンメン・塩を実食


今回オーダーした【ミックスワンタンメン・塩】が着丼。トッピングはチャーシュー2枚、肉ワンタン2個、海老ワンタン2個、海苔、ネギ、メンマ。支那そばの魅力を楽しむには、非常にバランスの良い組み合わせ。
見た目にも丁寧な仕事が伝わってくる一杯。
動物系と魚介系の旨味が重なる絶品塩スープ


スープは熱々。ほんのり濁りあるスープを口に含むと、動物系と魚介系の旨味が重なり、香ばしい風味が広がります。さらに揚げネギの香りがふわっと鼻へ抜け、良いアクセントになっています。
これはめちゃくちゃ旨い!
旨味、熱さ、香り、後味、余韻。支那そばに求めたい要素が、どれも高いレベルでまとまっています。現代的なラーメンで見かける、素材の個性を極端に際立たせたタイプとは少し異なり、昔ながらの伝統的な支那そばの技術を丁寧に磨き上げたような味わいです。
塩分濃度も絶妙。塩味が強すぎることは無いが、旨味のインパクトはしっかりあります。一口飲んだ瞬間にビビッとくる美味しさがありながら、飲み進めても飽きない。個人的には、かなり完成度の高い塩スープだと感じました。
自家製の中細ストレート麺が素晴らしい


麺は自家製の中細ストレートタイプ。店内奥には製麺室も設けられています。綺麗に整えられた麺線は見た目にも美しく、啜る前から期待が高まります。
実際に食べてみると、しなやかでありながら適度なコシも備えた食感。中細麺ですが、口に入れた時の存在感は想像以上。単純に細くて軽い麺ではなく、適度な厚みを感じられるところも好印象。スープとの調和も非常に良く、麺を啜るたびに動物系と魚介系の旨味が一緒に広がる。
自家製麺という強みを生かし、スープとの相性まで考えられた組み合わせに感じました。
次から次へと麺を口へ運びたくなる。そんな美味しさ!


卓上の山椒をミルで挽いて麺と共に食べると特有の山椒の香りが引き立ち、また違った美味しさを味わう事が出来て感激しました。
香りの良いチャーシューと2種類のワンタン


チャーシューは2枚。部位は豚肩ロースかな。噛み締めた瞬間に広がる香りが非常に良く、肉の旨味もしっかり感じられます。柔らかすぎず、適度な食感を残した仕上がり。
風味はやや強めですが、決してラーメン全体のバランスを崩すことはありません。むしろ香ばしさが良いアクセントとなり、食欲をさらに刺激してくれます。これもうまい!!


そしてワンタンは肉と海老の2種類。肉ワンタンは生姜の風味が心地良く、肉の旨味もしっかり。一方の海老ワンタンは、口に含むとふわっと海老の良い香りが広がります。
どちらも具材の美味しさはもちろん、皮の食感が素晴らしい。ちゅるちゅるとした滑らかな口当たりで、スープと一緒に楽しむと最高です。
肉と海老、それぞれの個性がはっきりしており、ミックスにして大正解。チャーシュー、ワンタン、麺、スープ。どの要素も無駄なく組み合わさり、一杯としての完成度を高めていました。


まとめ
良かった点
- 名店「支那ソバ かづ屋」出身の店主による新店舗
- 動物系と魚介系の旨味が重なる熱々の塩スープ
- 揚げネギの香ばしさが良いアクセント
- しなやかでコシのある自家製中細麺が絶品
- チャーシューの香りと旨味が素晴らしい
- 肉・海老ワンタンともに完成度が高い
- 山椒の味変も楽しい
- 開放感と清潔感のある店内
向いている人
昔ながらの支那そばや、動物系と魚介系を合わせた清湯ラーメンが好きな方におすすめ。
特に【支那ソバ かづ屋】【支那ソバ おさだ】【麺屋 はやしまる】などの系譜が好きな方には、ぜひチェックしてほしいお店です。また、自家製麺やワンタンの美味しさを重視する方にも向いています。
注意点
訪問時は店主さんのワンオペ営業だったため、店内に空席があってもすぐには案内されない場合がありました。基本的には店舗右側の待機列へ並び、店主さんからの案内を待つ流れ。回転がゆっくりになることもあるため、時間には余裕を持って訪問するのがおすすめです。
総評
2026年9月、立川市錦町にオープンした【石ゃ森】。
目黒の名店【支那ソバ かづ屋】出身ということで期待して訪問しましたが、その期待にしっかり応えてくれる一杯でした。
今回いただいたミックスワンタンメンの塩は、スープ、麺、チャーシュー、ワンタンのすべてが高い完成度。特に熱々の塩スープは、旨味、香り、塩味、余韻のバランスが素晴らしく、伝統的な支那そばの魅力を存分に感じられました。
さらに自家製麺の美味しさも印象的。そして香りの良いチャーシューに、ちゅるちゅるの肉・海老ワンタン。どのトッピングも無駄がなく、支那そばの美味しさを引き立てています。
個人的には、今後間違いなく注目度が高まっていくのではないかと感じる新店。西国立・立川エリアに、またひとつ楽しみなラーメン店が誕生しました。美味しくいただきました。ごちそうさまでした。
