今回は2021年5月10日にオープンの「中華蕎麦 ひら井」さんへ。
店主さんは「ラーメン二郎 八王子野猿街道店2」で助手をされていた方でこの北府中の地で独立。しかも日本一との呼び声高いラーメン二郎の最高峰【野猿二郎】の出身でありながら、二郎ではないラーメンの提供という点も斬新。
ただラーメンは豚をメインに扱うので、これまで身につけたラーメン技術を生かして、独自性溢れるラーメンを作り上げたのでしょう。そんなお店は食べログ百名店も受賞。日々行列を成す超人気店へと成り上がっています。

今や動物系の名店や!
店名:中華蕎麦 ひら井
最寄駅:北府中駅・国分寺駅より徒歩20分
住所: 東京都府中市栄町2-11-7
電話番号:不明
営業時間:【月・水・木・金】11:00〜15:00 【土・日】11:00〜17:00
定休日:火曜
SNS:X
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。

場所は東京都府中市栄町。国分寺街道沿いとなり最寄駅は北府中駅や国分寺駅ですが、徒歩で20分とそれなりに距離はあります。
自動車の駐車場は近隣コインパーキングが推奨されています。個人的にはバス利用がオススメ。国分寺〜府中間の京王バスがあるので、京王ストア栄町店か明星学苑で下車すれば駅からの到着時間を1/3程度に抑えることができます。なお買い物ついででもOKの方は、近くの京王ストアで1000円以上購入すると2時間駐車無料となります。

店内満席で外待ちになる場合は先に食券を購入して並びに接続する流れです。
行列必至の店で、真夏は炎天下直撃で待ち時間が過酷になりそうです。


グランドオープン時は、祝いの花も名店・各方面から届いています。

券売機に表記されているメニューは、基本的につけ蕎麦と中華蕎麦の二本柱。特製トッピングは無く、味玉をつけたい場合は味玉単品プッシュが必要。
野猿二郎スタイルからは似ても似つかないラインナップで、メニューの装いとしては中華蕎麦とみ田や中華蕎麦うゑずを彷彿とさせます。

麺量の目安は上の写真をご覧の通り。
並のつけ蕎麦は250gで大になると375g。大であれば十分食べ応えある麺量です。


商品が出来るまで、座席にあるこだわりを拝読。座席はカウンターとテーブル席で木の温かみを感じる雰囲気。ちなみに調理の時間は中華蕎麦は中細麺のため早いですが、つけ蕎麦は太麺で茹で時間は13分!故につけ蕎麦のオーダーが多いと必然と回転が悪くなります。

着丼です。グランドオープン時(2021年時)のつけ蕎麦です。3種のチャーシューは別皿提供。美味そう!

つけ汁は魚介レスだけど別皿で魚粉の提供がありました。檸檬も麺の上に絞ることで爽やかな味変になります。

麺は自家製極太麺。複数の小麦・全粒粉を使用した色艶美しい麺線です。

つけ汁は魚介レスで動物の旨味が詰まった粘度弱めのもの。

重みのある極太麺をつけ汁に潜らせ頂くと、サラサラつけ汁の動物の旨味が適度に絡み、柔らかな甘みと特徴的な後味のフックがかかり美味しい!ありそうで無さそうな味わいで、最後にグッと来る後味がポイントかなと思います。
麺は歯応えは意外にも強く無く、この麺のサイズにしてはスッと歯入れできる軽い食感。硬い麺が苦手な人には嬉しい構成。

チャーシューは3種。左から…
- 厚めで歯応えがブリンとした炭火焼き豚バラ
- しっとり滑らかで色気さえ感じる豚肩ロース
- 強めの食感で肉の旨みを出す炭火焼き肩ロース
それぞれ薄すぎたり小さすぎたりすることなくボリューミーでとても美味しいので、チャーシュー増しはマストです!

流石神豚を扱う店出身だけあるわ
最後はスープ割りを頂きますが、このスープ割りもお世辞抜きに美味しかった!
つけ麺・つけ蕎麦としては、インパクトやパンチがかなりありそうだけど抑えられていたり、麺の食感が軽かったり、事前予測とは違って驚かされる構成でしたが、品がありちゃんと美味しい一杯でびっくりでした!
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コチラはラーメン(中華蕎麦)の方。色鮮やかな九条ネギ・メンマ・海苔。そして豪勢なチャーシューが乗ります。

中華蕎麦のスープは、つけ蕎麦のつけ汁の印象とは違い方向性としては濃厚寄りな豚骨ラーメンスープと言う印象。
淡麗系ではなく、しっかり焚き出した印象のスープでとても丁寧な仕上がり感です。獣感・臭みは一切無い中で、ズシッと来る濃密な旨みが強い特徴となるスープです。

麺は博多豚骨ラーメンのような細麺では無く、姿勢の良い中細ストレートタイプ。麺が特段際立つことのないようなザクザクしない質感の麺です。スープとの調和性を目指したような麺で、ありそうであまりないタイプの豚骨系ラーメンだと思います。ネオ豚骨ラーメンと言うべきか?

色鮮やかな緑のシャキシャキ九条ネギ。コチラのお店の九条ネギはラーメンに絶妙に合うため、トッピングで追加する人もかなり多いです。



なんと言っても「ひら井」さんの見所は美味すぎる焼豚。チャーシュー盛りは3種のチャーシューが投入されており、炭火焼きの豚バラ・豚肩ロース・真空低温調理の豚肩ロースとなる。どれも柔らかくバラはトロトロ。ロースは脳裏に焼き付くような味わい深さがあります。
美味しく頂きました。つけ蕎麦がオープン以来未食なので再度頂きたくなりました。ごちそうさまでした。