東京都新宿区高田馬場に2026年8月28日オープンした【ROKUBO TOKYO】さん。
運営するのは、同じ高田馬場の名店【渡なべ】などを手掛ける「渡なべstyle」。ラーメンコンサルタントとしても知られる渡辺樹庵氏が代表を務めるグループです。
こちらの場所では2026年4月から【札幌六坊】として営業していましたが、中華鍋を使った調理による油煙や換気面の問題などから従来の営業形態を見直し、新たなコンセプトで再スタート。
今回は岡山のご当地ラーメン「天神そば」をイメージしたという、中華そばの醤油をいただいてきました。
麺じい樹庵さんのラーメンはいつもビックリさせられるんよな!
ROKUBO TOKYOの営業案内
| 店名 | ROKUBO TOKYO |
| 住所 | 東京都新宿区高田馬場1-4-18 |
| 最寄駅 | 高田馬場駅・西早稲田駅から徒歩4分 |
| 電話番号 | 不明 |
| 営業時間 | 11:00〜21:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 駐車場 | なし |
| 座席数 | カウンター10席 |
| SNS | X |
| オープン日 | 2026年8月28日 |
ROKUBO TOKYOの場所・外観


お店があるのは東京都新宿区高田馬場。
高田馬場駅からもアクセスしやすい早稲田通り沿いに店舗を構えています。
最寄駅は高田馬場駅(東西線)・西早稲田駅で共に4分ほど。


外観は札幌六坊時代から引き続き白を基調としたシンプルなデザイン。大きな看板は【ROKUBO TOKYO】へ変更され、店頭には提供するラーメンの写真も掲示されています。派手さはありませんが、どのようなラーメンを提供しているのか外から確認しやすい造りです。
券売機・メニュー|ご当地ラーメンを現代的に表現


店内へ入って右側にある券売機で食券を購入します。
主なラインナップは、
- 中華そば 醤油
- 中華そば 塩
- 大分佐伯ラーメン
今回いただく中華そばは、岡山を代表するご当地ラーメンのひとつ「天神そば」をイメージした一杯。渡辺樹庵氏といえば、全国各地のご当地ラーメンを研究し、【渡なべ】でも独自に表現してきた天才。ROKUBO TOKYOでも、その経験を生かしたラーメンを楽しめるメニュー構成となっています。
カウンター10席のシンプルな店内


店内はL字型カウンター10席。
札幌六坊時代には油煙の問題があったとのことですが、訪問時の店内は清潔感があり、綺麗に保たれていました。一方、足元には油分が残っているような、ぬるっと感もありました。
店内の掲示物などは少なく、全体的にシンプルな雰囲気。若いスタッフさんを中心に調理を進めています。


卓上調味料は、
- フライドガーリック
- 辛味粉末
- 胡椒
- お酢
が用意されていました。


味玉入り中華そば(醤油)を実食


今回オーダーしたのは、味玉入りの中華そば・醤油。トッピングはチャーシュー、味玉、もやし、青ネギ。派手な盛り付けではなく、どこかローカルラーメンらしい素朴さを感じさせるビジュアルです。
岡山・天神そばをベースにしながら、ROKUBO TOKYOとして再構築した一杯をいただきます。
食べ進めるほど旨味が深まる熱々の醤油スープ


スープ表面にはしっかりと油膜が張られています。
この油はサラッとしているというより、片栗のようにややトロッとした独特の質感。スープへ蓋をするように表面を覆うことで熱を逃がしにくく、最後までかなり熱々の状態が続きます。
ベースとなる動物系の旨味はしっかり。甘みやほんのりとした野性味も感じられ、あっさりしているようでコクもある。両方の表情を持ったスープです。



一言では語り尽くせぬスープなんや!
そして面白いのが、食べ始めと終盤で印象が変わること。最初は比較的あっさりしたスープに感じましたが、飲み進めるほど旨味と深みが増していきます。
終盤になると、「こんなに旨味が強かったのか」と思わせるほど、味の輪郭が鮮明になってくる。一杯の中で味わいが徐々に変化していくため、食べ始めから最後までストーリーを感じられるスープです。個人的に渡辺樹庵氏が手掛けるラーメンには、こうした印象を受けることがよくあります。
最初から派手な旨味で押し切るのではなく、食べ進めることで出汁の厚みや設計の細かさが見えてくる。見た目のインパクトで勝負するラーメンとは違い、食べれば分かる奥深さを持った玄人好みの一杯だと思います。
中細ストレート麺はスープとの一体感が良好


麺は三河屋製麺の中細のストレートタイプ。適度な存在感を残しながら、スルスルと啜りやすく歯切れも良好です。
主張の強すぎない麺だからこそ、徐々に旨味を増していく醤油スープを邪魔しません。スープを適度に持ち上げ、麺とスープがお互いを支え合うようなバランス。一杯のラーメンとしてまとまりの良さを感じました。
薫香を感じるチャーシューと半熟味玉


チャーシューは過度な味付けをせず、肉本来の旨味を楽しませるタイプ。噛み締めるとじんわり旨味が広がり、ほのかな薫香も感じられます。素朴なビジュアルのラーメンの中で、肉の存在感をしっかり出してくれるトッピングです。


味玉も茹で加減が良く、黄身はトロッとした半熟。濃厚な黄身のコクが醤油スープにもよく合いました。
まとめ
良かった点
- 岡山・天神そばをイメージした個性的な中華そば
- 食べ進めるほど旨味と深みが増していくスープ
- 油膜によって最後まで熱々の温度を保つ
- 中細ストレート麺とスープの一体感が良い
- チャーシューや味玉もしっかり美味しい
- 高田馬場で全国のご当地ラーメンを現代的に楽しめる
注意点
- 見た目や最初のひと口だけでは魅力が伝わりにくいタイプ
- スープ表面の油は比較的しっかりしている
- 派手で分かりやすい濃厚ラーメンを求める方とは方向性が異なる
こんな人におすすめ
全国のご当地ラーメンが好きな方や、出汁の変化をじっくり味わうラーメンが好きな方におすすめ。
特に岡山ラーメンや天神そばに興味がある方、渡なべstyle・渡辺樹庵氏が手掛けるラーメンが好きな方には注目してほしいお店です。
総評
【ROKUBO TOKYO】の中華そばは、一見すると非常にシンプル。しかし、食べ進めるほどにスープの旨味と奥行きが見えてくる、味の変化が面白い一杯でした。
特に印象的なのは、序盤より終盤の方が美味しく感じられること。派手なビジュアルや強烈な味で最初から驚かせるのではなく、一杯を食べ終えるまでの過程で徐々に魅力を伝えてきます。
全国各地のご当地ラーメンを研究し、現代の東京で高い完成度に仕上げる。この分野における渡辺樹庵氏の引き出しの多さを、改めて感じるラーメンでした。
札幌六坊から新たなコンセプトへ切り替わった【ROKUBO TOKYO】。次回は大分佐伯ラーメンなど、また違ったご当地ラーメンも食べてみたいと思います。
相変わらずの「樹庵ワールド」を美味しく堪能しました。ごちそうさまでした。
