今回は、東京都千代田区神田淡路町にある【麺巧 潮(めんたく うしお)】さんへ。
こちらはオープン当初に「TRYラーメン大賞」の新人賞を受賞したり、食べログ百名店2018を受賞するなど、早くから高い評価を得てきた実力店です。
看板メニューは、4種類の「にほんいち醤油」を使用した醤油そばと、個性的な鶏白湯そば。今回は、通称「黒」と呼ばれる「にほんいち醤油そば」をいただきました。
動物系素材を使用しないアニマルオフのスープでありながら、醤油の香ばしさと乾物魚介の厚い旨味を感じられる、完成度の高い一杯です。
麺じい個性的で特徴がしっかりある醤油ラーメンやったで!
| 店名 | 麺巧 潮(めんたく うしお) |
| 住所 | 東京都千代田区神田淡路町2-4-4 アール神田淡路町 B1F |
| 最寄駅 | 淡路町駅より徒歩2分 |
| 電話番号 | 03-6206-9322 |
| 営業時間 | [月・土・日]11:00 – 19:00 [火・水・木・金]11:00 – 21:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 駐車場 | なし |
| 座席数 | カウンター9席・4名テーブル1卓 |
| SNS | X |
| オープン日 | 2012年9月21日 |
麺巧 潮の場所・外観・アクセス


お店があるのは東京都千代田区神田淡路町。最寄り駅は東京メトロ丸ノ内線の淡路町駅・小川町駅で、徒歩約2分。東京メトロ千代田線の新御茶ノ水駅からも近く、複数路線からアクセスしやすい立地となっています。
店舗は外堀通り沿いのビル内にあります。
半地下にある隠れ家的な店舗


麺巧 潮は、道路に面した路面店ではあるものの、階段を少し下った半地下のような場所に入口があり、初めて訪れる方は少し分かりにくく感じる可能性があります。
ただし、通り沿いにはゲート型の看板や案内看板が設置されているため、近くまで来てよく見れば分かるでしょう。ビルの地下へ入っていくような立地には、少し隠れ家的な雰囲気も感じました。


満席時は券売機後方の壁沿いに並ぶ
階段を下りて店舗入口横に券売機があります。券売機は店内ではなく外に設置してあります。店内満席時は、外に設置してある券売機の後方から壁沿いに列を作って待つ流れです。
通路はそれほど広くないため、他のお客さんの通行を妨げないよう、店頭の案内に従って並びましょう。


券売機・メニュー構成・おすすめメニュー
店内へ入る前に、入口横の券売機で食券を購入します。メニューは大きく分けて、2種類の看板ラーメンが中心です。
「黒」と「白」の2本柱


主なメニューは、
- にほんいち醤油そば(黒)
- 鶏白湯そば(白)
の2種類。
にほんいち醤油そばは、複数の醤油と魚介系素材を組み合わせたアニマルオフの醤油ラーメンです。一方の鶏白湯そばは、白く濃厚なスープを使用した、黒とは方向性の異なる一杯となっています。
このほか、時期によって限定メニューが販売されることもあります。
初訪問では「にほんいち醤油そば」がおすすめ
初めて訪れる方には、店名を広く知らしめた「にほんいち醤油そば」がおすすめです。醤油の個性、乾物魚介の旨味、動物系素材を使わない独自のスープ設計を一度に楽しめます。
白の鶏白湯そばとは味の方向性が大きく異なるため、再訪して食べ比べてみるのも面白そうです。
コンパクトな店内と店主さんの温かい接客


店内の座席構成は、
- カウンター9席
- 4人掛けテーブル1卓
となっています。
カウンター席は厨房向きと壁向きに分かれており、店内スペースを効率良く使用したレイアウトです。厨房・客席ともに必要以上の広さはなく、全体的にこぢんまりとした空間となっています。
柔らかく温かい雰囲気の店主さん


ラーメンができるまでの間、商品説明POPに目を通します。
お店の中で特に印象的だったのが、店主さんの柔らかな雰囲気です。必要な案内を丁寧に行いながら、どこか温かみを感じる接客で、初訪問でも緊張せず食事を楽しめました。
料理の個性だけでなく、こうした居心地の良さも長く支持される理由のひとつだと思います。
卓上調味料は胡椒と唐辛子系のスリダネ
卓上には、
- 胡椒
- 唐辛子系の調味料
が用意されています。唐辛子は乾燥した粉末ではなく、少し水分を含んだしっとりしたタイプ。見た目や質感からすると、吉田のうどんなどで使われる「すりだね」に近い調味料だと思われます。
醤油ラーメンとの相性も良く、後半の味変に活躍しました。
にほんいち醤油そばを実食レビュー


今回オーダーしたのは「にほんいち醤油そば」。
通称「黒」と呼ばれる、麺巧 潮の看板メニューです。
トッピングは、
- 豚チャーシュー
- 鴨チャーシュー
- 三つ葉
- 味玉
という構成。濃い醤油色のスープに、豚と鴨の2種類の肉、三つ葉の緑色が映える、シンプルながら上品なビジュアルです。
にほんいち醤油4種と乾物魚介が重なるアニマルオフスープ


スープは、4種類の「にほんいち醤油」を主役に使用したアニマルオフ仕様。鶏や豚などの動物系素材を使わず、複数の乾物を重ねて旨味を作り上げています。
にほんいち醤油の大きな特徴として感じられるのは、醤油らしい香ばしさです。口に含むと、まず香ばしい醤油の風味が立ち上がり、その後から乾物魚介の厚い旨味と甘みが追いかけてきます。
動物系不使用と聞くと、淡く物足りないスープを想像する方もいるかもしれません。しかし実際には魚介の旨味がしっかり重なっており、味の厚みは十分です。口当たりはすっきりしていながら、後味には香ばしい醤油と乾物の余韻が残ります。
どこか蕎麦つゆを思わせる和風の雰囲気もありますが、ラーメンスープとしてきちんと成立しており、完成度の高さを感じました。
歯切れの良い中細麺が香ばしい醤油スープと好相性


麺は中細タイプ。
自家製麺と思われる麺は歯切れが良く、適度なパツッとした食感があります。
香ばしい醤油スープとの相性も良く、麺を啜るたびに魚介と醤油の風味をしっかり持ち上げます。麺の主張が強すぎることはありませんが、スープに埋もれることもなく、存在感のある仕上がりです。
すっきりしたアニマルオフスープと、歯切れの良い中細麺の組み合わせは非常に軽快。最後までテンポ良く食べ進められました。
豚と鴨の2種類のチャーシューを楽しめる


豚チャーシューは、しっとりとした質感でやや大きめのサイズ。食べ応えがありながら、強すぎる味付けではなく、醤油スープの風味を邪魔しません。噛むほどに豚肉の旨味がじんわり広がります。


鴨チャーシューが入っている点には少し驚きました。サイズは小ぶりですが、鴨特有のクセは抑えられており、比較的食べやすい仕上がりです。豚と鴨という異なる肉の味わいを、一杯の中で食べ比べられるのも魅力でした。


味玉も黄身のコクがあり、醤油スープとの相性は良好。三つ葉の爽やかな香りは、香ばしいスープの合間に口の中を整える役割を果たしています。
すりだねを加えると醤油スープに辛味のアクセント
後半は卓上のすりだねと思われる唐辛子系調味料や胡椒を加えて味変。香ばしい醤油にピリッとした辛味が加わり、スープの輪郭がさらに明確になります。入れすぎると乾物や醤油の繊細な風味を覆ってしまう可能性があるため、少量ずつ加えるのがおすすめです。
個人的には醤油スープとの相性が良く、最後まで美味しく楽しめました。
まとめ
良かった点
- にほんいち醤油4種による香ばしい醤油の風味
- 動物系不使用でも厚みを感じる乾物魚介スープ
- 歯切れの良い中細麺とスープの相性が良い
- 豚と鴨の2種類のチャーシューを楽しめる
- 複数路線からアクセスしやすい
- 店主さんの柔らかく温かい接客
注意点
- 半地下にあるため、初訪問では店舗入口が少し分かりにくい
- 店内はコンパクトで、混雑時は入口付近に待ち列ができる
- 動物系の濃厚なコクを求める方には方向性が異なる
- すりだねは風味が強いため、少量ずつ加えるのがおすすめ
こんな人におすすめ
- 香ばしい醤油ラーメンが好きな方
- 魚介や乾物を使ったアニマルオフスープに興味がある方
- 淡路町・小川町・神田周辺でラーメンを探している方
- 豚と鴨のチャーシューを食べ比べたい方
- すっきりしながら旨味の厚い醤油ラーメンが好きな方
総評
麺巧 潮の「にほんいち醤油そば」は、醤油の香ばしさと乾物魚介の旨味を明確に感じられる、個性豊かな一杯でした。動物系素材を使わないアニマルオフのスープでありながら、物足りなさはなく、魚介の旨味と甘みによってしっかりと厚みを作り上げています。
にほんいち醤油の個性を活かした香ばしいスープと、歯切れの良い中細麺の組み合わせも見事。豚と鴨の2種類のチャーシューや、三つ葉、味玉も一杯の完成度を高めていました。オープン当初から評価されてきた実力店ということにも納得できる、魚介と醤油の魅力が詰まったラーメンです。
淡路町周辺で個性的な醤油ラーメンを探している方には、ぜひ一度味わっていただきたい一軒でした。
ごちそうさまでした。
