今回は、東京都立川市西砂町にある【UMA TSUKEMEN】さんへ。
「立川にはUMA(未確認生物)のようなつけ麺が存在する」…そんな話を聞き、気になって訪問!
こちらのお店の看板商品は「UMA海老つけめん」。一般的なつけ麺とは大きく異なり、つけ汁の器そのものをパイ生地で覆い、そのパイには海老の風味まで練り込まれているという独創的なスタイルのようだ。さらに、店内の雰囲気、独自の注文システム、店主さんとの会話、最後のスープ割まで含め、とにかく一般的なラーメン店の常識だけでは語れない一軒。
今回は、看板メニューの「UMA海老つけめん」を実食してきました。
麺じい初見さんはなんだかドキドキな店やで!
UMA TSUKEMENの営業案内
| 店名 | UMA TSUKEMEN(ユーエムエー ツケメン) |
| 住所 | 東京都立川市西砂町1-3-15 |
| 最寄駅 | 西武立川駅より徒歩4分 |
| 電話番号 | 080-3427-4933 |
| 営業時間 | [月・水・木]11:30〜14:30 17:30〜22:30 [火]11:30〜14:30 [金・土・日]11:30〜22:30 |
| 定休日 | 不定休 |
| 駐車場 | あり |
| 座席数 | カウンター13席 |
| SNS | X |
| オープン日 |
UMA TSUKEMENの場所・外観・アクセス


お店があるのは東京都立川市西砂町1丁目。
最寄り駅は西武拝島線の西武立川駅で、駅から徒歩約4分。駅からの距離自体は近いのですが、夜に訪れると周辺はかなり暗くなります。店舗の近くまで来ても営業しているのか分かりにくいほどで、初訪問では少し不安になる立地です。
夜はかなり暗く、初見では営業中か分かりにくい


店頭まで来ると看板には強い照明が当たっていますが、建物全体を明るく照らすような照明はありません。営業中の案内は出ているものの、周囲の暗さも相まって、初めて訪れた際には入店をためらう方もいるかもしれません。
昼と夜ではかなり印象が変わりそうですが、夜に訪問する場合は、事前に店舗位置を確認しておくと安心です。このミステリアスな外観も含め、入店前からすでに「UMA」の世界観へ入り込んでいくような感覚が…
券売機・支払い方法・メニュー構成


勇気を出して扉を開けると、店内はラーメン店というより、どこかBARのような独特の雰囲気。まずは券売機で食券を購入します。ただ、この券売機も一般的な店舗とは少し勝手が異なります。



見たことない券売機やったで!
券売機は旧千円札対応、PayPayにも対応
訪問時の券売機は新千円札に対応しておらず、旧千円札が必要でした。手元になければ、店主さんへ声を掛けることで交換してもらえます。またPayPayなどのキャッシュレス決済にも対応していましたが、店内に置かれたQRコードを利用して自分で支払い手続きを行う方式。
初訪問では少し戸惑いやすいシステムで、実際に後から来店したご夫婦も操作に時間がかかっていました。
分からない場合は無理に進めず、店主さんへ確認するのが確実です。
一番人気は「UMA海老つけめん」


今回のお目当ては、一番人気の「UMA海老つけめん」。麺量は200gと300gから選ぶことができ、どちらも同一価格となっています。
そのほかにも、カレーつけめん・味噌つけめん・ラーメン類などが用意されていました。初めて訪れるのであれば、まずはお店の個性を最も分かりやすく楽しめるUMA海老つけめんがおすすめです。
独特のルールと世界観が広がる店内


座席はカウンターのみで、全13席ほど。
ただし、店内の状況によっては使用しない席もあるようで、座る場所を店主さんから指定される場合があります。


水のコップや調味料類は入口側の一箇所にまとめられており、基本的に各カウンター席の卓上には置かれていません。必要なものは着席前、あるいは途中で取りに行くスタイルです。
つけ麺は提供まで15分ほどかかる


店内には、つけ麺の完成まで15分ほどかかる旨が案内されています。時間を掛けて仕上げるメニューのため、電話予約をしてから来店する方法も推奨されていました。
通常のラーメン店より提供に時間がかかる可能性があるため、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。


また、店内にはUMAつけめんの食べ方もしっかり掲示されています。初めて見る独特な提供方法だけに、まずは指南に従って食べることで、この商品の魅力を最大限に楽しめます。
店主さんの独自の世界観も店の一部


店内には、一般的な人気ラーメン店にあるような活気とは少し違う空気が流れています。
店主さんのトークにも独特の世界観があり、こちらが話しかけると、次々とこだわりやラーメンについての話が展開されていきます。会話を楽しめる方にとっては、料理だけでなく店主さんとのやり取りも含めてひとつの体験になるお店です。
当初は「UMA」という名前が、この独創的なつけ麺を指しているのだと思っていました。しかし、しばらく店内で過ごしていると、「もしかすると、この店全体?それとも店主さん?がUMAなのかもしれないww」そんな気持ちにもなってきます。
UMA海老つけめんを実食レビュー


しばらく待ったところで「UMA海老つけめん」が着丼。
大きなお盆の上には、太麺・パイ生地に覆われたつけ汁・別皿のトッピングがまとめて並べられています。つけ汁の器が完全にパイ生地で覆われたビジュアルは非常に個性的。一般的なつけ麺を想像していると、まず見た目から驚かされます。
最初は海老を練り込んだパイ生地をそのまま味わう


店内の食べ方に従い、最初はつけ汁の上を覆っているパイ生地から頂きます。
上部の生地を少しずつ剥がして食べてみると、サクッとした食感とともに海老の香りが広がります。単なる蓋としてパイ生地を使っているわけではなく、生地そのものに海老の風味が練り込まれているのが大きな特徴です。


「つけ麺を食べに来て、まずパイを食べる」
この時点ですでに、一般的なラーメン店ではなかなか経験できない展開。食事であると同時に、ひとつのエンターテインメントとして楽しめます。
釜のような器で熱々に仕上げた濃厚海老つけ汁


パイ生地を食べ進め、中央に大きな穴が開いたところで、いよいよ麺をつけ汁へ投入します。つけ汁は、釜飯の釜を思わせる厚みのある器で提供。直前まで火にかけているため、非常に熱々です。


味わいは海老の風味をしっかり感じるクリーミーなタイプ。粘度も適度にあり、太麺へしっかり絡みつきます。
お店の外観や店内の雰囲気がかなり個性的だったため、つけ麺そのものにも相当なクセがあるのではと想像していました。しかし実際には、海老の旨味を前面に出しながらも、味の構成そのものは非常に分かりやすく食べやすい仕上がり。見た目の奇抜さだけではなく、つけ麺としてきちんと美味しく成立しています。
ふすま入り太麺は小麦感も楽しめる


麺は、ふすまを練り込んだ太麺。
表面には小麦由来の粒が確認でき、麺だけで食べても香りを感じられます。
濃厚な海老つけ汁との絡みも良く、麺を持ち上げるたびにクリーミーなスープがしっかり付着。つけ汁の海老感が強いため、太麺でも味がぼやけることなく、最後までしっかりした美味しさを楽しめます。
パイ生地、太麺、濃厚海老つけ汁。それぞれ異なる食感を一杯の中で楽しめるのも面白いところです。
チャーシュー・メンマ・ネギは優しい仕上がり


別皿で提供されるトッピングは、チャーシュー・メンマ・ネギなど。こちらはパイ生地やつけ汁ほど奇抜な方向性ではなく、比較的スタンダード。チャーシューもメンマも優しい味わいで、濃厚な海老つけ汁の合間に食べても邪魔になりません。
主役となる麺とつけ汁を引き立てる、落ち着いたトッピング構成です。
麺を残して注文する名古屋コーチンのスープ割
麺を1〜2割ほど残した段階で、スープ割をお願いします。
一般的なつけ麺では、麺を食べ終えてからスープ割をお願いすることが多いですが、こちらでは少し麺を残しておくのがポイントです。
名古屋コーチンの濃厚な出汁でスープ割
スープ割には、地鶏として知られる名古屋コーチンの出汁を使用。
店主さんから実際のスープを見せてもらうと、かなり濁りのある仕上がりです。使用する素材量にも強いこだわりがあるとのことで、ここでも店主さんによる熱い解説が入ります。濃厚な海老つけ汁を名古屋コーチンのスープで割ることで、それまでの味わいから大きく方向性が変化していきます。
バジルと「おっとっと」で洋風ラーメンのように変化


さらにスープ割にはバジルを投入。鶏の旨味にバジルの香りが加わり、ほんのりイタリア料理を思わせる方向へ変化します。
そして仕上げには、なぜかスナック菓子の「おっとっと」。海老つけ麺から始まり、名古屋コーチン、バジル、そしておっとっと。最後まで予想通りには進ませてくれない。
残しておいた麺をスープへ戻していただくと、濃厚だった海老つけ麺から一転。鶏の旨味を感じる穏やかなスープに変わり、最後はラーメンのような感覚で楽しめました。単なるスープ割ではなく、完全に第2形態として楽しませる仕掛けになっています。
まとめ
良かった点
- パイ生地でつけ汁を覆う唯一無二のビジュアル
- パイそのものにも海老の風味が練り込まれている
- クリーミーで濃厚ながら食べやすい海老つけ汁
- ふすま入り太麺が濃厚スープと好相性
- 名古屋コーチンを使用したスープ割まで楽しめる
- スープ割後はバジルによって全く違う味へ変化
- 食事とエンターテインメントを同時に楽しめる
注意点
- 夜は周辺がかなり暗く、初訪問では店舗が分かりにくい
- 券売機やキャッシュレス決済の方法が少し独特
- 訪問時の券売機は新千円札非対応
- つけ麺は提供まで15分前後かかる場合がある
- 店主さん独自の接客スタイルや世界観は好みが分かれる可能性がある
- 店内ルールが一般的なラーメン店とは少し異なる
こんな人におすすめ
- 西武立川周辺で個性的なつけ麺を探している方
- 海老つけ麺が好きな方
- 普通のラーメン店では味わえない体験を求める方
- パイ生地を使った独創的なラーメンに興味がある方
- 濃厚な海老スープと太麺の組み合わせが好きな方
- 食事そのものをエンターテインメントとして楽しみたい方
総評
UMA TSUKEMENの「UMA海老つけめん」は、見て、食べて、最後のスープ割まで楽しませてくれる、まさに未確認生物のようなつけ麺でした。
パイ生地でつけ汁を完全に覆うという発想だけでも十分に個性的ですが、そのパイ自体に海老を練り込み、さらに中には熱々のクリーミーな海老つけ汁。ふすま入りの太麺との相性もしっかり考えられており、奇抜さだけに頼った一杯ではありません。
そして終盤には、名古屋コーチンのスープ、バジル、さらには「おっとっと」まで登場し、最後まで予想外の展開が続きます。料理の見せ方という意味では、個人的にもつけ麺界で新しいと感じる部類。
つけ麺を食べること自体をひとつの体験へ変えている、エンターテインメント性の高い一杯です。
また、UMAという名前が表しているのは、この独創的なつけ麺だけなのか。それとも、お店全体の世界観や店主さんまで含めてUMAなのかww。最後まで分からないまま店を後にしましたが、それも含めて非常に不思議で楽しい時間でした。
西武立川で普通ではない一杯を求める方には、一度体験してほしいお店です。ごちそうさまでした。
