今回は甲府市湯田に2025年2月15日にオープンした【煮込み食堂 すみ吉】さんへ。
屋号の通りコチラでは、煮込み料理をメインに麺料理・ご飯料理など様々な料理を展開する地域密着型の食堂。昼夜営業しているが、店主さんのワンオペ運営のため混雑時は提供までに時間を要する可能性があります。
そんなお店の店主さんは明るくユニークで、今回の訪店でオモシロ体験が結構あったので、それも踏まえてレビューをあげたいと思います。

オモシロ体験詰め合わせの記事やで!
店名:煮込み食堂 すみ吉
最寄駅:南甲府駅より徒歩7分
電話番号:055-206-2012
営業時間:11:30〜15:00 17:30〜21:00
定休日:日曜
SNS:X
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。

お店の場所は甲府市湯田。UTYも比較的近く、民家も立ち並ぶ道路沿い。
外観としてはそんなに目立つような雰囲気ではないかなと言う印象。図上を見上げれば看板。入り口あたりには中華そばの幟など置かれています。
外観的には一般的な食堂や居酒屋感のよう。


駐車場は店の横にある細い路地を進むと、番号の振られた駐車場があります。8台ほどは駐車できる駐車場。店主さんここの地主さん?と言うほど予想外に広めの駐車場が確保されています。
それでは少し緊張した気持ちで入店。
ん??誰か椅子で寝ておる…「こんばんは〜」と言うとハッとして立ち上がる男性。「あ、いらっしゃいませー!」と男性。
あっ、店主さんだったのか!
「いやー、お客さん来なかったからウトウトしちゃってー」と店主さん。「ごめんなさいね、起こしちゃってww」などと明るく話しながら入店。昼夜営業してれば眠くなるときだってある。と全く気にしてない私ゆきはん。そこで思いついた言葉。
→【寝込み食堂 すみ吉】。

美味い事言うた気になるなよ!

入店し、一般的な食堂かと思って店内を見渡すと大型券売機がある。どうやら定食系のメニューは券売機で発見出来るようだ。だが券売機を見ると、『発券後、カウンターで精算をお願いします』と記載。
え、じゃ券売機いる?
と心中強く思ったが、まぁ案内に従って発券するか…すると
「お客さんいないから注文口頭でいいですよ!」と店主さん。
( ゚д゚)マジカヨ案件
それなら着席してメニュー表を見ながらゆっくり決めるか!!それにしても鍵挿しっぱなしの券売機…

さて、メニューは煮込み料理を主軸に、麺類・ご飯類と案外充実。ガパオライス・タコライスもあったりと、煮込み料理と言えど枠に囚われないラインナップ。よくメニュー表見ると「カフェ&食堂 AC-GOHAN」とも書いてあるwどゆこと??
この辺になり、この店がだんだん面白くなって来る。

肝心な麺類はスタンダードな『中華そば』と屋号名が入る「すみ吉ラーメン」と2種。夏季限定の『冷やしラーメン』もあった。すみ吉ラーメンとは、背脂・黒ニンニクが入る個性的な一杯となります。店内外には主要メニューの写真付きメニューも掲示してあります。


オープン年の5月からは中華そばとご飯類のセットメニューも始めたようで、お得に満足度高めれる構成になっている。マスターに確認したら「すみ吉ラーメン」でも差額でセットメニューにできるとの事。なお訪店時、中華そばとすみ吉ラーメンの価格差は130円でした。

店内は両サイドにカウンター席、中央にテーブル席。トータル10名強ほど着席できます。水もおしぼりも食後の食器返却もセルフのようです。
この後、他のお客さんも入店してきて券売機しようとするも動かず…店主さん「あれ、おかしいなあ。じゃ口頭で!!」。やっぱりおもろいこのお店。そんな店主さんはとても明るくいい人っぽい。世間話も好きそうで、お客さんとのトークにも力が入っています。

調理スピードはワンオペなので早くはなく、それなりに時間を要します。時折聞こえる電子レンジの「チンっ」音がなんか気になる…

着丼です。
すみ吉ラーメンの焼もつ丼セットをオーダー。来てすぐ分かった。コレ「もつ煮」やろw。まあ、煮込みの店だからいいかなと。小鉢には常温キムチ。
すみ吉ラーメンはたっぷりの背脂に黒ニンニク・メンマ・チャーシューや何故か豚タンが乗っています。何故タン!?ww

スープは背脂たっぷりの動物系醤油スープ。見た目の雰囲気的に燕三条系ラーメンをモチーフにしたのかと思いきや、味わい的には違う。適度で穏やかな動物系のコク・気持ち強めの塩み。
燕三条系のように煮干しは入らず、おそらく動物系を際立たせたシンプルな構成ではあるけど、食堂のラーメンとしてはよく出来てるんだよなぁ。

麺は三沢製麺の平打ち中細麺タイプを使用してるっぽい。山梨を代表する人気製麺所の平打ち麺は、一般的な食堂や町中華ではあまり経験したことのない、細いながらもモチっとコシもある食感。麺の存在が素朴感を無くしてラーメンとしての美味しさのステージを上げている様に感じる。


チャーシューは、噛むと旨味染み出す煮豚。何故かいるタンは独特な食感が個性的。なぜ店主さんはタンを入れようと思ったのかインタビューしてみたい。


黒ニンニクは見た目のインパクトはあるけど、臭みはビックリするほど強くはない。麺を啜っていくにあたり、ちょっとした味変材料になります。

セットのご飯は焼もつをオーダーしたが、モツ煮に変身して登場。ニンニクの芽も添えられた構成。味付けはあっさりなので、卓上の唐辛子やお塩などで少し味強くした方が好みかな。
ラーメンとご飯類のセットは結構ボリューミーで美味しかった。何回か来てラーメン以外のメニューも食べてみたいと思える満足度でした!因みに店内では煮込み料理を食べてる人は誰もいなかったww。
帰り際、支払いで「じゃ〜1250円かな〜」と店主さん。少し高いか?と思いながらも支払って、後々計算してみると1180円だった事が判明!
「マスターやってくれたな!」とは少し思うも、なんか面白かったし、満足度も高かったからまぁいっか!と言う気持ちになりました。途中マスターが「自分で値段決めといて幾らか分かんなくなる時あるんですよね〜」と話されてたが、コレは伏線か?いやいやきっとホントにそうなんだろう…と楽しく愉快な夕食の思い出に浸りました。
ごちそうさまです。なんだか楽しかったです。