東京都荒川区町屋に2026年7月1日オープンした【三浦家ROZEO(みうらや ロゼオ)】さんへ。
こちらは、武蔵家総大将の三浦氏が運営する、金町を代表する家系ラーメンの人気店【三浦家】で学んだ店主さんが独立し、新たな方向性へ挑戦したラーメン店です。三浦家の技術や精神を受け継ぎながらも、提供するのは従来の家系ラーメンそのものではありません。
力強い動物系スープを軸に魚介の旨味を重ね、「中華そば」という形へ昇華させた個性的な一杯を提供しています。
実はオープン直後にも一度訪れていました。しかし、ランチのピークタイムを過ぎても50人を超える大行列。さすがにその日は断念し、1か月以上期間を空けた2026年8月末に改めて訪問しました。
待った甲斐があったと言いたくなるほど、今回の中華そばは圧倒的な完成度。2026年に食べた新店の中でも、強く記憶に残る一杯となりました。
麺じいマジでオススメやで!この店
三浦家ROZEOの営業案内
| 店名 | 三浦家ROZEO |
| 住所 | 東京都荒川区町屋1-2-7 ヴェルデセゾン 1F |
| 最寄駅 | 町屋駅より徒歩1分 |
| 電話番号 | 不明 |
| 営業時間 | 11:00〜20:00 |
| 定休日 | 月曜 |
| 駐車場 | なし |
| 座席数 | カウンター11席 |
| SNS | X |
| オープン日 | 2026年7月1日 |
三浦家ROZEOの場所・外観・アクセス


お店があるのは東京都荒川区町屋。
最寄り駅は東京メトロ千代田線・京成本線・都電荒川線が乗り入れる町屋駅で、駅から徒歩約1分という好立地です。駅を出てすぐにアクセスできるため、電車を利用したラーメン巡りでも非常に訪れやすい場所となっています。
三叉路に構える個性的な店舗


店舗は三叉路に面した少し変則的な形状の建物にあります。一般的な長方形の路面店とは異なり、立地そのものにも個性がありますが、町屋駅からの近さは抜群。


入口には大きな白い暖簾が掲げられています。
家系ラーメンといえば赤色を基調とした看板や暖簾をイメージするが、三浦家ROZEOは白を中心とした落ち着いた外観。一見しただけでは、家系ラーメンの流れをくむお店とは分からないデザインです。
従来の家系とは異なる一杯を提供するという、お店の方向性を外観からも感じさせます。
三浦家ROZEOの並び方・行列ルール
店内満席時は外待ちとなります。
こちらでは、まず食券を購入してから列へ並ぶ方式です。食券購入後、店頭付近のガードレール沿いに列を作って待ちます。(券売機は店舗の入り口横に設置)
代表待ちは禁止・子連れやベビーカーも歓迎
店頭には並び方についての案内が掲示されています。代表者だけが並び、後から同行者が合流する代表待ちは禁止。一方で、子ども連れやベビーカーでの来店は歓迎されており、ファミリー層にも利用しやすいお店となっています。
学生にはライス無料・おかわり自由という嬉しいサービスも用意されています。家系の流れを感じるラーメン店らしく、ライスをたっぷり食べたい若い世代にはかなりありがたいサービスです。
店主さんの手際も良く、混雑していても訪問時は想像以上に回転の良さを感じました。
券売機・メニュー構成・おすすめメニュー


券売機を見ると、ラーメンの味は非常にシンプル。
基本となるのは「中華そば」1種類です。そこへ好みのトッピングを加えていく構成となっています。
中華そば一本で勝負する潔いメニュー
主なメニューは、
- 中華そば
- 特製中華そば
- ぶた増し中華そば
- こどもラーメン
など。
基本の麺量は200gです。スープを複数種類用意するのではなく、中華そば一杯へ集中している点からも、味への自信が伝わってきます。そして驚いたのが「こどもラーメン」。なんと100円という価格設定です。
子ども連れ・ベビーカー歓迎という案内だけではなく、実際のメニューにもファミリー層への配慮が表れています。
家系のようで家系ではないため「お好みコール」はなし
三浦家の流れをくむ店舗ですが、今回の中華そばは一般的な家系ラーメンとは異なる商品です。
そのため、「麺の硬さ」「味の濃さ」「油の量」といった家系定番のお好みコールはありません。基本状態で完成された一杯を楽しむスタイルです。
ただし、食べてみて味が薄いと感じた場合には卓上のかえしで調整可能。逆に濃く感じる場合は、スタッフさんへお願いすれば薄めてもらえます。
三浦家ROZEOの店内・卓上調味料
店内はカウンターのみで、座席数は11席。
店舗形状に合わせた変則的なカウンター配置となっています。コンパクトながら一人客でも利用しやすく、調理の様子も見える距離感です。
卓上にはニンニク・辛味・かえしなどを用意


卓上調味料は、
- ニンニク
- 辛味
- 白胡椒
- お酢
- かえし
が用意されています。


さらに、ライスを注文する方に向けて、いわゆるキューちゃん(きゅうりの漬物)も設置されています。家系ラーメン店で馴染み深いアイテムが多く、ここには三浦家のDNAを感じます。
中華そば本来の味を楽しんだ後、ニンニクや辛味、お酢などで自分好みに変化させられるのも魅力です。
爽やかな店主さんとスピーディーな調理
お店を切り盛りするのは若い店主さん。
非常に愛想が良く、お客さんへの目配りもしっかりされています。人気店というと、忙しさから接客が事務的になってしまうこともありますが、こちらは爽やかで居心地の良い雰囲気。一人ひとりへの対応も丁寧で、安心して利用できました。
1ロット最大4杯ほどで回転も良好
調理は1ロット最大4杯ほど。
麺上げから盛り付けまでテンポ良く進められており、かなり手慣れた印象です。オープン直後に大行列が発生した店舗だけに、回転の速さは非常に重要。単純に急いで作るのではなく、品質を保ちながらスピーディーに提供しているところに技術力を感じます。
三浦家ROZEOの中華そばを実食レビュー


ほどなくして中華そばが着丼。
トッピングは、
- チャーシュー
- ネギ
- 海苔
- なると
- ほうれん草
という構成です。
海苔やほうれん草を見ると家系ラーメンの面影を感じますが、中央付近に添えられたなるとによって、昔ながらの中華そばらしい雰囲気も加わっています。
家系なのか、中華そばなのか。そのどちらか一方には収まらないビジュアルから、このラーメンの個性が始まっています。
豚骨・鶏の力強さに魚介を重ねた新感覚スープ


まずはスープから。土台には、家系ラーメンを思わせる力強い動物系の旨味があります。そこへ魚介系の風味が加わり、一般的な豚骨醤油とは明確に異なる味へ仕上げられています。
香味油にも魚介を使用しているのか、口に含んだ瞬間から動物系の厚みとともに、魚介の香りが広がります。
主役としては動物系の方がやや強め。しかし魚介が単なるアクセントで終わることなく、存在感を保ちながら動物系スープと見事に調和しています。これは美味い!
心の味食品の高加水麺が意外にも好相性


麺には【心の味食品】の中太麺を採用。丸みを帯びた形状で、加水率は比較的高め。表面はツルツルと滑らかで、啜り心地の良い麺です。
「こういう麺を合わせてくるのか」と意表を突かれた感はあるが、実際にスープと合わせると相性は良好。滑らかな麺肌が濃厚な動物魚介スープを適度にまとい、歯切れも良く、非常に食べやすいです。
スープのインパクトが強いため、麺まで過度に主張させず、滑らかに食べ進められる設計なのかもしれない。
燻製香をまとったチャーシューは豚増し推奨級


チャーシューもかなり美味しい。
口に近づけると燻製を思わせる薫香があり、噛めばジューシーな肉の旨味が広がります。単に柔らかいだけではなく、肉自体の味と香りをしっかり楽しめるタイプです。
後味に残る燻香も心地よく、スープとの相性も抜群。これほど美味しいなら、「ぶた増し中華そば」を選んでもまったく問題なし!むしろ次回は豚増しで食べたくなるほど、印象に残るチャーシューでした。
海苔やほうれん草は動物系スープとの相性が良く、家系ラーメンらしい楽しみ方もできます。
最後はお酢でさっぱり味変


終盤は卓上のお酢を少量投入。
力強かった動物系スープに酸味が加わり、後味が一気にすっきりします。魚介の風味も残るため、お酢を入れた後も単純に酸っぱくなるだけではなく、また違ったスープの表情を楽しめました。
最後まで飲み進めたくなる美味しさです。
まとめ
良かった点
- 三浦家の技術を生かしながら家系とは異なる新しい中華そばを表現
- 豚骨・鶏の力強さと魚介の旨味が高次元で調和
- 塩味を効かせた分かりやすくインパクトあるスープ
- 心の味食品の高加水麺がスープと好相性
- 燻製香のあるチャーシューが非常に美味しい
- 町屋駅から徒歩約1分の抜群のアクセス
- 店主さんの接客が爽やかで居心地が良い
- 子どもラーメンや学生ライス無料などサービスも充実
注意点
- 人気が高く、時間帯によっては外待ちが発生する
- 食券を購入してから外の列へ並ぶ方式
- 代表待ちは禁止
- スープの塩味はやや強め
- 家系ラーメンそのものを期待すると、味の方向性は異なる
- 味が濃い場合は店員さんへお願いすれば調整可能
こんな人におすすめ
- 三浦家が好きな方
- 町屋駅周辺で人気のラーメンを探している方
- 家系ラーメンの進化系を食べてみたい方
- 動物と魚介を合わせたスープが好きな方
- 燻製チャーシューが好きな方
- インパクトがありながらバランスの良いラーメンを求める方
- 2026年オープンの注目店を巡っている方
総評
三浦家ROZEOの中華そばは、三浦家の流れをしっかり感じさせながら、一般的な家系ラーメンとはまったく違う場所へ踏み込んだ一杯でした。
動物系の力強い旨味。そこへ明確な魚介の風味を重ねながら、それぞれの良さを消すことなく一杯にまとめ上げています。個人的には「家系+魚介」という言葉だけでは説明しきれないほど完成度が高く、ありそうでなかった新しい中華そばという印象。
グランドオープン直後に50人以上並んでいた理由も、実際に食べてみると納得!2026年にオープンしたラーメン店の中でも、個人的には外すことのできない一杯になりそうです。
最高でした。ごちそうさまでした。
