今回は甲府市下小河原町2025年2月15日にオープンした【麻辣湯 RaLa】さんへ。
こちらのお店は、山梨県では初めてとなる本格麻辣湯の専門店として開業。店内のシステムやルールは確認する限り、東京都内の麻辣湯の名店と同じようなシステムを踏襲しているようです。
提供する商品は、痺れのある花椒系スパイスと、ビリリと辛い唐辛子スパイスを主体として味付けしたスープ料理。ラーメンを提供する店では無いが、スープに入れる具材として麺もあるので今回の訪店を決断。当方、麻辣湯専門店の仕組み・システムは全く分かりませんが、刺激を求めて楽しんできました。
ちなみに麻辣担ではなく麻辣湯が正解らしい。

刺激的にヘルシーな鍋料理と考えてもいいかもな!
店名:麻辣湯RaLa
最寄駅:南甲府駅より徒歩23分
電話番号:080-5510-5010
営業時間:【平日】17:00~21:00(4/30までは平日夜のみ) 【土・日・祝】10:00~14:00 17:00~21:00
定休日:火曜
SNS:Instagram
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。

お店の場所は甲府市下小河原町。
国道20号バイパス沿いで、下小河原の立体と側道の分岐となる地帯。かつて2016年から【らーめん工房 寛菜】が営業していたが、あっと言う間に閉店。それから目立つような飲食店は営業してなかったのではないかな?個人的には成功事例を見たことがない良さそうでかなり難しい立地。
これまでの流れを打ち崩ししてほしいですね。

店の入り口に大きな看板が立っていて、車が走行するバイパスからその看板がよく見えます。
看板は大変シンプル。麻辣湯のイラストは一目でわかるAIイラスト。現代のAI生成技術で料理イラストを描くと、出来栄えがとてもチープで美味しそうに見えない事が多いので少しもったいないなぁ…と。
駐車場スペースは店前に10台以上は停めれます。

店内に入り着席したらメニューのオーダーとなりますが、少々このシステムが複雑。
ここではそのシステムを簡単に解説します。
流れとしては、①これから頼むスープに入れる具材を選択→②具材を計量→③頼むスープの種類を選択→④追加したい肉を選択。となります。
スープ選択の注意点は、「麻辣ベース」は辛さの指定が出来ません。辛さに自信のない人は「薬膳ベース」でオーダーし、自身で調味料スペースにある辛味調味料を駆使して辛くすると良いでしょう。

それほど辛さは強くないようやで。

上の写真の店内入口付近にあるショーケースの方まで行ったら、大きなボウルを手に取りこれから頼むスープの中に入れる具材を選択してボウルに入れます。具材は麺類・野菜・練り物系など多岐に渡り、得体の知れない中国系具材もあります。個人的オススメは青菜系・パクチー・エビあたり。

基本的にスープ自体に値段は決められてなくて、具材1グラムあたり5円で価格が決定する。変な話、具材100gなら500円で食事ができるのだが、具材が少ないとその分スープ分量も減るようだ。
ヘルシーに楽しみたい方は野菜を主軸に揃え、ガッツリ食べたい方は麺類も混ぜ込むと良いでしょう。あと、油断してホイホイ具材を入れているとあっという間に400g(2000円)位になるので、適度な価格に抑えたいのなら、計量しながら自身の物欲にも勝たねばならない。
得体の知れぬ練り物系は重みあるので、リーズナブルに済ませたいのであれば野菜系中心がマスト!

各座席からはスマホからのオーダーも可能。スマホから見ると、セット系のメニューが並んでいたので、カスタマイズできるスープ系以外(セットやドリンク・中華まん等)を頼みたい場合はスマホオーダーを利用すると良いでしょう。

上記でも解説したセットメニューと中華まん。


店内はリフォームかけられ、カウンター席・テーブル席とあり、奥の空間にはさらに広いテーブルもある模様。カウンターの座席間隔も広め。清潔感あって主に女性層の支持がありそう。

さらに店内には自身で味付けを変えることができる調味料スペースがある。後から自分好みの辛さにしたい人は、ここで自家製ラー油を足したり、痺れのある山椒油を利用すると良いです。

胡麻だれは、スープが滑らかでマイルドに。ニンニクはスープにガツンとパンチが生まれます。

なんと普通に砂糖も置いてある。案外この甘みがスープの旨味を引き立てる役に立つようです。中華黒酢は酸味強め。

飲み物もレモン水・ホットプーアル茶・中華紅茶など揃っている。
店内は女性店員さん達中心に頑張っているが、混雑時は入店してから食事にありつくまで少々時間がかかりそう。具材を選んだりするワクワクがきっとその時間を紛らわしてくれるでしょう。

ボウルに入った具材を計量して厨房に渡したら、そこから調理してくれて完成したら番号の書かれたブザーが鳴るのでカウンター方面へ商品を貰いに行く形となります。この辺はフードコートのような形ですね。

着丼しました。
初回は様子を見つつ、辛さゼロの「薬膳ベース」を選択。具材は思いつきでポンポン入れたら400gほど入り、そこに豚肉も追加。なかなかいい値段になります。
ミニ中華まんはオープン記念サービスです。

淡い緑色のどんぶりは、お店のロゴが描かれとてもオシャレで可愛い!!色合いも綺麗だしロゴもセンスある!近年見たどんぶりで一番カッコいいかもしれない!こんなセンスがあるんだから、外看板ももっとカッコ良くしてほしいな。

そこはもう触れんでええやろ。

薬膳スープには自身が好みで選んだ具材が投入されている。エビや麺は適正に茹でられ、スープに投入されている。

待望の薬膳スープは、辛味ゼロのため大変飲みやすい。薬膳というだけありかなりクセがあるのかと思いきや、鶏ガラ系主体スープで老若男女に好まれるカラダ喜ぶスープで美味しい。ただ飲んだ瞬間に感じたこと…「うーんめっちゃ辛くしたい…」という訳で、速攻調味料スペースに行き辛さアップを敢行!

真っ先に入れたのは辛さアップの自家製ラー油と、痺れマシの山椒油。コレがどちらもめちゃくちゃ薬膳スープと相性良く、一気に中国系の癖ある旨さに昇華します。
他にも胡麻だれ、ニンニク、砂糖、中華黒酢などあるが、圧倒的にラー油と山椒油が相性が良い。パクチーも合わせて食べると、まるで中国やマレーシアなどのローカル屋台で麻辣スープを飲んでるようで、異国情緒感じる美味しさでめちゃ美味い!


麺系は牛筋麺、じゃがいも麺、トウモロコシ麺、春雨を少量ずつ投入。傾向としてゴムのような強い弾力が多いのが特徴で、自然と咀嚼回数も増えるので満腹中枢が刺激され満足度も高まります。
スープに合う麺としては春雨かトウモロコシ麺かな?という印象。あくまでもラーメン料理ではないのでコレらの相性には多くは求めません。でもスープが美味いから、入る具材もガツガツ頬張ってしまう。

エビは茹でられたものが殻付きで入っているので、自分で剥きながら食べるがしっかり美味しい。


魚卵入り蝦団子・肉入り魚団子・紅団子とカラフルな得体の知れない練り物を数種入れてみました。味は想像通りの練り物という感じ。個人的には練り物の代わりに、質量軽くて栄養価の高そうな野菜を沢山入れておけば良かったかなと思いました。


オープン記念のミニ中華まん。時間が経つと冷めてしまうので、提供されたらすぐ食べる事をオススメします。
美味しく頂きました。薬膳スープ、麻辣スープとしては結構レベルが高く美味しいと思いました。クセになる要素もありながらヘルシーなので、幾らでも食べれそうです。自分としては、元々アジアのクセある屋台料理が凄い好きなので、ヒットしたのかもしれません。もう少し単価安く頂ければ毎日でも飲みたい美味しさでした。ごちそうさまでした。