今回は、東京都武蔵野市境にある【珍々亭(ちんちんてい)】さんへ。
創業は1957年。半世紀以上にわたり愛され続ける老舗であり、現在では全国区の人気を誇る「油そば」の発祥店としても知られる名店です。油そばの起源については諸説ありますが、武蔵境の珍々亭と国立の三幸をルーツとする説が最も有力とされています。
今ではコンビニやカップ麺でも見かけるほど身近な存在となった油そば。その原点とも言える一杯を味わうため、武蔵境へと足を運んできました。
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珍々亭の営業案内
| 店名 | 珍々亭(珍珍亭) |
| 住所 | 東京都武蔵野市境5-17-21 |
| 最寄駅 | 武蔵境駅・東小金井駅より徒歩15分 |
| 電話番号 | 0422-51-2041 |
| 営業時間 | 11:00〜16:00 |
| 定休日 | 日曜・祝日 |
| 駐車場 | なし |
| 座席数 | カウンター6席・テーブル4席×4 |
| SNS | X |
| オープン日 | 1957年 |
珍々亭の場所・アクセス・外観


お店があるのは東京都武蔵野市境。
最寄り駅はJR武蔵境駅と東小金井駅の中間地点に位置しており、どちらからも徒歩約15分ほどです。
駅から少し距離はありますが、油そばファンなら一度は訪れたい聖地とも言える存在です。
外観


珍々亭の外観は非常に個性的。
オレンジと白の縦縞模様が特徴的で、昔ながらの食堂や町中華を思わせる独特の雰囲気があります。
暖簾には
- 珍々亭
- 味の店
- 中華
の文字が記載されており、長年使い込まれた風格も感じられます。個人的には「味の店」と書いてあるお店にハズレは少ない印象です。
営業時間は昼から夕方16時までと夜営業は無いので注意が必要。
駐車場はない
専用駐車場はありません。
店舗にも案内がありますが、近隣のコインパーキング利用が必須となります。
車で訪問予定の方は事前に確認しておくと安心です。
メニュー構成と注文方法
店内へ入ると、店員さんが元気よく迎えてくれます。
好きな席へ座りメニューを確認。注文は口頭オーダー、会計は後払いとなります。
主なメニュー


- 油そば
- チャーシュー油そば
- ラーメン
- チャーシューメン
- ワンタンメン
- チャーシューワンタンメン
- チャーハン
油そば専門店というイメージを持つ方も多いですが、ラーメンやチャーハンなども提供されています。
油そばの麺量
- 並盛:225g(約1.5玉)
- 大盛:300g(約2玉)
- 特大:375g(約2.5玉)
通常麺量は225gほどとボリュームがあります。
見ていると、人気の追加オーダーは、生玉子・スープのようです。特にスープは多くのお客さんが注文していました。
店内の雰囲気
店内は昭和の空気感を残しつつも清潔感があります。
昔ながらの老舗ながら、堅苦しさや威圧感は一切ありません。
座席数


- カウンター6席
- 4人掛けテーブル×4卓
長い年月営業しているにも関わらず、店内は清潔に保たれ、比較的キャパシティもあって家族連れやグループ利用にも対応できます。
接客
店員さん方の接客は非常に丁寧。
老舗にありがちな頑固な雰囲気はなく、終始気持ちよく食事ができます。
水も店員さんが注いでくれ、なくなると追加で気にかけてくれるなどホスピタリティも高い印象でした。
卓上調味料


卓上には
- ラー油
- お酢
- 胡椒
- タレ
- 唐辛子
が用意されています。油そばの味変を楽しむための定番アイテムが揃っています。
元祖油そばを実食レビュー


着丼です。
今回オーダーしたのは油そば(大)+生玉子です。
これこそが油そば発祥の一杯。
トッピングは、チャーシュー・メンマ・ネギ・なるとと非常にシンプル。
奇をてらわない昔ながらのスタイルです。
麺とタレを混ぜ合わせて啜る


油そばなので一般的なスープはありません。丼の底に醤油ベースの特製ダレとラードが仕込まれています。まずは麺とタレをしっかり混ぜ合わせていただきます。
一口すすれば、醤油ダレのキレとラードのコクが絶妙。現在のジャンクな油そばとは異なり、意外にもすっきりした味わいです。しかし所々でラードの旨みが顔を出し、クセになる美味しさを演出しています。
タレを持ち上げる麺は、しっかりとした存在感のある中太麺。平ざるで丁寧に湯切りされ、熱々の状態で提供されます。タレとの絡みも非常によく、麺そのものの旨さも感じられます。麺量300gというボリュームながら、気づけば箸が止まらなくなる美味しさ。
油そばというジャンルの原点を感じる麺でした。
生玉子トッピングがおすすめ


途中で生卵玉子絡めると印象が激変。
クリーミーさとまろやかさが加わり、旨みがさらに増幅されます。
個人的には別皿で提供してもらい、すき焼き風につけながら食べるスタイルも非常に魅力的だと感じました。
トッピング


チャーシューは昔ながらの煮豚タイプ。
やや硬めながら、噛むほどに味が滲み出る美味しいチャーシューです。流行のレアチャーシューとは真逆の方向性ですが、この油そばにはむしろこのタイプがよく合います。


メンマやなるとも含めて、どこか懐かしさを感じる構成でした。
味変も楽しい
途中から
- ラー油
- お酢
- 胡椒
を投入。
特にラー油は想像以上に辛さがあり、しっかりインパクトがあります。自分好みの味に調整しながら食べ進められるのも珍々亭の魅力です。
まとめ
良かった点
- 油そば発祥店の歴史を体験できる
- シンプルながら完成度の高い味
- 生卵との相性が抜群
- 店員さんの接客が良い
- 老舗ながら居心地が良い
注意点
- 駐車場なし
- 夜営業なし
- 駅から徒歩15分ほど歩く
こんな人におすすめ
- 油そばが好きな方
- ラーメンの歴史に興味がある方
- 武蔵野エリアの名店巡りをしたい方
- 元祖の味を体験したい方
総評
現在では全国へ広がった油そば文化。その原点とも言える珍々亭の一杯は、決して派手ではありません。
しかしシンプルだからこそ伝わる完成度の高さがありました。
歴史的価値だけでなく、純粋に一杯の麺料理としても美味しい。武蔵野エリアが生んだ日本の麺文化に敬意を感じながら、美味しくいただくことができました。
油そば好きなら一度は訪れる価値のある名店です。ごちそうさまでした。
