今回は、山梨市牧丘町に2026年8月1日オープンした【麺や 西】さんへ。
こちらは、地域密着型の焼き鳥店として営業する【炭火焼鳥 西】が、昼のランチタイムを利用して始めたラーメン店。昼はラーメン店・夜は焼鳥屋の二毛作営業ですね。

鶏を扱う焼き鳥店として培ってきた知識や技術を生かし、看板商品には鶏白湯ラーメンを採用。通常の鶏白湯に加え、マー油を使った「黒」やラー油を合わせた「赤」、鶏白湯つけ麺なども用意されています。(限定20食)
仕込みの関係から提供杯数には限りがある可能性があり、特にオープン直後は早めの訪問がおすすめです。今回は、香ばしいマー油を合わせた「鶏白湯 黒」をいただいてきました。
麺や 西の営業案内
| 店名 | 麺や 西 |
| 住所 | 山梨県山梨市牧丘町室伏53-1 |
| 最寄駅 | なし |
| 電話番号 | 090-9016-1633 |
| 営業時間 | 11:00〜14:00 LO13:30 |
| 定休日 | 月曜・火曜 |
| 駐車場 | あり |
| 座席数 | カウンター9席 座敷テーブル16席など |
| SNS | X |
| オープン日 | 2026年8月1日 |
麺や西の場所・外観・駐車場

お店があるのは山梨県山梨市牧丘町室伏。
道の駅まきおかからも近く、室伏トンネル東交差点付近の通り沿いに店舗を構えています。周辺には住宅や地域の事業所などが並び、観光地や繁華街というよりも、地元の方が日常的に利用する落ち着いたエリアです。

民家を改装したような炭火焼鳥 西の店舗
建物は民家を改装したような外観で、年季を感じる佇まい。ただし、炭火焼鳥 西としての営業はオープンから4年ほどとのことで、飲食店としては比較的新しい店舗です。
石材店と同じ敷地内にあり、初めて訪れる際は敷地の入口を確認しながら向かうと良いでしょう。
焼き鳥店の昼営業としてラーメンを提供しているため、一般的なラーメン専門店とは異なる趣があります。
広い砂利駐車場を完備

敷地内には広々とした砂利駐車場があります。
白線や区画を示すラインはありませんが、比較的自由に駐車できるスペースが確保されています。車での移動が中心となる山梨市牧丘町では、余裕のある駐車場は利用しやすいポイントです。
口頭注文・メニュー構成・おすすめメニュー

店内は夜に焼き鳥店として営業しているため、ラーメン専門店のような券売機はありません。
席に着いたらメニュー表を確認し、店員さんへ口頭で注文。会計は食後に行います。卓上にはモバイルオーダー用のQRコードも置かれていましたが、訪問時は稼働していませんでした。
今後、モバイルオーダーが採用される可能性もあるかも。
看板商品は焼き鳥店が作る鶏白湯ラーメン

麺や西の中心となるのは鶏白湯ラーメン。
主なメニューは、
- 鶏白湯
- 鶏白湯 黒
- 鶏白湯 赤
- 鶏白湯つけ麺
となっています。
「黒」はマー油を合わせた香ばしい鶏白湯、「赤」はラー油を使用した辛味のある一杯です。
初めて訪れる方は、鶏白湯本来の味を楽しめる通常メニューがおすすめですが、ニンニクや香ばしさが好きな方には今回いただいた「黒」も良い選択肢となります。店員さんにオススメ聞いたら『黒』を教えてくれました。
ご飯セットやチャーハンセットも用意
ラーメンだけでは物足りない方に向けて、ご飯物も用意されています。
ご飯セットやチャーハンセットなどがあり、麺と組み合わせればしっかりお腹を満たせる構成です。
焼き鳥店ならではの鶏肉を使ったサイドメニューや、今後のメニュー展開にも期待したくなります。
焼き鳥店らしい店内と明るい接客

店内は焼き鳥店や居酒屋らしい空間が広がっています。
座席構成は、
- 変則的なカウンター席・計9席
- 座敷テーブル席・計16席
- 個室あり
となっています。個室もあるようですが、ランチ営業では基本的にカウンター席や座敷席を中心に使用すると思われます。一人での利用だけでなく、家族やグループでも入りやすい店舗です。
厨房とホールによる複数名体制
厨房では男性スタッフの方々が調理を担当し、ホールは女性スタッフさんが中心となって接客されていました。
特にホールを担当していた女性スタッフさんは明るく活発。自然な笑顔と元気な声掛けが印象的で、こちらまで元気をもらえるような接客でした。地域密着型の焼き鳥店として人気を集めている理由も、こうした温かな雰囲気から伝わってきます。
卓上調味料はホワイトペッパーなどを用意

卓上にはホワイトペッパーをはじめ、一般的な調味料が用意されています。
鶏白湯スープへ胡椒を加えることで、後半に香りや刺激を足しながら味変を楽しめます。
マー油香る鶏白湯 黒を実食レビュー

今回オーダーしたのは「鶏白湯 黒」。
トッピングは、
- 豚バラチャーシュー
- 鶏チャーシュー
- ワンタン2種
- 万能ネギ
- うずら
- キクラゲ
- 水菜
という構成です。盛り付けは、近年のラーメン専門店で見かけるような、麺線や具材の配置を緻密に整えたスタイルではありません。焼き鳥店が提供する一杯らしい素朴さもありますが、肉やワンタンなどの具材は充実しており、食べ応えを感じるビジュアルでした。
クリーミーな鶏白湯にマー油の香ばしさが広がる

スープは白く乳化した鶏白湯。口に含むとクリーミーな舌触りと、鶏の旨味がしっかり広がります。
塩味は濃すぎず薄すぎず、鶏白湯のコクを引き立てる絶妙なバランス。そこへマー油の香ばしいニンニク風味が重なり、穏やかな鶏白湯へ力強いアクセントを加えています。
一般的にマー油と聞くと、スープ表面へ真っ黒な油が浮かぶビジュアルを想像しますが、麺や西の黒はマー油がスープへ溶け込んだような仕上がりです。見た目だけではマー油の存在が分かりにくいものの、口に含むと香ばしいニンニクの風味が明確に伝わります。
クリーミーな鶏白湯と香ばしいマー油の組み合わせは相性が良く、しっかり旨味を感じながらも飲み疲れしにくい美味しいスープでした。
丸みのあるストレート麺はスープとの一体感に伸びしろ

麺は丸みを帯びたストレートタイプ。
一般的な中細麺より少し太さがあり、表面はつるつると滑らかな質感です。麺自体には適度な食べ応えがあり、喉越しも悪くありません。
一方で、クリーミーで香ばしい鶏白湯スープとの一体感については、やや弱く感じました。麺の表面が滑らかなためか、濃厚なスープを十分にまとわず、スープと麺がそれぞれ独立しているような印象。
スープ自体の完成度がなかなか良いだけに、もう少しスープを持ち上げる麺や、異なる太さ・形状の麺を合わせる選択肢もありそうに感じました。今後のブラッシュアップによって、さらに一体感の高い一杯へ進化する可能性を感じます。
焼き鳥店ならではの鶏チャーシューが圧倒的に美味しい

トッピングは、焼き鳥店が手掛けるラーメンならではの魅力が詰まっています。
豚バラチャーシューはひと口サイズで、柔らかくジューシー。口に含むと脂の甘みと肉の旨味が広がり、こちらも非常に美味しい仕上がりです。

ワンタンは2種類入っており、中でも大葉の香りを効かせたワンタンが好印象。鶏白湯の濃厚さに、大葉の爽やかな香りが加わり、良いアクセントになっていました。

味玉の代わりには、鶏料理店らしくうずらを使用。
個人的には、鶏を扱うプロが作る通常サイズの味玉も見てみたいところです。

そして最も強く印象に残ったのが鶏チャーシュー。
一般的なラーメン店では、鶏チャーシューが豚チャーシューを超えるほど印象に残ることは多くありません。
しかし、こちらの鶏チャーシューは驚くほど柔らかく、まるでふわふわとした食感。歯を入れると抵抗をほとんど感じず、口の中で優しくほどけていきます。焼き鳥店として日々鶏肉を扱っているからこそ生まれる火入れと食感なのか、一般的なラーメン店ではなかなか再現できない完成度です。
1枚だけでは物足りず、2枚、3枚と追加したくなるほどの美味しさ。鶏白湯スープ以上に、この鶏チャーシューを目当てに再訪したくなる魅力がありました。
白胡椒を加えて鶏白湯を引き締める
途中から卓上のホワイトペッパーを加えて味変。
クリーミーな鶏白湯に胡椒の香りと刺激が加わり、味全体が引き締まります。
マー油のニンニク風味とも相性が良く、後半まで飽きることなく食べ進められました。
まとめ
良かった点
- 焼き鳥店の技術を生かした鶏白湯ラーメン
- クリーミーなスープとマー油の香ばしさが好相性
- 塩味のバランスが良く飲みやすい
- 鶏チャーシューが驚くほど柔らかく完成度が高い
- 豚バラチャーシューや大葉ワンタンも美味しい
- 広い駐車場と座敷席があり家族でも利用しやすい
- 明るく元気な接客が好印象
注意点
- 仕込み量によっては早い時間に売り切れる可能性がある
- ランチ営業のみのため訪問時間に注意
- 麺とスープの一体感は今後の進化に期待したい
- 石材店と同じ敷地にあるため、初訪問では入口を確認したい
- 盛り付けは現代的なラーメン専門店とは異なる素朴なスタイル
こんな人におすすめ
- 鶏白湯ラーメンが好きな方
- マー油の香ばしいニンニク風味が好きな方
- 柔らかく美味しい鶏チャーシューを食べたい方
- 山梨市や牧丘町で新しいランチ店を探している方
- 家族で利用しやすいラーメン店を探している方
- 焼き鳥店が作るラーメンに興味がある方
総評
麺や西の「鶏白湯 黒」は、ラーメン専門店とは少し異なる、焼き鳥店ならではの魅力を感じられる一杯でした。
クリーミーな鶏白湯にマー油の香ばしさを加えたスープは、塩味のバランスも良く、想像以上に完成度の高い仕上がりです。麺とスープの一体感には今後の伸びしろも感じましたが、それを補って余りあるほどトッピングの完成度が印象的。
特に鶏チャーシューの柔らかさと、ふわふわした独特の食感は、鶏を扱うプロだからこそ生み出せる美味しさだと思います。
鶏白湯を軸にしながら、今後どのようにラーメン専門店として進化していくのか、期待したくなるスタートでした。山梨市牧丘町で新たなランチスポットを探している方にも、一度訪れていただきたいお店です。
ごちそうさまでした。
