今回は2020年11月14日に甲府市に新規オープンとなった「麺や コリキ」さん。
店主さんは女性で、千葉県に拠点を置く「食の道場」出身。塾長にはラーメン評論家もしている「石神秀幸」氏がいます。
よって一定のラーメンに対するノウハウ・経験も学ばれているでしょう。
昨年オープンした甲府市の「一福 澪」に続き女性店主の店が増えてきました。
ラーメンのスタイルは看板のイラストの通り、鶏を主体にした一杯が食せます。
勝手に期待値は上がりるばかり!
コリキは店主さんの昔の愛称から来ているんやで!
店名:麺や コリキ
最寄駅:南甲府駅から徒歩16分
電話番号:080-5024-4507
営業時間:11:00~14:00 17:00〜20:45LO
定休日:月曜
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
場所は甲府市朝気。
青沼通りと熊野通りの交差点付近にお店はあります。
炭火焼肉みゅうみゅうが分かれば、そこを目標に来られると良いでしょう。
駐車場はパン屋さん「どんだけ自己中」と「炭火焼肉みゅうみゅう」のお店の間の道を入り奥に進むと共用の駐車場があります。店前は青沼通り沿いなので、交通量は多く目立ちます。
オープン時の祝いの花は食の道場からも来ています。
山梨県にはこのような道場系・ラーメン学校を卒業している「名店」が実は幾つかあるんですよね〜。
意外にもあの名店店主も某学校卒業だったり…
メニューの主軸は鶏白湯ラーメン。鶏白湯は3種類の香味油から選択した一杯を頂けます。上のメニューは2024年1月現在。
- 鶏白湯【白】…鶏油
- 鶏白湯【赤】…辣油
- 鶏白湯【黒】…マー湯
- 醤油ラーメン
- 背脂ちゃっちゃ
- スーラー麺
- つけ麺
以上がラインナップですが、これら定番のラインナップ以外に『限定ラーメン』の存在もあります。
2024年1月現在の限定ラーメンは上記のように『濃みそラーメン』『シビッカラみそラーメン』となります。
表記上、上記メニューは限定だが店主さん曰く限定を取りやめて、今後も主軸メニューとして展開していく模様です。
グランドオープン時よりメニュー構成を増やしたり、限定をするのはリピーターを増やす観点で重要ですね!
卓上調味料はホワイトペッパーや2種の花椒(ホアジャオ)がセッティング。
店内はカウンター4席・テーブル席2組(4名)のレイアウト。
PayPayも使える!店員さん達は女性メインで、清潔感と明るさが際立っている。
上の写真はサイドメニューのネギチャ丼の小。
ご飯物が食べたい時に推奨できる一杯です。参考にしてください。
着丼です。
トッピングに鶏チャーシュー・ネギ・人参・青梗菜・紫玉葱・檸檬。
鶏白湯の白は香味油に「鶏油」を選択した一杯。
鶏油の存在がある故に、濃厚だけど後味サッパリな鶏の旨味が口一杯に広がり美味しい!
まるでポタージュスープの如く、とろみあり甘く良い風味を感じ取ることができます。
麺は福島県に工場を持つ「羽田製麺」。
中細で全粒粉入りの麺は濃厚な白湯スープによく絡んで口当たり軽く美味しい。
鶏チャーはしっとりとした口当たりの胸肉。
このスタイルの鶏チャーシューは淡白なものが多いが、ジューシー感もありかなり美味い!
スープに馴染ませると尚美味しい!
スポンサーリンク
こちらは辣油が味の決め手の一杯です。
鶏白湯は香味油が変わってもトッピングは変わりません。
メニューにはシビ辛と書いてありますが、ほのかに辛いレベルで辛さ耐性が弱い人でも楽しめる一杯だと思います。
基本的な味の構成は「白」と変わらない印象。
着丼です。
まずは基本となる醤油も頂きます。
トッピングにチャーシュー・穂先メンマ・人参・ネギ・青菜・海苔。
スープはクリアで輝きのある醤油色をした淡麗鶏清湯。
味わいもかなりスッキリしており、余計なものを入れずにシンプルな現代派の一杯を目指した印象。
山梨県ではありそうで実はあまり多くないネオクラシカル的な一杯で、近いところだと「中華蕎麦 さい藤」さんの一杯が印象にあります。
チャーシューはバラロール。
適度な厚みがあり味もしっかり美味しかった。
しょう油の麺もスープと一体感ある麺で美味しく、〆の一杯にもオススメできる無駄のない一杯でした。
スポンサーリンク
つけ麺は麺量【200gか300g】【豚チャーか鶏チャー】【醤油か塩】を選択できました。
麺は太麺でやや歯応えのある仕様。
つけ汁は濃厚な鶏魚介。節の風味が先行し鶏の旨味が後押しする構成でかなり濃厚で塩みのキレが強い。
つけ麺だからこそできる強烈なインパクトだが、終盤は少々喉が渇き口がペタつく。
とはいえかなり大胆で攻めた一杯で、個人的にはラーメンより確実にお気に入りな一杯!
チャーシューも強い個性はない物の、柔らかでありつけ汁に浸して旨みを吸わせた方が更に美味くなる!
かなり濃厚な鶏魚介つけ麺だったけど、また食べたくなるインパクトだった。
コチラは2022年4月末の期間限定商品「しじみラーメン」
あさり・しじみ・しめじ花型の麩らが投入されています。
スープは従来の塩ベーススープと黄金の香味油のコントラストが特徴的。
視覚から華やかな印象を持ったスープは、非常に優しい塩みに「しじみ」「あさり」の柔らかながらもエッジ効いた旨味が抽出され滋味深く美味しい!
特に女性層のウケが良さそうで、特にあさりが発する磯の香りが海の爽やかな風味を増幅させていて美味!
細麺の麺との一体感もあり美味しかった。
スポンサーリンク
コチラも新商品の一つ「背脂ちゃっちゃ」。
上述した「しじみラーメン」とは完全に相反する一杯です。
汁全面にコテコテな背脂がまとい、従来の醤油ラーメンより結構濃いめに仕立て上げられた一杯です。
背脂の【あまみ】【うまみ】が完全主人公な一杯です。完全あっさり派の人にはあまりオススメしません!
コチラは冬場限定で販売開始していた『濃みそラーメン』のバター乗せ。
トッピングには炙りチャーシュー・キャベツ・ネギ・アーリーレッド・追加したバター。
真っ赤な丼に鮮やかなキャベツの色合いが美しい一杯。
スープは沸々と泡立ちのある鶏白湯味噌スープ。文字通り濃度も強く口当たりもまろやか。味噌の旨味と甘み、そして味わいの終盤には独特の旨みフックが味わいの爪痕を残してきます。まるでベジポタ要素も含んでいるかのよう。
個人的には美味い味噌スープの王道は【豚骨】だと思い込んでいたがコレには脱帽!!鶏白湯でもコレほどまでに濃厚な旨味とまろやかさが華麗に演出できるスープはそうそうないと感じる。コリキ史上最高のスープで超美味い!!
スープに驚いていたが、麺も中太でスープとの相性も良くスープと麺が独立し合うこともなく美味しかった。
炙りチャーシューもスタンダードに美味しく、冬場だけに囚われず四季を通して絶対的に美味しく多くの人に推奨したい一杯でした!ごちそうさまでした。