今回は、中巨摩郡昭和町の「自家製中華そば 麺の虜」さん。
2017年1月15日に昭和町西条に新規オープン。
2020年9月25日には昭和町押越に移転グランドオープン。
そして2022年6月18日にはメニュー・クオリティの一新を図りリニューアルオープンとなりました。
▼これまでの歴史を簡単に解説します▼
・新規開店時は昼営業が、「麺の虜」・夜の営業が「牛の虜」とコンセプトを変えた二毛作営業を展開。
・大つけ麺博では全国3位を受賞したわけですが、この時は「牛の虜」としての商品で勝負しました。
・「牛の虜」の後2019年1月15日から「濃厚の虜」と夜営業の屋号を変更。
・2020年9月25日に昭和町押越にでっかく移転オープン。(旧店舗は閉店)
ラーメン研究にただならぬ情熱を燃やす店主さんで、店に訪れるたびに新商品や新コンセプトなど掲げて止まることなく進化をし続けて来たお店です。
※2018年11月には、大つけ麺博 ラーメン日本一決定戦において3位を受賞しました。
- 1位 中華蕎麦とみ田(千葉)
- 2位 頑者(埼玉)
- 3位 麺の虜 牛の虜(山梨)
と言うように超名店が1位・2位と並ぶ中で3位入賞は素晴らしい!
山梨の誇りやなぁ!すごいで!
これを契機に益々混雑するようになった「麺の虜」さん。以下動画では大つけ麺白の受賞時の模様が見れます。
店名:自家製中華そば 麺の虜
最寄駅:常永駅から徒歩20分
電話番号:不明
営業時間:[月~金]11:00~14:00 18:00~20:30LO [土・日・祝]11:00~14:30LO 17:00~20:30LO
定休日:不定休
SNS:Twitter
SNS:Instagram
※当情報は100%確実な物ではない場合もありますことをご理解下さい。
立地は中巨摩郡昭和町。
場所は昭和通り沿い、かつてラーメン屋「炭や」があった跡地。
前の店舗の面影はなく、バッチリ改装をして美しく店舗も作り直しました。
リニューアルオープン後は、大看板が白ベースから茶ベースに色味が変更されました。
駐車スペースは店前にあるが、混雑時は少し甲府側へ上ると第2駐車場があります。(砂利)
交通量の多い通り沿いに面しているので、車の入出庫には十分注意しましょう。
店前の駐車場はおよそ20台駐車可能です。
店内へは引き戸を2回開けると入れます。
風除室には空気幕機の設置もしてあり、このご時世の空気循環に配慮した設備となっている。
この風除室内は店内満席時のお客様の待機場所にもなっています。
なお、店舗外で待つ際にはウェイティングシートに名前を書くことを忘れずに!
衝撃が走った2018年の大つけ麺博の栄光も飾られています。
入店まで待っている間にでも見学しましょう。
なお、店内満席時には風除室内に追いてある椅子に腰掛け、店員さんのアナウンスがあり次第入店していく流れ。
座り方順序については、入り口に向かって左回りに並んで座っていく仕組み。
それ程忙しくなければ、店員さんが教えてくれたりもします。
入店して直ぐに以前は券売機がありました。
2022年5月現在は券売機が撤去され精算機が設置されています。
券売機は廃止され、各座席のタブレットでオーダーをする某焼肉店のような便利システムになっています。
これにより、以前まであった混雑時の券売機での渋滞が完全に無くなりました。
注文の方法は、座席のタブレットでオーダーする流れ。
直感的に操作ができますが、慣れていないとメニュー検索に時間がかかる可能性が非常に高い。
ご覧のように2022年6月のリニューアル時のベーシックメニューはご覧の通り。
リニューアルを境に全商品のブラッシュアップ&支那そば・焼餃子・富士山ライスらがメニュー入り。(順次販売開始されていきます)
富士山ライスは写真見た感じ、「立川マシマシ」の「マシライス」オマージュのような雰囲気!禁断の中毒性あるご飯物であることを願う。
麺の虜さんは、旧店舗時代から新商品開発にも積極的に取り組み、行く度に新鮮な新商品が並んでいたりします。また昼・夜でメニューの構成を変えたりもします。(上の写真は夜ベース)
やはり一番人気は、山梨で恐らくで最速で始めたと思われる「昆布水つけ麺」。富二郎らーめんも人気です。
大盛りもタブレットからやで!
一応グランドオープン時の紙媒体でのメニュー表。
グランドオープンからの新メニューとして鳥の唐揚げも商品化されてましたが、素材の価格高騰などの諸事情によりメニュー継続断念された模様。
卓上はシンプルに胡椒と唐辛子。
店内のレイアウトはカウンター7席ほど、奥に複数のテーブル席・フローリングの小上がり席もあり、トータルの収容客数は30名は入れそうです。
店の雰囲気はメニューから見ても分かるように、お子様連れでも安心して入れる座席レイアウトとなっています。
前の店舗の頃と比較して3倍やな!
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麺の虜の人気サイドメニューとして「鳥のから揚げ」があったが、現在は材料の価格高騰により販売を終了しました。
2022年6月のリニューアル、新生麺の虜では「富二山ライス」「焼き餃子」が注目!
富士山ライス普通サイズとミニサイズがある。
故にラーメン・つけ麺と一緒に注文するのもアリ!
紅生姜・卵の黄身・濃いめの味付き挽肉・背脂・ニンニクをご飯と合わせると禁断のウマサ!
正直カラダには良くない味だが、まぁクセになるクセになる!
大量に食うとアホになりそうな美味さやで!
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新生麺の虜の超人気メニュー「昆布水つけ麺」です。
麺の虜を山梨県で一気にメジャーに押し上げたメニューと言っても過言ではありません。
麺側には切り昆布。オープン当初入っていたバラ海苔は無くなりました。
既に麺側の昆布水には味がついています。
以前は店員さんからは「麺をじゃぶじゃぶ混ぜて下さい」と恒例のアナウンスがあったが、2022年6月のリニューアルを境にアナウンスがなくなっていた。
昆布水の成分の見直しを図ったはずで、泡立ち感は抑えられ塩ダレの濃度も抑えた印象。
故に、昆布水の柔らかな旨味が際立つ構成に変化した。
リニューアル後のつけ汁は、若干柚子の酸味が抑えられスープ自体に丸みのある旨味を感じさせる。
醤油の力強さを感じ、出汁とも一体感を持っている。
昆布水麺は味の主張が柔らかくなったおかげで、つけ汁の美味しさをメインに麺を啜ることになる。
実は、以前からひっそり感じていたのが「麺の硬さ」。現在は麺は柔さを持つ様になり、つけ汁との一体感を持つ様になった。断然今の方がイイ!これがブラッシュアップってやつだよ(喜)
チャーシューも以前より改善し十分美味しくなっているが、まだまだ美味しくなる余地はありそうです。
総合力といった観点では、チャーシューが鍵かもしれません。。。と過去に言っていましたが、2021年4月時点では肉の旨さがアップしたように見え、2022年5月現在はしっとり優しい美味しさになっていました。
肉の火入れ方法が変わったぽいで。
割スープ代わりに、昆布水をつけ汁に混ぜ込んで頂くのもオススメ。
新たに新調した丼の底には店主さんの強い思いが描かれていました。
これからの麺の虜の大躍進を期待しています。
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コチラは2022年6月のリニューアルで食した最初の商品「濃厚魚介中華そば」。
見る限りスープが濃厚で多少の粘度ある一杯。
一口含めば先頭に魚介の味わいが強めに、滑らかで心地よい口当たりでスープの中身は一流店の「魚介豚骨」といった美味しさ。後半は適度な塩が残り風味が広がり、一辺倒な味わいにはならずにとても美味しい。
近しい味わいとしては「縁者の中華そば」東京東十条の「燦燦斗のらーめん」が挙げられる。
麺はストレート麺か手揉み麺を選択でき、今回は手揉み麺を選択。
そのスープの特製上、麺にはえげつなくスープが絡まる。
以前の麺よりウェーブを強めて、若干ごわつきを持たせたような食感の麺で、濃厚な魚介&動物をしっかり持ち上げ相性も良く美味しい!
トッピング類は豚ロースはコリっとした食感のレア仕様で美味しいが、バラはブラッシュアップ感はなかった。
味玉も適度に塩みが効いていて美味しかった!
リニューアルブラッシュアップの濃厚魚介は、特にスープが美味しかった。
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リニューアル&ブラッシュアップ富二郎ラーメン。
二郎系なるこのラーメンも以前から進化をしている模様。
コールはタブレットで指定だが、野菜増し・にんにく・カラメの指定をチョイス。
丼はコンパクトなので、野菜マシだとかなりてんこ盛り感。トッピングがぎゅうぎゅうでボリューミー。
以前からの変化はスープが乳化から非乳化になったことかな。
豚の旨味も感じると共に、カラメにした効果もあってキリッとした塩っぱ美味さ。
以前は結構マイルドだったが、現在はビシッと分かりやすいハッキリとした味わいに変化した。
富二郎の麺は形状は以前とはおそらく変わらず太麺の軸やバキバキ感を感じる歯応え。
気持ちワシっと感を活かしていて食べ応え十分。
麺量もしっかり入っている。
かなり豪快で厚い豚1枚。1枚で十分な食べ応え。
柔らかさと強めの食感が共存するデカい豚。味わいはプレーン寄り。
もっと味は濃くてもいいけど、山梨県内での1枚あたりのボリューム感はトップクラス。
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コチラは2023年に販売の一杯で、近年首都圏を中心に人気を博している「釜玉中華そば」なる一杯。
トッピングは白髪ネギ・卵黄・チャーシュー・メンマに胡椒が振り掛けられています。
ここから麺をまぜまぜして啜っていきます。
麺を卵黄などと満遍なくまぜまぜしたらネギらと組み合わせて麺を啜っていきます。
麺は平打ち状のモッチリした質感。コシなどは抑えられ、純粋に麺の旨さをタレと一緒に存分に感じられる構成。
タレには動物系の旨み・甘みがかなり強く入っていて、二郎系とか家系とかでは無いんだけど、かなりの中毒性ある味で、悶絶級に美味くて昇天しそう!正直近年では「ビーフまぜそば」に次ぐヤバウマなクオリティで記憶に残る一杯です。
途中からは一緒に提供された3種の調味料(釜玉タレ・お酢・魚粉)を加えて味変を楽しむこともできます。
個人的なお気に入りは、釜玉タレで塩っぱ美味くしたり、お酢でサッパリさせる事。
首都圏でブームになっている一杯を上手に取り入れ、しかも自分の店の色を出す点は、流石麺の虜です。
癖になっちゃう旨さで、絶対また食べたいです。
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コチラは旧店舗時代に僅かではあるが販売をした逸品。私『ゆきはん』や常連様の熱い要望に大竹店主が応える形で2023年12月24日25日の2日間限定で販売を実施。
旧店舗時代の青鬼とは見た目の構成は大きく変わらない内容となりました。
スープは透明感ある見た目だが、豚由来か旨みの下地はしっかりと。辛味と酸味の合わせ技の構成で見た目以上に辛く、見た目以上に酸っぱい。初めは辛さが引き立ち、後半は酸味が前線に躍り出る印象。
変わり種な一杯だが、抑えるべきところは抑えてラーメンスープとなっている。美味い!
麺は自家製の手揉み麺で、加水率を高めプリンプリンとした麺となっています。
口の中で麺が膨らんでいく様は手もみ麺ならでは。確か昔も手揉み麺だったような気が…
そして辛味の素ともなる挽肉と青唐辛子のミックス。鋭い辛さと言うよりはジワリジワリと体の芯から火照っていくような辛味で、この風味を形容するならば完全にハラペーニョ。ジャパニーズラーメンにエキゾチックでエスニックな辛味が融合している感じでした。
トータル5回以上は咽せたけど、クセになる美味しさでした。
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ここからは麺の虜で販売終了した一杯を紹介。
ケンチャンラーメン〜冷やし中華までが現店舗の販売終了の一杯。
【山形煮干しケンチャンラーメン】
2023年12月に販売を終了した一杯。山形の名店【ケンチャンラーメン】をオマージュしたラーメンです。
単純な煮干しの旨みとは雰囲気が異なり、さっぱりしているが出汁が厚い。脂の甘味や旨みと合わせると山梨では完全に唯一無二のテイストに昇華。自家製の手揉み麺との相性も最高。
【ビーフまぜそば】
2022年新宿歌舞伎町で実施されたイベント【大つけ麺博2022!世界一美味いラーメン祭】で提供された一杯を2022年11月の4日間限定で限定提供。
特徴的な牛の香りがふんわり。麺は太い平打ちで二郎系スタイルな印象。豚を主体とした二郎系を豪華に牛に全振りした印象の中毒系まぜそばです。記憶に残る美味しさ!
【牛塩昆布水つけ麺】
2023年夏に【#新宿地下ラーメン 】に出店し、実店舗で提供した限定メニュー。
牛の旨みが際立ち、塩みはやや強め。ファーストコンタクトから完全に牛!!牛の旨みがすごいインパクトつけ麺です。
【特製しょうゆ中華そば】
シンプル・スタンダードな醤油中華そば。
着丼時からふわりと香る煮干しが印象的で、醤油と出汁のバランスが優れた味わい。
あっさり派の人には是非推奨したい一杯。
プリプリ感ある加水率高めの中太麺でスープとの一体感もあり。
【味玉濃厚つけ麺】
つけ汁はクリーミー仕立てで見るからにマイルドで濃厚そうなビジュアル。
は中太ストレートでやや加水落とした印象で歯応え強めの全粒粉麺。故に濃厚でやや粘度あるつけ汁への絡みはかなり良い。
味わいは動物と魚介の味わいがバランスよく、濃厚でクリーミーな口当たりで美味しい!
【夏季限定・冷やし中華】
2022年夏季限定商品。
一般的な冷やし中華が好きではない店主さんの好みのもとで作られた独創的な冷やし中華。
定番の冷やし中華のような酸味のあるスープに、和出汁が合わさった爽快感ある味わい。
先行されるのは酸味。特にレモンを搾りかけると、酸味あるスープが若干甘くなる化学反応が起こり面白い。
▼旧店舗時代のメニュー
お読み頂き有難うございました!